時のらせんカード私見:その4
2006年9月29日 カード考察Pulmonic Sliver / 肺臓スリヴァー (3)(白)(白)
クリーチャー ― スリヴァー(Sliver) Time Spiral,レア
すべてのスリヴァー(Sliver)は飛行と「このクリーチャーが墓地に置かれる場合、あなたは代わりにそれをそのオーナーのライブラリーの一番上においてもよい」の能力を持つ。
3/3
Illus.Jeff Easley (36/301)
全てのスリヴァーに、飛行と除去への耐性を与えるクリーチャーです。
飛行を与えるため、ある程度以上のスリヴァーが並んでいれば、
それでゲームを終わらせることも出来るでしょう。
また、戦闘や《神の怒り》に対する耐性もある程度付くため、
より積極的な展開が可能になります。
5マナと少々重めなため、メインに積まれることは少ないかと思いますが、
白を含んだスリヴァーデッキが使われるなら、
検討するだけの価値はあるかもしれません。
Restore Balance / 均衡の復元
ソーサリー Time Spiral,レア
均衡の復元は白である。
待機6 ― (白)
各プレイヤーは、最も少ない数の土地をコントロールしているプレイヤーがコントロールする土地の数に等しい数だけ、自分がコントロールする土地を選ぶ。その後、残りを生け贄に捧げる。プレイヤーは同じ方法でクリーチャーを生け贄に捧げ、同じ方法でカードを捨てる。
Illus.Mark Poole (38/301)
待機能力でしかプレイできない《天秤》です。
こちらがクリーチャーを展開していない状態でプレイできれば、
相手のクリーチャーを1マナで全滅させることが出来ます。
同様に、こちらの手札が無い状態でプレイできれば相手の手札を空にできますし、
土地の少ない状態でプレイできれば、
相手の土地を根こそぎ場から取り除くことも可能です。
また、これのプレイにあわせて自分で自分のリソースを減らしていくことで、
積極的に相手のリソースを削ることも出来ます。
例えば《ナントゥーコの鞘虫》だとか、
《無知の喜び》などと組み合わせられれば面白いかと思います。
問題は、6ターン後にしかプレイできないことです。
そのため、クリーチャーの除去目的に使うにしても、
相手に殴り切られる前でなくてはなりませんし、
手札破壊に使うにしても、相手が手札を使いきる前でなくてはなりません。
また、後半に引いてしまうと、
これが解決される前にゲームが終了する危険性もあります。
そういうわけで使いにくく、どこまで使用されるかは微妙そうな気がします。
Serra Avenger / セラの報復者 (白)(白)
クリーチャー ― 天使(Angel) Time Spiral,レア
あなたはセラの報復者を、このゲームのあなたの第一、第二、第三のターンにはプレイできない。
飛行、警戒
3/3
Illus.Scott M. Fischer (40/301)
2マナ3/3飛行警戒と優秀なスペックを持ちますが、
最初の3ターンにはプレイできないクリーチャーです。
4ターン目以降にプレイするなら4マナ3/3でも速度的には同じですが、
軽コストでプレイできるため、土地の枚数を削ったウィニーでもプレイしやすいですし、
打消しなどで守ることも容易です。
もちろんウィニーなら、
より早い段階でプレイできるクリーチャーのほうが優先されることが多いでしょうが、
悪くは無いカードかと思います。使われることもありそうです。
コメント