※《時の縫い合わせ》一部を修整しました。
 
 
Ink-Treader Nephilim / 墨流しのネフィリム (赤)(緑)(白)(青)
クリーチャー ― ネフィリム(Nephilim) Guildpact,レア
いずれかのプレイヤーがインスタント呪文かソーサリー呪文をプレイするたび、その呪文の対象が墨流しのネフィリムのみである場合、その呪文が対象とすることができる他の各クリーチャーに対し、その呪文をコピーする。各コピーは、各クリーチャーのうち別々のものを対象とする。
3/3
Illus.Christopher Moeller (117/165)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/537117/


これが呪文の対象になるたび、その呪文がこれのみを対象にしているなら、
その呪文が対象に取れるすべてのクリーチャーにそれぞれに対して、
その呪文をコピーする能力を持つクリーチャーです。

これに除去呪文をプレイすれば全体除去となるため、
クリーチャーを展開している相手は、
これに不用意に除去をプレイすることは出来ません。
また、相手にクリーチャーがいない状態でこれに強化呪文をプレイすれば、
こちらのクリーチャー全体を強化できるため、
それによってゲームを終わらせることも可能になるでしょう。
他にも、これにキャントリップをプレイすることで
クリーチャーの数だけカードを引いたり、
組み合わせるカードによっては、様々なことが出来ます。

問題は、色拘束がきついために非常にプレイしにくいこと、
そして、能力が受動的なものであるため、
相手やこちらのデッキ構成によっては、ただの3/3でしかないということです。
他のネフィリムたちと比べても使いにくい能力だと思いますし、
これが使われることは少ないかと。
 
 
Invoke the Firemind / 火想者の発動 (X)(青)(青)(赤)
ソーサリー Guildpact,レア
以下の2つから1つを選ぶ。
「カードをX枚引く」
「クリーチャー1体かプレイヤー1人を対象とする。火想者の発動はそれに、X点のダメージを与える」
Illus.Zoltan Boros & Gabor Szikszai (118/165)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/537118/


支払ったXの値と同じだけカードを引くか、
支払ったXの値と同じだけ対象にダメージを与えるか、
2つのモードから1つを選べるソーサリーです。
手札にカードが足りないなら1番目のモード、
相手のライフが残り少ないなら2番目のモードというように、
状況に応じて使い分けられるのが長所です。
基本的には、1番目のモードを優先して使うことになるでしょう。

ただ、Xの他に色拘束のきつい3マナを支払わなければならないため、
後半にならないとほぼ役に立たないのが問題です。
効果自体は非常に強力なため、コントロールに1、2枚程度入れて、
マナの余った頃にプレイできるようにするのが良いかと思われます。
 
 
Killer Instinct / 殺戮本能 (4)(赤)(緑)
エンチャント Guildpact,レア
あなたのアップキープの開始時に、あなたのライブラリーの一番上のカードを公開する。それがクリーチャー・カードである場合、それを場に出す。そのクリーチャーは、ターン終了時まで速攻を得る。ターン終了時に、それを生け贄に捧げる。
Illus.Christopher Moeller (120/165)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/537120/


各アップキープの開始時にこちらのライブラリートップのカードを公開し、
それがクリーチャー・カードであれば場に出すエンチャントです。
ただし、この方法で場に出たクリーチャーは、
速攻を得る代わりにターン終了時に生け贄に捧げられます。

コストをかけずにクリーチャーを場に出せるため、
通常ならプレイできないような、
マナ・コストの高いクリーチャーを場に出すことも出来ます。
また、普通のクリーチャーデッキであっても、
クリーチャーの含有率の高いデッキであれば、
追加のドローをするかのようにアドバンテージを得られるでしょう。

ただ、これ自体が6マナと重いため、
場に出るのが後半になり、能力を活用できる機会が少ないことが難点です。
また、これをプレイできるなら、
クリーチャーデッキで使われる大半のクリーチャーはプレイできるため、
マナ・コストの高いクリーチャーを場に出す目的でも使用しにくく、
デッキに入ることは少ないかと思われます。
もし使うなら、《夜明けの集会》のような、
ライブラリートップを操作できるカードと組み合わせるのが良いでしょう。
 
 
Rumbling Slum / 喧騒の貧霊 (1)(赤)(緑)(緑)
クリーチャー ― エレメンタル(Elemental) Guildpact,レア
あなたのアップキープの開始時に、喧騒の貧霊は各プレイヤーに1点のダメージを与える。
5/5
Illus.Carl Critchlow (126/165)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/537126/


アップキープの開始時に、
すべてのプレイヤーに1点のダメージを与えるクリーチャーです。

4マナ5/5と、とんでもないコストパフォーマンスを誇ります。
マナクリーチャーを利用すれば3ターン目には場に出せるため、
ビートダウンの打撃力を上げるのに役立つでしょう。
また、毎ターン相手にダメージを与えることが出来るため、
地味にライフを削っていける上、狂喜との相性も抜群です。

こちらにも能力の影響が及ぶ点と、
色拘束が多少きつい点は難点といえば難点ですが、
前者は、攻撃的なデッキではたいした問題になりませんし、
後者は、《極楽鳥》などと併用すれば簡単に解決出来ます。
今後、赤緑のデッキにおいてよく見られるクリーチャーとなるでしょう。
 
 
Stitch in Time / 時の縫い合わせ (1)(青)(赤)
ソーサリー Guildpact,レア
コインを1枚投げる。あなたがコイン投げに勝った場合、この後に追加のターンを得る。
Illus.Jon Foster (132/165)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/537132/


コイントスをし、それに勝利したなら追加の1ターンを得られるソーサリーです。

ターンを得るカードとしては、3マナというのは破格の安さです。
墓地から回収するなど、他のカードと組み合わせるにも有利です。

ただ、やはり半分の確率でカード1枚と3マナを無駄にしてしまうのは痛いところ。
墓地から回収したり、コピーしたりすることで何度もプレイできるようにすれば、
そのうちの少しは効果を発揮するかもしれませんが、
こんな不安定なカードを再利用するより、
普通の火力やドローでも再利用していた方が有効でしょう。
結局、使われることは少ないかと思われます。
 
 
Tibor and Lumia / ティボーとルミア (2)(青)(赤)
伝説のクリーチャー ― 人間(Human)・ウィザード(Wizard) Guildpact,レア
あなたが青の呪文をプレイするたび、クリーチャー1体を対象とする。それはターン終了時まで飛行を得る。
あなたが赤の呪文をプレイするたび、ティボーとルミアは飛行を持たない各クリーチャーに1点のダメージを与える。
3/3
Illus.Jim Murray (135/165)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/537135/


青の呪文をプレイすると、クリーチャー1体に飛行を与え、
赤の呪文をプレイすると、飛行を持たないクリーチャーすべてに
1ダメージを与える能力を持つクリーチャーです。

飛行を与えることでこちらのクリーチャーの攻撃を通し、
相手のライフを確実に削っていくことが出来ます。
また、全体火力の能力は1/1を全滅させられるため、
トークンを多用するデッキ相手に有効です。
青赤の多色呪文をプレイすれば、こちらのタフネス1を空中に逃がしてから、
地上のクリーチャーを焼くことも可能であり、
色々な局面で役立つことがありそうです。

ただ、相手に巨大なフライヤーがいるだとか、
相手のクリーチャーが《栄光の頌歌》で強化されているだとか、
そういった簡単なことで能力を実質的に無効化されるのが難点です。
4マナ3/3と、軽くなく、大きくもなく、中途半端なサイズなのも難点。
結局、恒久的に使えるトークン対策が欲しいのでもない限り、
使われることは少ないのではと思います。
 
 
Witch-Maw Nephilim / 魔女の腑のネフィリム (緑)(白)(青)(黒)
クリーチャー ― ネフィリム(Nephilim) Guildpact,レア
あなたが呪文をプレイするたび、魔女の腑のネフィリムの上に+1/+1カウンターを2個置いてもよい。
魔女の腑のネフィリムが攻撃に参加するたび、そのパワーが10以上であるならば、それはターン終了時までトランプルを得る。
1/1
Illus.Greg Staples (138/165)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/537138/


呪文をプレイするたびに強化され、
パワーが10以上になると、トランプルを利用できるクリーチャーです。

強化する条件がゆるく、かつ修整値が大きいために、
簡単に5/5程度には巨大化させることが出来るでしょう。
ダメージに強く、戦闘では活躍しそうです。
トランプルを得る頃になれば、もはやゲームは終わったも同然といえそうです。

他のネフィリムたちと同様に、
その色拘束のきつさから、非常に使いにくいのが問題です。
もとが1/1なため、プレイに対応して除去されやすいのも難点。
ただ、他のネフィリムと比べると除去されにくく、強力であるため、
これを軸にしたファンデッキは見かけることがあるかもしれません。

コメント

nophoto
ニックネーム無し
2006年1月29日10:28

Stitch in Time / 時の縫い合わせ はギルドメイジじゃコピーできないと思う。

恵徒
恵徒
2006年1月29日13:00

ご指摘感謝します。修整しました。

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