ディセンションカード私見:その16
2006年5月1日 カード考察Bronze Bombshell / 青銅の爆弾人形 (4)
アーティファクト・クリーチャー ― 構築物(Construct) Dissension,レア
青銅の爆弾人形のオーナー以外のプレイヤーがそれをコントロールするとき、そのプレイヤーはそれを生け贄に捧げる。そのプレイヤーがそうした場合、青銅の爆弾人形はそのプレイヤーに7点のダメージを与える。
4/1
Illus.Martina Pilcerova (160/180)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/538160/
オーナー以外がコントロールすると生け贄に捧げられ、
そのプレイヤーにダメージを与えるクリーチャーです。
相手にパーマネントのコントロールを与えるカード、
例えば《空を飲み込むもの》と組み合わせることで、
積極的に相手にダメージを与えることが出来ます。
4マナ4/1とパワーは十分なので、
コントロールなどの相手にはアタッカーとしても使えそうです。
ただ、パーマネントのコントロールを与えるカードは限られるため、
これを利用したデッキを組みにくいのが難点です。
仮に組めても、タフネスが1と低いため、
コンボの前に邪魔される可能性が高いのも難点。
そういうわけで、あまり有効なクリーチャーでは無いでしょう。
Evolution Vat / 進化の大桶 (3)
アーティファクト Dissension,レア
(3),(T):クリーチャー1体を対象とし、それをタップするとともにその上に+1/+1カウンターを1個置く。ターン終了時まで、そのクリーチャーは「(2)(緑)(青):このクリーチャーに置かれている+1/+1カウンターの数を2倍にする。」の能力を得る。
Illus.John Avon (161/180)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/538161/
クリーチャー1体をタップするとともに、
その上に+1/+1カウンターを乗せる能力を持つアーティファクトです。
この能力を起動されたクリーチャーは、ターン終了時まで、
その上のカウンターを2倍にする能力を得ます。
クリーチャーを強化したり、
多くの移植クリーチャーが持つ能力の対象に取れるようにしたり出来ます。
効果として対象をタップしますが、戦闘に参加したクリーチャー、
あるいは戦闘に参加させないクリーチャーに使うには影響がないので、
まあ、問題ないでしょう。
また、マナさえ支払えれば、乗ったカウンターの数を2倍に増やすことも出来ます。
マナが7マナ出るなら、フィニッシュに使用することも可能でしょう。
ただ、クリーチャーデッキで3マナを支払い続けるのは少々きついのが難点です。
数回しか支払わないのでは、コストに効果が見合いませんし。
2倍にする能力を起動するのはなおさら無理があります。
そういうわけで、使われることは少ないかと思います。
Muse Vessel / 詩神の器 (4)
アーティファクト Dissension,レア
(3),(T):プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーは、自分の手札にあるカードを1枚、ゲームから取り除く。この能力は、あなたがソーサリーをプレイできるときにしかプレイできない。
(1):詩神の器によってゲームから取り除かれたカードを1枚選ぶ。このターン、あなたはそのカードをプレイしてもよい。
Illus.Christopher Rush (163/180)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/538163/
手札のカードを1枚取り除く能力と、
取り除いたカードをプレイできる能力を持つアーティファクトです。
毎ターン起動できる手札破壊として使用することが出来ます。
ゲームから取り除くため、墓地から回収されることがないのも長所です。
また、土地を取り除いてプレイできればマナ加速にもなりますし、
火力や除去を取り除いてプレイできれば、
こちらの手札を消費せず、相手のクリーチャーに対処出来ます。
マナ・コストが4マナと重いため、少々プレイしにくいのが難点です。
ただ、《破裂の王笏》と比べても1マナ重いだけなので、使えないことはないでしょう。
コントロール相手に、役立つこともあるかもしれません。
Rakdos Riteknife / ラクドスの儀式刀 (2)
アーティファクト ― 装備品(Equipment) Dissension,レア
装備しているクリーチャーは、ラクドスの儀式刀の上に置かれている血液(blood)カウンター1個につき+1/+0の修整を受け、「(T),クリーチャーを1体、生け贄に捧げる:ラクドスの儀式刀の上に血液カウンターを1個置く。」の能力を持つ。
(黒)(赤),ラクドスの儀式刀を生け贄に捧げる:プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーは、ラクドスの儀式刀の上に置かれている血液カウンター1個につきパーマネントを1つ生け贄に捧げる。
装備(2)
Illus.Jim Nelson (164/180)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/538164/
装備しているクリーチャーに、血液カウンター1つにつき+1/+0の修整と、
タップし、クリーチャーを1体生け贄に捧げることで、
この上に血液カウンターを一個乗せる能力を持つ装備品です。
これを生け贄に捧げることで、
プレイヤーに血液カウンターの数だけ
パーマネントを生け贄に捧げさせることも出来ます。
そのままでは役に立たないため、クリーチャーを生け贄に捧げる必要があります。
トークンを生産するカードなどと組み合わせるのが良いでしょう。
装備したクリーチャーを立たせておいて、
他のクリーチャーを戦闘に参加させるようにし、
戦闘で破壊されたクリーチャーを生け贄に捧げるようにすれば、
無駄が少なくなります。
生け贄に捧げることで、相手の戦力を削っていけるのも長所です。
ただ、十分にパワーを上げるには、
大量のクリーチャーと時間が必要な点が問題です。
これを使うより《ヴァルショクの鉄球》の方が効率的ですし、
血液カウンターを乗せている最中に破壊されたら目も当てられません。
そういうわけで、使われることはなさそうな気がします。
Walking Archive / 歩く書物 (3)
アーティファクト・クリーチャー ― ゴーレム(Golem) Dissension,レア
防衛(このクリーチャーは攻撃に参加できない。)
歩く書物はその上に+1/+1カウンターが1個置かれた状態で場に出る。
各プレイヤーのアップキープの開始時に、そのプレイヤーは歩く書物の上に置かれている+1/+1カウンター1個につきカードを1枚引く。
(2)(白)(青):歩く書物の上に+1/+1カウンターを1個置く。
1/1
Illus.Heather Hudson (169/180)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/538169/
各プレイヤーのアップキープの開始時に、
この上に乗っている+1/+1カウンターに等しい枚数のカードを
そのプレイヤーに引かせるクリーチャーです。
マナを支払うことで、+1/+1カウンターを追加で乗せることも出来ます。
そのまま使っても、生きている《吠えたける鉱山》として使うことが出来ますし、
マナを支払えれば、引くカードの枚数を増やすことも可能ですので、
《吠えたける鉱山》以上に、
相手にカードを引かせることで使いやすくなるカードとの相性が良いです。
難点は、《吠えたける鉱山》と同じで、相手にもアドバンテージを与えてしまうこと、
相手がカードを引いた後にこれを破壊されると、相手が一方的に得をする点です。
特にこれはアーティファクト・クリーチャーなので、
《吠えたける鉱山》より破壊されやすいという弱点があります。
そういうわけで、一般的なデッキには入りにくく、
有効に使えるデッキが組まれたとしても、
5枚目以降の《吠えたける鉱山》としてしか使われないでしょう。
Blood Crypt / 血の墓所
土地 ― 沼(Swamp)・山(Mountain) Dissension,レア
((T):あなたのマナ・プールに(黒)か(赤)を加える。)
血の墓所が場に出るに際し、あなたは2点のライフを支払ってもよい。そうしなかった場合、代わりに血の墓所はタップ状態で場に出る。
Illus.Rob Alexander (171/180)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/538171/
Breeding Pool / 繁殖池
土地 ― 森(Forest)・島(Island) Dissension,レア
((T):あなたのマナ・プールに(緑)か(青)を加える。)
繁殖池が場に出るに際し、あなたは2点のライフを支払ってもよい。そうしなかった場合、代わりに繁殖池はタップ状態で場に出る。
Illus.Rob Alexander (172/180)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/538172/
Hallowed Fountain / 神聖なる泉
土地 ― 平地(Plains)・島(Island) Dissension,レア
((T):あなたのマナ・プールに(白)か(青)を加える。)
神聖なる泉が場に出るに際し、あなたは2点のライフを支払ってもよい。そうしなかった場合、代わりに神聖なる泉はタップ状態で場に出る。
Illus.Rob Alexander (174/180)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/538174/
2つの基本土地タイプを持ち、2種類のマナを生み出すことの出来る特殊な土地です。
ただ、場に出る際に2点のライフを支払わないなら、タップ状態で場に出ます。
ウィニーなど、高速展開をしたいデッキではライフを支払い、
コントロールなど、ライフの安定を優先したいならタップ状態で場に出す、
というように選択できるのが長所です。
状況やデッキタイプに応じて出し方を変えられるので、
その時点でもっとも被害が少なくなるようにできます。
また、基本土地タイプを持つため、
指定された基本土地タイプを持つ土地をサーチするカードで持って来れます。
そのため、土地サーチと組み合わせることが出来、
従来の特殊地形よりも土地事故を防止できるのです。
《野火》や《沸き立つ海》のようなカードの影響を受けるのは難点ではありますが、
そのようなカードがいつも使われるわけでもありませんし、
メリットの方が大きいといえます。
そのため、今後、よく見かける土地となることでしょう。
以上、ギルドパクト私見からのコピペでした。
Pillar of the Paruns / パルンズの柱
土地 Dissension,レア
(T):あなたのマナ・プールに、好きな色のマナ1点を加える。このマナは、多色呪文をプレイするためにしか支払えない。
Illus.Dany Orizio (176/180)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/538176/
多色呪文をプレイするためにしか使えない好きな色のマナを出す土地です。
多色であればどのデッキでも使用可能な上、使い道以外に制限が無いのが長所です。
3色以上のデッキであれば、このカードが有用な機会も多いかと。
ただ、普通に使えるマナは出ない上、多色カードでも能力の起動には使えないため、
あまり多く入れすぎるのも良くないでしょう。
デッキ全てが多色カードだというならとにかく、
入れるなら多くて2枚程度に抑えるのが良いかと。
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