神河救済カード私見:黒 その1
2005年5月28日 カード考察Akuta, Born of Ash / 灰生まれの阿苦多 (2)(黒)(黒)
伝説のクリーチャー ― スピリット(Spirit) Saviors of Kamigawa,レア
速攻
あなたのアップキープの開始時に、あなたの手札のカードの枚数がどの対戦相手よりも多い場合、あなたは沼(Swamp)を1つ生け贄に捧げてもよい。そうした場合、あなたの墓地にある灰生まれの阿苦多を場に戻す。
3/2
Illus.Ben Thompson (61/165)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/535061/
・相手より手札の枚数が多いなら、
毎ターン、沼を1枚生け贄にすることで場に戻せるクリーチャーです。
条件さえ満たせばほぼ不死身なため、除去に対して有効なクリーチャーです。
「全体除去で場を掃除→墓地から戻ったこれで単独突撃」
とかいうことが可能なのも長所。
場に戻す条件も、相手を選びますが、それほど難しくないでしょう。
ただ、除去に強い関係上、コントロール相手に有効に見えますが、
相手がコントロールだと条件を満たし辛い難点があります。
クリーチャーデッキ相手には前述のやり方で単機突撃できるため、
メタによっては使われることもあるかもしれません。
Choice of Damnations / 滅びへの選択 (5)(黒)
ソーサリー ― 秘儀(Arcane) Saviors of Kamigawa,レア
対戦相手1人を対象とする。そのプレイヤーは、数を1つ選ぶ。あなたは「そのプレイヤーはその値のライフを失う」ことを選んでもよい。そうしなかった場合、そのプレイヤーはその数のパーマネントを除くすべてのパーマネントを生け贄に捧げる。
Illus.Tim Hildebrandt (62/165)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/535062/
・相手に数を選ばせ、その分だけライフを失わせるか、
その数のパーマネントを残して他を全て生け贄に捧げさせるか、
どちらかを選べる秘儀呪文です。
相手は、あまり大きい数を選ぶとライフを大量に失うはめになりますし、
かといって小さい数を選ぶと、パーマネントを根こそぎ持っていかれてしまいます。
大量のパーマネントをコントロールするデッキ相手には特に有効でしょう。
クリーチャーのような、恒久的なダメージクロックがあると良いかと思います。
ですが、相手がたいした数のパーマネントをコントロールしていないと、
これの効力も非常に下がります。
少ない数のパーマネントでも回るデッキなら、少な目の数を指定すれば良いですので。
状況にもよるのでしょうが、使われるかどうかは微妙なところかと。
Infernal Kirin / 冥府の麒麟 (2)(黒)(黒)
伝説のクリーチャー ― 麒麟(Kirin)・スピリット(Spirit) Saviors of Kamigawa,レア
飛行
あなたがスピリット(Spirit)か秘儀(Arcane)呪文をプレイするたび、プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーは手札を公開し、その呪文の点数で見たマナ・コストを持つカードをすべて捨てる。
3/3
Illus.Carl Critchlow (72/165)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/535072/
・各色に存在する麒麟の内の1枚。
スピリットか秘儀の呪文をプレイすると、
それと同じ点数で見たマナ・コストを持つカードを捨てさせます。
ただ呪文をプレイするだけで、手札破壊ができるのは強力です。
もちろん、1枚も捨てさせられない時もあるでしょうが、
相手の手札をいちいち確認できるのは悪くないかと。
これ自身も4マナ3/3飛行と、黒にしては悪くないスペック。
スピリットデッキに入れれば、攻撃の手を緩めることなく手札を攻められます。
ただ、手札破壊系カード全般に言えるのですが、
相手が手札を保持しないウィニーのようなデッキだと、
これを場に出す頃には相手の手札がないということも考えられます。
まあ、その場合は殴れば良いだけですし、今後、使われることもあるかと思います。
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