ギルドパクトカード私見:緑
2006年1月26日 カード考察Bioplasm / 生物の原形質 (3)(緑)(緑)
クリーチャー ― ウーズ(Ooze) Guildpact,レア
生物の原形質が攻撃に参加するたび、あなたのライブラリーの一番上のカードをゲームから取り除く。それがクリーチャー・カードである場合、生物の原形質はターン終了時まで+X/+Yの修整を受ける。Xは取り除かれたクリーチャー・カードのパワーであり、Yはそのタフネスである。(場に無いときのカードの*は0である)
4/4
Illus.Jon Foster (81/165)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/537081/
攻撃に参加するたびにライブラリートップのカードを取り除き、
それがクリーチャーカードである場合、強化されるクリーチャーです。
取り除いたカードのパワーに等しい値だけパワーが、
そのタフネスに等しい値だけタフネスが上昇します。
クリーチャー・カードを取り除ければ、最低でも5/5程度、
運が良ければ8/8以上にすることも可能でしょう。
毎ターン、コストをかけずにこれだけ強化できる可能性があるのは、
5マナのクリーチャーとしては悪くありません。
元のサイズがそこそこあるのも長所です。
ただ、強化できるかどうか限らない点、
トランプルなど回避能力を持たないため、
相手にブロッカーが並ぶとあまり役に立たなくなる点、
そして、攻撃にしか能が無いため、
他のクリーチャーと比べて魅力に欠ける点が難点です。
場合によっては使われるかもしれませんが、
特に優先されるようなクリーチャーではないでしょう。
Earth Surge / 地のうねり (3)(緑)
エンチャント Guildpact,レア
土地は、それらがクリーチャーである限り+2/+2の修整を受ける。
Illus.Luca Zontini (84/165)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/537084/
すべての土地・クリーチャーに+2/+2の修整を与えるエンチャントです。
といっても、土地が勝手にクリーチャーになることは無いですので、
他のカードと組み合わせることが前提になります。
例えば、
《自然の類似》と組み合わせると、4/4クリーチャーを大量生産出来ますし、
《香杉の源獣》と組み合わせると、森1枚を6/6クリーチャーに変えられます。
《塔の包囲》と組み合わせると、2マナで5/3を1体、
4マナ支払えば2体場に出すことが可能です。
修整値が+2/+2と高いため、
組み合わせるカードによっては非常に強力になりえます。
ただ、土地をクリーチャーに変えるカードで、
かつデッキに合うカードなど、たいした枚数がありません。
そういった少数のカードと組み合わせるために、
わざわざこれを入れる必要はないでしょう。
Petrified Wood-Kin / 石化した樹の血族 (6)(緑)
クリーチャー ― エレメンタル(Elemental)・戦士(Warrior) Guildpact,レア
石化した樹の血族は打ち消されない。
狂喜X(このターン、いずれかの対戦相手にダメージが与えられている場合、このクリーチャーはその上に+1/+1カウンターがX個置かれた状態で場に出る。Xはこのターンに対戦相手に与えられたダメージの値に等しい)
プロテクション(インスタント)
3/3
Illus.Kev Walker (91/165)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/537091/
特殊な狂喜を持った、打ち消されないクリーチャーです。
インスタントに対するプロテクションも持っています。
その能力から、呪文でクリーチャーに対処することの多い
コントロールに対して耐性を持っているといえます。
デッキによっては、これを除去することは困難を極めるでしょう。
6/6〜7/7くらいにできれば、強力といえるかと。
ただ、ダメージを与えられなければ単なる3/3ですので、
ブロッカーのいるようなデッキ相手には使いにくいのが難点。
コントロール用に、サイドにでも置いておくのが一番良い使い方でしょうか。
Wurmweaver Coil / ワーム編みのとぐろ (4)(緑)(緑)
エンチャント ― オーラ(Aura) Guildpact,レア
エンチャント(緑のクリーチャー)
エンチャントされているクリーチャーは+6/+6の修整を受ける。
(緑)(緑)(緑),ワーム編みのとぐろを生け贄に捧げる:緑の6/6のワーム(Wurm)・クリーチャー・トークンを1個場に出す。
Illus.Mitch Cotie (99/165)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/537099/
エンチャントされているクリーチャーに+6/+6の修整を与えるオーラです。
生け贄に捧げると、6/6のワームを場に出すことが出来ます。
ただし、緑のクリーチャーにしかエンチャントできません。
+6/+6というのは、かなり無茶苦茶な修整です。
《極楽鳥》に付ければ6/7飛行、十分にフィニッシャーになれます。
マナ加速をすればプレイできないコストではないので、
後半役に立たなくなってきた《極楽鳥》などに付け、
フィニッシャーとして活用できるようにすると良さそうです。
起動型能力が除去対策として働くのも長所。
ただ、対象に取れるクリーチャーが限定されるのが難点です。
そのため、6マナ5/5あたりのクリーチャーの方が使いやすいことも多く、
これを使うとしたら、
サイズで相手のクリーチャーに勝る必要がある時くらいになるでしょう。
また、緑の濃いデッキ以外では、
プレイするのも能力を起動するのも難しい点も難点。
使われることは少ないかと思われます。
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