コールドスナップカード私見:その7
2006年7月10日 カード考察Field Marshal / 陸軍元帥 (1)(白)(白)
クリーチャー ― 人間(Human)・兵士(Soldier) Coldsnap,レア
他の兵士(Soldier)は+1/+1の修整を受けるとともに、先制攻撃を持つ。
2/2
Illus.Stephen Tappin (5/155)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/539005/
他の兵士に+1/+1の修整と先制攻撃を与えるクリーチャーです。
3マナとコストが軽めであるため、兵士の多く含まれているデッキであれば、
《栄光の頌歌》のように扱うことが出来そうです。
また、先制攻撃を与えることから、
サイズが同程度のウィニー相手において、戦闘が有利になります。
ただやはり、他の部族カードと同じように、
環境に、デッキに採用できるくらい優秀な兵士が揃っていなければなりません。
まあ、バーバリアンや戦士や狂戦士よりかはいいものが揃っていそうですので、
今後のカードによっては使われることもあるかもしれません。
Woolly Razorback / 長毛の剃刀背 (2)(白)(白)
クリーチャー ― ビースト(Beast) Coldsnap,レア
長毛の剃刀背はその上に氷(ice)カウンターが3個置かれた状態で場に出る。
長毛の剃刀背の上に氷カウンターが置かれている限り、それは防衛を持つとともにそれが与える戦闘ダメージを0に軽減する。
長毛の剃刀背がブロックに参加するたび、その上から氷カウンターを1個取り除く。
7/7
Illus.Richard Sardinha (25/155)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/539025/
氷カウンターを3つ載せて場に出るクリーチャーです。
氷カウンターが乗っている限り、攻撃に参加できず、戦闘ダメージを与えられません。
ブロックに参加するたびにカウンターは消費されていきます。
要するに、序盤は0/7の壁だと思えば良いのです。
火力やダメージで破壊されにくく、ファッティでも余裕で防げるため、
序盤の防御役として有用そうです。
また、攻撃に参加できるようになれば、
その巨大さでフィニッシャーとして使うことが出来るでしょう。
序盤はブロックに、終盤はアタックに、攻防ともに役立つ可能性があります。
ただ、難点もいくつかあります。
まず、ウィニー相手には4マナは少々重く、
状況によっては壁として間に合わないかもしれません。
さらに、これ自体はサイズが大きいだけで回避能力も持ちませんし、
確実に都合の良い時点で攻撃に参加できる保証もありません。
そのため、防御は《神の怒り》に任せ、
フィニッシャーを別のカードにした方が安定するでしょう。
ですので、実際に使われるかというと微妙なところです。
個人的には面白そうな気はしますけれども。
Commandeer / 徴用 (5)(青)(青)
インスタント Coldsnap,レア
あなたは、徴用のマナ・コストを支払うのではなく、あなたの手札にある青のカードを2枚、ゲームから取り除くことを選んでもよい。
クリーチャーではない呪文1つを対象とし、そのコントロールを得る。あなたはそれの新たな対象を選んでもよい。(その呪文がアーティファクトかエンチャントである場合、それはあなたのコントロールの下で場に出る。)
Illus.John Matson (29/155)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/539029/
クリーチャーでない呪文1つのコントロールを得るインスタントです。
手札から青のカードを2枚取り除くことで、
マナ・コストを支払わずにプレイすることが出来ます。
まず、相手の火力や除去などの対象を変更し、相手に跳ね返すことが可能です。
特に《悪魔火》などX火力を跳ね返せれば強力でしょう。
また、打ち消し呪文の対象をこれ自身に向けることで、実質的に打ち消すことも出来ます。
マナを生み出せない状態からでもプレイできるため、
相手に隙を見せない展開ができるのも長所です。
ただ、《神の怒り》など、
コントロールを奪っただけでは対処できない呪文も色々あるわけで、
必ずしも有効なわけではありません。
どのようにプレイしてもコストが高くつくことも考えると、
メインではなく、メタに応じて、サイドに積んでおくのが良いでしょう。
Jokulmorder / 氷河屠り (4)(青)(青)(青)
クリーチャー ― リバイアサン(Leviathan) Coldsnap,レア
トランプル
氷河屠りはタップ状態で場に出る。
氷河屠りが場に出たとき、あなたが土地を5つ生け贄に捧げない限り、それを生け贄に捧げる。
氷河屠りはあなたのアンタップ・ステップの間にアンタップしない。
あなたが島(Island)をプレイするたび、あなたは氷河屠りをアンタップしてもよい。
12/12
Illus.Mark Zug (37/155)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/539037/
場に出たとき、土地を5枚犠牲にしなければならないクリーチャーです。
さらに、タップ状態で場に出てアンタップしません。
アンタップするには、島をプレイする必要があります。
といっても、2回殴れば人が死ぬサイズですので、
手札に2枚島を残してさえいれば、2ターン後には勝てるわけです。
生け贄に捧げる土地も、これをプレイできているなら場にあるわけですので、
殴ること自体に関してはたいして問題は無いことになります。
問題は、これが除去された場合です。
これ自体が7マナとコストが重いため、
除去から守るための打消しを用意することが難しくなります。
そして、仮にこれが除去された場合、
土地を5枚も失ってしまうことになり、かなりの痛手です。
他のクリーチャーでも、時間さえかければ十分フィニッシャーとして有用なのですから、
わざわざこれを使用する必要は無いかと思われます。
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