Endrek Sahr, Master Breeder / 練達の育種師、エンドレク・サール (4)(黒)
伝説のクリーチャー ― 人間(Human)・ウィザード(Wizard) Time Spiral,レア
あなたがクリーチャー呪文をプレイするたび、黒の1/1のスラル(Thrull)クリーチャー・トークンをX個場に出す。Xはその呪文の点数で見たマナ・コストである。
あなたが7体以上のスラルをコントロールしているとき、練達の育種師、エンドレク・サールを生け贄に捧げる。
2/2
Illus.Mark Tedin (106/301)


こちらがクリーチャー呪文をプレイすると、
そのマナ・コストの値に等しい数のスラルを場に出すクリーチャーです。
ただし、スラルが7体以上になると、これは生け贄に捧げられます。

2マナ2/2のクリーチャーをプレイした場合、
2体のスラルが場に出るので、与えられるダメージは2倍になります。
このように与えられるダメージを簡単に増加させられるうえ、
チャンプブロッカーにもなるので、戦闘においてなかなか役立つでしょう。
また、クリーチャーが場に出ることで誘発する能力や、
クリーチャーをコストに起動する能力などとの相性も良いです。
組み合わせるカードによっては、かなりの効果を生み出せるかもしれません。

問題は、5マナ2/2と小さめで、火力などで破壊されやすい点、
そして、スラルを出しすぎるとクリーチャーをプレイしにくくなる点でしょう。
また、この能力を有効に活用できるほどクリーチャーを入れているなら、
これがなくても十分勝てるのではないのか、という疑問もあることはあります。
ただ、それでも能力自体は強力ですので、
これを活かしたコンボやシナジーを利用するデッキが組まれるかもしれません。
 
 
Liege of the Pit / 奈落のしもべ (5)(黒)(黒)(黒)
クリーチャー ― デーモン(Demon) Time Spiral,レア
飛行、トランプル
あなたのアップキープの開始時に、奈落のしもべ以外のクリーチャーを1体生け贄に捧げる。あなたがそうしなかった場合、奈落のしもべはあなたに7点のダメージを与える。
変異(黒)(黒)(黒)(黒)(あなたはこのカードを、(3)を支払うことで2/2クリーチャーとして裏向きにプレイしてもよい。その変異コストを支払うことで、それをいつでも表向きにしてよい。)
7/7
Illus.Jeremy Jarvis (113/301)


アップキープの開始時に、これ以外のクリーチャーの生け贄を求めるクリーチャーです。
飛行、トランプル、変異持ちの7/7と強力ですが、
他のクリーチャーを生け贄に捧げられないと、
こちらに7点のダメージを与えてきます。

アップキープ・コストのせいでリアニメイトには向きませんが、
変異能力を利用することで、最短で4ターン目から攻撃できるのが最大の魅力です。
まあ、あまり序盤からプレイしても、
生け贄に捧げられるクリーチャーがいないかもしれませんが、
アップキープ・コストを支払えなくてもタップしたりはしないので、
一度くらいならまだ許容できるでしょう。

問題は、除去に対して非常に弱いことです。
アップキープ・コストをトークンや軽コストのクリーチャーに頼っている場合、
数を出せても《紅蓮地獄》などで一気に除去される可能性があります。
そうなると、一気にこちらのライフが減っていくことでしょう。
また、変異コストに黒マナを4つも含むため、
実質的に黒単でしか使用できないのも難点です。
そういうわけで、以上のリスクから、これが使われることは少ないかと思います。
 
 
Lim-Dul the Necromancer / 屍術師リム=ドゥール (5)(黒)(黒)
伝説のクリーチャー ― 人間(Human)・ウィザード(Wizard) Time Spiral,レア
対戦相手がコントロールするいずれかのクリーチャーが場から墓地に置かれるたび、あなたは(1)(黒)を支払ってもよい。そうした場合、そのカードをあなたのコントロールの下で場に戻す。それがクリーチャーである場合、それはその他のクリーチャー・タイプに加えてゾンビ(Zombie)である。
(1)(黒):ゾンビ1体を対象とし、それを再生する。
4/4
Illus.Matt Cavotta (114/301)


相手のクリーチャーが場から墓地に置かれるたび、
2マナを支払うことで、奪って場に戻せる能力を持ちます。
場に戻したクリーチャーはゾンビとなり、
このクリーチャーの能力で再生させることが可能です。

クリーチャーをたった2マナで奪ってしまえるのは、なかなかに強力です。
3マナ程度の除去と組み合わせれば、
相手のファッティを5マナで奪ってしまうことも出来ますし、
相手の総攻撃や、クリーチャーの生け贄をコストとするような
能力の起動を牽制できる長所もあります。
また、そうやって奪ったクリーチャーはこれの能力で再生できるため、
一部の除去やダメージに強くなります。
これ自身4/4と大きいのもメリット。

問題は、やはりこれ自身のマナ・コストの重さでしょうか。
まあ、支払えないコストではありませんし、
除去の豊富なデッキであれば使われることもあるかもしれません。

Living End / 死せる生 
ソーサリー Time Spiral,レア
死せる生は黒である。
待機3 ― (2)(黒)(黒)
各プレイヤーは自分の墓地にあるすべてのクリーチャー・カードをゲームから取り除く。その後、自分がコントロールするすべてのクリーチャーを生け贄に捧げる。その後、この方法で自分が取り除いたすべてのカードを場に出す。
Illus.Greg Staples (115/301)


待機能力でしかプレイできない《生ける屍》です。

あらかじめ、墓地にクリーチャーを大量に置いておくことで、
このカードで一気に場に戻すことが出来ます。
そのため、ライブラリーを掘り進めるような効果や、
クリーチャーをコストとする能力などとの相性が良いです。
また、相手にも効果が及ぶため、
相手の展開しているクリーチャーを全て除去することが可能なのも長所です。
勿論、相手の墓地にあるクリーチャーも場に戻ってきますが、
これが解決される前に相手の墓地を掃除しておけば問題ないでしょう。
《トーモッドの墓所》や《萎縮した卑劣漢》もあることですし、
決して不可能ではありません。

問題は、相手も《トーモッドの墓所》などを使えるという点です。
待機能力でプレイするしか無い以上、
これが解決されるまでに相手が墓地対策カードをサーチし、
それをプレイしてくる危険性は十分にあります。
ただ、その辺は黒、手札破壊などで対処できないことはありませんし、
そもそも、効果自体が非常に強力なので、
これを主軸に据えたデッキが現れる可能性があるかと思います。
 
 
Magus of the Mirror / 鏡の大魔術師 (4)(黒)(黒)
クリーチャー ― 人間(Human)・ウィザード(Wizard) Time Spiral,レア
(T),鏡の大魔術師を生け贄に捧げる:対戦相手1人を対象とする。あなたのライフの総量と、そのプレイヤーのライフの総量を交換する。この能力は、あなたのアップキープの間にしかプレイできない。
4/2
Illus.Christopher Moeller (116/301)


タップして生け贄に捧げることで、
こちらと相手のライフの総量を交換する事の出来るクリーチャーです。
ただし、アップキープの開始時にしか、この能力は起動できません。

相手の脅威を適当に除去しながら適度にライフが減るのを待ち、
頃合を見計らってこれをプレイできると面白そうです。
また、 黒のカードにはライフを要求するものが多いので、
それらと組み合わせるのも良いでしょう。
《月光の取り引き》などが相性が良さそうです。

ただ、場に出してから起動するまでに隙があるため、
その間に妨害されるおそれがあります。
能力の特性上、ライフが少ない状態から起動すべきものなので、
妨害されるとかなり痛いです。
また、これ単体ではゲームに勝てないのも問題。
他にライフを減らせるカードを用意する必要がありますが、
それなら、それだけでライフを削りきるようにした方が手っ取り早いでしょう。
そういうわけで、使われるかというと少々疑問です。

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