コールドスナップカード私見：その1

2006年7月2日カード考察

公式プレビューも何枚か出始めましたので、久々に更新。
　
　

Dark Depths / 暗黒の深部　
伝説の氷雪土地　Coldsnap，レア
暗黒の深部はその上に氷(ice)カウンターが10個置かれた状態で場に出る。
(3)：暗黒の深部から氷カウンターを1個取り除く。
暗黒の深部の上に氷カウンターが1個も置かれていないとき、それを生け贄に捧げる。そうした場合、「マリット・レイジ(Marit Lage)」という名前の破壊されない飛行を持つ黒の20/20の伝説のアバター(Avatar)・クリーチャー・トークンを1個場に出す。
Illus.Stephan Martiniere (145/155)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/539145/

上に乗った10個のカウンターを全て取り除くことで、
マリット・レイジを呼び出すことの出来る伝説の土地です。
ただし、そのためには合計で30マナもかかります。

20/20の破壊されないトークンというのは確かに強力ですが、
これのために30マナも用意するなら、
《悪魔火》でもプレイしていた方がよっぽど確実に勝てますし、
そもそも、土地破壊やバウンスなど、邪魔されうる要素が非常に多いのも問題です。
残りカウンターが1つになったあたりで《併合》でもされたら目も当てられません。
そういうわけで、おそらく使われることは無いでしょう。
　
　

Stalking Yeti / 忍び寄るイエティ　(2)(赤)(赤)
氷雪クリーチャー ― イエティ(Yeti)　Coldsnap，アンコモン
忍び寄るイエティが場に出たとき、それが場に出ている場合、いずれかの対戦相手1人がコントロールするクリーチャー1体を対象とし、忍び寄るイエティはそれにこれのパワーに等しい値のダメージを与え、そのクリーチャーはそのパワーに等しい値のダメージを忍び寄るイエティに与える。
(2)(氷)：忍び寄るイエティをそのオーナーの手札に戻す。この能力は、あなたがソーサリーをプレイできるときにしかプレイできない。（(氷)は氷雪パーマネントからのマナ1点で支払うことができる。）
3/3
Illus.Brian Snoddy (98/155)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/539098/

場に出たとき、対戦相手のクリーチャー1体とダメージを与え合うクリーチャーです。
タイミングは限定されていますが、
氷雪パーマネントからのマナを含んだ3マナを支払うことで、手札に戻すことも出来ます。

ダメージを与え合う時点で相打ちになっては単なる4マナ3点火力ですし、
相手にクリーチャーがいないならバニラ同然ですので、
パワー2以下を対象にする前提で使用するべきでしょう。
となると、ウィニー相手に使用することが考えられます。
場に残れるならカードアドバンテージ的にこちらに有利ですし、
4マナ3/3というサイズも悪くはありません。
もし手札に戻して再利用できるならなおさら有効でしょう。

前述の理由で、コントロールのようにクリーチャーの枚数の少ないデッキや、
パワー3以上のクリーチャーが主力のデッキ相手には役に立ちにくいですが、
メタによっては、デッキに2、3枚採用される可能性はありそうです。