Helldozer / ヘルドーザー (3)(黒)(黒)(黒)
クリーチャー ― ゾンビ(Zombie)・巨人(Giant) Ravnica: City of Guilds,レア
(黒)(黒)(黒),(T):土地1つを対象とし、それを破壊する。その土地が基本でない場合、ヘルドーザーをアンタップする。
6/5
Illus.Zoltan Boros & Gabor Szikszai (88/306)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/536088/


土地を破壊する能力を持つ、ゾンビの巨人です。
破壊した土地が基本でないなら、アンタップします。

3マナで毎ターン土地を破壊できるため、相手の展開を強く妨害出来ます。
また、基本でない土地を破壊した場合はアンタップするため、
土地を1ターンに複数枚破壊したり、
土地を破壊した後攻撃に参加することも可能です。
本体は6マナで6/5と十分に大きく、
フィニッシャーとなれるだけの能力を持っていると思います。

ただ、マナ・コスト、能力の起動コストともに黒マナが濃いため、
黒単でないと扱いにくいのが難点です。
ですが、黒単コントロールなどで、今後使われる可能性はありそうです。
 
 
Hex / 呪詛 (4)(黒)(黒)
ソーサリー Ravnica: City of Guilds,レア
クリーチャー6体を対象とし、それらを破壊する。
Illus.Michael Sutfin (89/306)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/536089/


カード1枚で、クリーチャーを6体も破壊するソーサリーです。
ただし、場にクリーチャーが6体いなければプレイできません。

トークンデッキのような、大量にクリーチャーを並べるデッキには効果的に見えます。
また、《狩り立てられたトロール》のような、
相手にクリーチャーを与えてしまうカードとの相性も良いです。
例え相手にクリーチャーが6体いなかったとしても、
こちらのクリーチャーを対象に取ることでプレイ可能なため、
こちらの1/1を2体犠牲に、相手の3/3を4体除去とかすることも出来ます。
そのため、こちらのデッキの構成によっては、
案外使える大量除去になりそうな気もします。
破壊するクリーチャーの色を問わないのも長所です。

ただ、これ単体で使用するのは少々難しいかと思われます。
相手が大量のクリーチャーを展開するとしても、
中途半端に対象の数が足りないということもありえますし、
こちらのクリーチャーを数体犠牲にするにしても、
クリーチャーが数体出るようなクリーチャーデッキでは
6マナというコストは少々重いので。
というわけで、他のカードとの組み合わせを前提としてデッキに入れるならともかく、
それほど多く使われるカードではないと思われます。
 
 
Hunted Horror / 狩り立てられた恐怖 (黒)(黒)
クリーチャー ― ホラー(Horror) Ravnica: City of Guilds,レア
トランプル
狩り立てられた恐怖が場に出たとき、対戦相手1人を対象とする。そのプレイヤーのコントロールの下で、プロテクション(黒)を持つ緑の3/3のケンタウルス(Centaur)・クリーチャー・トークンを2個場に出す。
7/7
Illus.Paolo Parente (90/306)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/536090/


2マナ7/7、トランプルというかなりとんでもない大きさを持つクリーチャーです。
ただし、場に出たときに相手に
3/3プロテクション(黒)のケンタウルスを2体提供してしまいます。

パワーが高い上にトランプルを持つので、ただ殴らせるだけでも悪くありません。
タフネスが高いためにダメージでは除去しにくく、
トランプルを持つために装備品やオーラでパワーを上げてやるとなかなか強力です。

問題は、相手側に出るトークンがプロテクション(黒)を持つことです。
黒単色では除去も出来ず、
こちらのほかのクリーチャーの攻撃を通しにくくもなってしまいます。
他の色を混ぜて、トークンに対処できる方法を用意しておけば良さそうですが、
それを引かなかったときのことを考えると、デッキへの投入は難しそうな気がします。
Blood Funnel / 血の呼び水 (1)(黒)
エンチャント Ravnica: City of Guilds,レア
あなたがプレイするクリーチャーではない呪文は、プレイするためのコストが(2)少なくなる。
あなたがクリーチャーではない呪文をプレイするたび、あなたがクリーチャーを1体生け贄に捧げない限り、その呪文を打ち消す。
Illus.Thomas M. Baxa (77/306)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/536077/


クリーチャーでない呪文のコストを2点軽減するエンチャントです。
ただし、クリーチャーでない呪文をプレイした時、
クリーチャーを1体生け贄に捧げないと打ち消されます。

これによって、重めの呪文も比較的早い段階から
プレイすることができるようになりますし、
1ターン中に連続で呪文をプレイするということも易しくなります。
これ自体が2マナと軽めなため、序盤から使用できるのも長所です。

ただ、そのためにはあらかじめクリーチャーを展開しておかなくてはなりません。
クリーチャーが少なければクリーチャーでない呪文をプレイしにくくなりますし、
クリーチャーでない呪文が少なければ
これの意味がなくなりますので、使い勝手は悪そうです。
トークンを場に出す呪文と組み合わせれば
多少は使えそうな気もしますが、普通は使わないかと。
 
 
Dark Confidant / 闇の腹心 (1)(黒)
クリーチャー ― 人間(Human)・ウィザード(Wizard) Ravnica: City of Guilds,レア
あなたのアップキープの開始時に、あなたのライブラリーの一番上のカードを1枚公開し、そのカードをあなたの手札に加える。あなたは、その点数で見たマナ・コストに等しい値のライフを失う。
2/1
Illus.Ron Spears (81/306)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/536081/


アップキープの開始時に、ライブラリーの一番上のカードを手札に加えられます。
ただし、その加えたカードのマナ・コストに等しいだけのライフを失ってしまいます。

《ファイレクシアの闘技場》より早く手札を肥やすことが出来る上に、
2マナで2/1と軽く、クリーチャーデッキに入れても問題ないサイズです。
デメリットも、コストの軽いカードや土地を手札に加える分には大した事がないため、
黒ウィニーなんかではなかなか良さそうです。
《師範の占い独楽》との相性が良いのも長所。

ただ、通常のドロー加速と違い、
重いカードの多いコントロールに入れると死ねます。
《ファイレクシアの闘技場》と違い、クリーチャーなので除去されやすい上、
2体以上場に出しにくいのも難点です。
黒ウィニーでは活躍するかもしれませんが、
満足な黒ウィニーが組めないなら使われなさそうです。
 
 
Empty the Catacombs / 地下墓地の総ざらい (3)(黒)
ソーサリー Ravnica: City of Guilds,レア
各プレイヤーは、自分の墓地にあるすべてのクリーチャー・カードを自分の手札に戻す。
Illus.Mark A. Nelson (86/306)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/536086/


墓地にある全てのクリーチャー・カードを手札に戻すソーサリーです。
ただし、相手にも影響が及んでしまいます。

クリーチャーデッキに入れて全体除去の後にプレイすることで、
早いうちに場を修復出来ます。
他にも、変成のコストとして捨てたクリーチャーを回収し、
もう一度サーチするとか、
ある程度墓地を肥やした上で、手札を増やす目的で使えないこともありません。
でなければ、相手のリアニメイトを阻止するとか。

中盤以降でなければたいした効果を得られないのは難点ですが、
全体除去対策として、使われる可能性もありそうな気がします。
Eye of the Storm / 嵐の目 (5)(青)(青)
エンチャント Ravnica: City of Guilds,レア
いずれかのプレイヤーがインスタント・カードかソーサリー・カードをプレイするたび、それをゲームから取り除く。その後、そのプレイヤーは嵐の目によってゲームから取り除かれた各インスタント・カードと各ソーサリー・カードをコピーする。各コピーについて、そのプレイヤーはそのコピーを、そのマナ・コストを支払うことなくプレイしてよい。
Illus.Hideaki Takamura (48/306)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/536048/


インスタントかソーサリーの呪文がプレイされるたびに、それをゲームから取り除き、
代わりに《嵐の目》が今までに取り除いた、
すべてのカードのコピーをプレイできます。
《嵐の目》が場に出た後にプレイされたカードを、
呪文をプレイするたびに全てコピーできるのです。

ドローやサーチ系のカードとの相性が良さそうです。
カードをプレイするたびに手札が補充されるため、ライブラリーを掘り進みつつ、
《嵐の目》で取り除かれたコピーを何度もプレイ出来ます。
また、カウンターを取り除いておくことで、
手札のインスタント全てをカウンターであるかのように扱うことも出来ます。

問題は7マナという重めのコストと、相手にも影響が及ぶという点でしょう。
それでも《精神の願望》のような、特殊なデッキが組めるかもしれません。
 
 
Followed Footsteps / 追われる足跡 (3)(青)(青)
エンチャント ― オーラ(Aura) Ravnica: City of Guilds,レア
エンチャント(クリーチャー)
あなたのアップキープの開始時に、エンチャントされているクリーチャーのコピーであるクリーチャー・トークンを1個場に出す。
Illus.Glen Angus (51/306)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/536051/


エンチャントされているクリーチャーのコピーを、毎ターン生産します。

187クリーチャーにエンチャントして、毎ターン能力を利用したり、
単純に打撃力を上げるために、アタッカーを増やす目的で使用してもいいでしょう。
相手のクリーチャーにエンチャントしても、出るトークンはこちらのものなので、
相手のクリーチャーに対処する目的で使うのもいいかと思います。
一応、伝説のクリーチャーにエンチャントすると除去できますが、
それはもったいないので止めておきましょう。

効果が出るのが少し遅いことと、オーラなので除去されやすいこと、
相手クリーチャーへの対処として使う場合は、
根本的な対策にならないことが難点です。
ただ、組み合わせ方によっては強力ですので、
デッキによっては使われることもあるでしょう。
 
 
Grozoth / ゴロゾス (6)(青)(青)(青)
クリーチャー ― リバイアサン(Leviathan) Ravnica: City of Guilds,レア
防衛(このクリーチャーは攻撃に参加できない)
ゴロゾスが場に出たとき、あなたはあなたのライブラリーから点数で見たマナ・コストが9であるカードを好きな枚数だけ探し、それらを公開し、あなたの手札に加えてもよい。そうした場合、あなたのライブラリーを切り直す。
(4):ゴロゾスはターン終了時まで防衛を失う。
変成(1)(青)(青)
9/9
Illus.Cyril Van Der Haegen (53/306)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/536053/


9マナ9/9、場に出たときに9マナのカードを好きな数だけサーチできる、
9尽くしのクリーチャーです。
防衛を持っていますが、
4マナを支払うことでターン終了時まで攻撃に参加できるようになります。
また、変成を持っているので、
場に出せなくても9マナのカードをサーチ出来ます。

《ゴロゾス》自身も9マナなので、
場に出たときの能力で他の《ゴロゾス》をサーチしておけば、
除去されたとしても、また場に出しなおすことが出来ます。
また、サーチできるカードが9マナと点数で見たマナ・コストが高いため、
《猛火の群れ》や《まどろむ虎の像》のような、
点数で見たマナ・コストを参照するカードとの相性も良いです。
場に出せるだけのマナがなくても、変成を持つため、
デッキの構成によっては役に立つでしょう。

ただ、点数で見たマナ・コストが9のカードはそう多くないため、
普通のサーチとして能力を活用することは出来ないでしょう。
というわけで、これを使うなら
前述のカードとの組み合わせを前提とすることになります。
そういう特殊なデッキが組めないなら、これが使われることも少ないかと思います。
Cerulean Sphinx / 紺碧のスフィンクス (4)(青)(青)
クリーチャー ― スフィンクス(Sphinx) Ravnica: City of Guilds,レア
飛行
(青):紺碧のスフィンクスのオーナーは、それを自分のライブラリーに加えた上で切り直す。
5/5
Illus.Jim Murray (39/306)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/536039/


場からライブラリーに戻る能力を持つクリーチャーです。
6マナで5/5飛行持ちと、
コントロールのフィニッシャーなどとするには十分な大きさを持ちます。
また、青1マナで除去を回避することも出来ます。

ただ、除去を回避してもライブラリーの中に戻ってしまうため、
また引き直さなければならなくなることと、
6マナと重めなコストから、プレイし直すたびに隙が出来てしまうことが問題です。
まあ、前者はドローやサーチを使えば何とかなりそうですし、
環境によっては、フィニッシャーとして使われることもあるのかもしれません。
 
 
Copy Enchantment / エンチャント複製 (2)(青)
エンチャント Ravnica: City of Guilds,レア
エンチャント複製が場に出るに際し、あなたは場に出ているエンチャントを1つ選んでもよい。そうした場合、エンチャント複製はそのエンチャントのコピーとして場に出る。
Illus.Joel Thomas (42/306)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/536042/


エンチャントをコピーする、《クローン》のエンチャント版のようなカードです。
たったの3マナで、場に出ているものと同じエンチャントを
もう1枚増やすことが出来ます。

《亡霊の牢獄》のような、効果の重複するエンチャントをコピーしたり、
あるいは相手の本殿のような、
伝説のエンチャントをコピーして除去のように使用することが可能です。
そのため、エンチャントを多用するデッキに入れたり、
そのようなデッキ対策に使うなら有効でしょう。

ただ、場にエンチャントがなければ役に立たないのが難点です。
コピーできる対象の多い《クローン》も大して使われていないため、
それよりコピーできる対象の少ないこれは、
普通のデッキに入ることはあまりなさそうです。
 
 
Dream Leash / 夢のつなぎ紐 (3)(青)(青)
エンチャント ― オーラ(Aura) Ravnica: City of Guilds,レア
エンチャント(パーマネント)
夢のつなぎ紐はタップ状態のパーマネントに対してしかプレイできない。
あなたはエンチャントされているパーマネントをコントロールする。
Illus.Alex Horley-Orlandelli (45/306)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/536045/


タップ状態のパーマネントであれば、そのコントロールを奪うことの出来るオーラです。
つまり、基本的にエンチャントを奪うことは出来なくなっています。
ですが、《押収》と比べて1マナ軽くなっているため、
コントロールなどマナを残しておきたいデッキではこちらの方が使いやすそうです。

ただ、プレイできる対象が限定されているのが問題です。
何の工夫もしない場合、一度殴られたクリーチャーか、
タップ能力を起動したアーティファクト、
もしくはマナを出した土地しか奪えないわけですので、
殴られた後にクリーチャーを奪っても、
《返礼》のごとく間に合わないこともありそうですし、
アーティファクトはタップしないものやコストに生け贄を含むものも多いため、
コントロールを奪えない事も多そうです。

これが使われるかどうかは、環境で使われるカードにもよるのでしょう。
ですが、あまり使われそうなカードではない気がします。
Light of Sanction / 認可の光 (1)(白)(白)
エンチャント Ravnica: City of Guilds,レア
あなたがコントロールする発生源によってあなたがコントロールするクリーチャーに与えられるダメージを0に軽減する。
Illus.Michael Phillippi (24/306)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/536024/


こちらの呪文や能力で、こちらのクリーチャーにダメージを与えることがなくなります。
《紅蓮地獄》は相手のクリーチャーのみにダメージを与えるようになりますし、
《燃え上がる大地、地把離》の魂力で
相手クリーチャーのみを除去することも出来ます。
一応、《夜の華、切苦》や《オーラのとげ》対策にならないこともありません。

赤い全体火力を、こちらのクリーチャーを気にせずプレイできるようになるため、
クリーチャーデッキに《紅蓮地獄》を入れることで
ウィニー対策をするといったことができるようになります。

ただ、これ単体では何もしないことと、
《紅蓮地獄》のようなカードで、
使用に値する価値のカードがそうそうないことが難点です。
コンボ目的でならデッキが組めるかもしれませんが、
ウィニーのお供とか、普通のデッキを組むことは少々難しそうです。
 
 
Loxodon Gatekeeper / ロクソドンの門番 (2)(白)(白)
クリーチャー ― 象(Elephant)・兵士(Soldier) Ravnica: City of Guilds,レア
あなたの対戦相手がコントロールするアーティファクト、クリーチャー、土地はタップ状態で場に出る。
2/3
Illus.Carl Critchlow (25/306)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/536025/


《宿命》のような能力を持つクリーチャーです。
相手が場に出すパーマネントは、エンチャント以外タップ状態で場に出ます。

出したばかりの土地からマナを出せなくなるため、
相手の展開を阻害することが出来ます。
また、クリーチャーの速攻を無効化したり、
場に出してすぐにアーティファクトのタップ能力を使われることも無くなります。
似たような能力を持つカードに《夢の宝珠》がありますが、
こちらは相手側にのみ効果が及ぶため、
こちらの展開速度が変わらない点で、これの方が優秀です。

ですが、クリーチャーなので除去されやすく、
これ単体ではあくまで時間稼ぎにしかならないという難点があります。
《塵を飲み込むもの、放粉痢》などのようなカードと組み合わせてのコンボ目的でなら、
使われる可能性はありますけれど。
 
 
Three Dreams / 三つの夢 (4)(白)
ソーサリー Ravnica: City of Guilds,レア
あなたのライブラリーから最大3枚までの異なる名前のオーラ(Aura)・カードを探し、それらを公開し、あなたの手札に加える。その後、あなたのライブラリーを切り直す。
Illus.Shishizaru (32/306)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/536032/


ライブラリーから、3種類のオーラを探すことが出来ます。
オーラには使いどころが限定されていたりするものが多いわけですが、
そういうオーラを1枚差しして、必要に応じて手札に加えることが出来ます。
また、《ヤヴィマヤの女魔術師》のような、
エンチャントが多いほど効力の上がるカードとの相性も良く、
オーラを多用するデッキではなかなか有効でしょう。

ただ、そうでないデッキでは基本的に役に立ちません。
エンチャントレスが組まれないなら、このカードが使われることもないでしょう。
 
 
Twilight Drover / 黄昏の群れ操り (2)(白)
クリーチャー ― スピリット(Spirit) Ravnica: City of Guilds,レア
クリーチャー・トークンが場を離れるたび、黄昏の群れ操りの上に+1/+1カウンターを1個置く。
(2)(白),黄昏の群れ操りから+1/+1カウンターを1個取り除く:飛行を持つ、白の1/1のスピリット(Spirit)・クリーチャー・トークンを2個場に出す。
1/1
Illus.Dave Allsop (33/306)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/536033/


トークンが場を離れるとカウンターが乗り、
カウンターを取り除くとトークンを生産出来ます。

トークン主体のデッキなら、ある程度ターンが進めば勝手に巨大化してくれるでしょうから、
トークンデッキのファッティとして役立ってくれそうです。
また、トークンを生産する能力があるため、《栄光の頌歌》などとの相性も良く、
トークンは飛行を持つので、早急に相手のライフを削り取ることが出来るでしょう。
トークン主体のデッキに投入しておいても、損はなさそうです。

ただ、これ単体ではトークンを場に出せず、
あらかじめ他にトークンを出しておく必要がある点と、
元が1/1なために火力などの除去に弱いという問題があります。
メタによっては、少々使い辛いかと。
Ghosts of the Innocent / 無垢の幽霊 (5)(白)(白)
クリーチャー ― スピリット(Spirit) Ravnica: City of Guilds,レア
いずれかの発生源がクリーチャーかプレイヤーにダメージを与える場合、代わりにそれはそのクリーチャーかプレイヤーにそのダメージの半分(端数切捨て)を与える。
4/5
Illus.Kev Walker (20/306)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/536020/


全てのダメージを半分に軽減する能力を持つスピリットです。
つまり、これ自身は実質2/10。

ダメージで勝利することを目的とするデッキには非常に強力です。
通常の2倍の時間をかけなければならなくなるのですから。
その間にこちらは、ゆっくり相手の脅威に対処できるわけです。
しかもこれ自体が強力なブロッカーとして役立つ上、
火力ではほぼ確実に除去されません。
スピリットなので、神河ブロックのカードとの相性が良いのも長所。

しかしこちらもダメージでは勝利しにくくなる上、
マナ・コストが重いという難点があります。
普通のコントロールでは別のカードを優先したくなりそうですが、
非常に防御的なライブラリー破壊デッキとか、
そういうデッキなら役立つかもしれません。
 
 
Hour of Reckoning / 報いの時 (4)(白)(白)(白)
ソーサリー Ravnica: City of Guilds,レア
召集(この呪文をプレイするに際しあなたがタップしたクリーチャー1体につき、それをプレイするためのコストは(1)かそのクリーチャーの色のマナ1点だけ少なくなる)
すべてのトークンではないクリーチャーを破壊する。
Illus.Randy Gallegos (21/306)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/536021/


召集付きの、カードのクリーチャーをすべて破壊するソーサリーです。

トークンは破壊できませんが、
つまりこちらの攻め手をトークンばかりにすれば良いという事です。
そういうデッキでは、軽い《疫病風》のように使うことも出来るでしょう。
《分霊の確約》のようなカードと組み合わせると強力かと。

ただ、普通のコントロールデッキには重すぎて入らないでしょうし、
再生を許すため、相手のクリーチャーによってはあまり効果がありません。
トークン主体のデッキが組めるなら非常に有効でしょうが、
そうでないなら使われることも少ないかと思います。
 
 
Hunted Lammasu / 狩り立てられたラマスー (2)(白)(白)
クリーチャー ― ラマスー(Lammasu) Ravnica: City of Guilds,レア
飛行
狩り立てられたラマスーが場に出たとき、対戦相手1人を対象とする。そのプレイヤーのコントロールの下で、黒の4/4のホラー(Horror)・クリーチャー・トークンを1個場に出す。
5/5
Illus.Mark Zug (22/306)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/536022/


4マナ5/5飛行という、とんでもない大きさを持ったクリーチャーです。
ただし、デメリットとして相手に4/4のクリーチャーを提供してしまいます。

といっても、こちらの方がサイズが大きい上、こちらは飛行持ちです。
単純に殴りあったとしても勝つのはこちらとなります。
こちらの他のクリーチャーが殴りにくくなるという難点もない事は無いですが、
これで殴れるなら、たいした問題ではないでしょう。

相手の除去が想定される場合は使いにくくなりますが、
基本的に優秀なクリーチャーだと思います。
公式カードリストも出たことですし、
今回から、「ラヴニカ:ギルドの都」のカード私見をはじめたいと思います。
一色につき、3日で終わらせていくスローペースです。

ちなみに、字数制限や時間の関係上、
この「久遠の思考」ではレアのみを見ていくことにします。
コモンやアンコモンに関しては、
後ほど私のサイト「久遠の魔術」(上のHomeから行けます)で見ていくつもり。

また、この文章はあくまで私見でありますので、
文章内に色々突っ込みたい点も出来るかと思いますが、
寛大な心で読んで下されれば幸いです。
 
 
Blazing Archon / 魅力的な執政官 (6)(白)(白)(白)
クリーチャー ― 執政官(Archon) Ravnica: City of Guilds,レア
飛行
クリーチャーはあなたへの攻撃に参加できない。
5/6
Illus.Zoltan Boros & Gabor Szikszai (4/306)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/536004/


クリーチャーの攻撃を完全にシャットダウンするクリーチャーです。

クリーチャーの除去手段を持たないクリーチャーデッキは、
これ1枚で動きが止まってしまいます。
タフネスが6と高めなため火力でも焼かれにくく、
黒以外の色では対処しにくいクリーチャーです。
その上飛行を持つため、フィニッシャーとしても十分役立ちます。

ただ、マナ・コストが9マナと重いことが問題です。
リアニメイトや《エルフの笛吹き》などを使うか、
マナ加速をしない限り、普通はプレイできません。
そのため、リアニメイトに入る可能性は十分ありますが、
コントロールのフィニッシャーにはならなさそうです。
 
 
Concerted Effort / 一枚岩の努力 (2)(白)(白)
エンチャント Ravnica: City of Guilds,レア
各プレイヤーのアップキープの開始時に、あなたがコントロールするいずれかのクリーチャーが飛行を持っている場合、あなたがコントロールするすべてのクリーチャーはターン終了時まで飛行を得る。畏怖、先制攻撃、二段攻撃、土地渡り、プロテクション、トランプル、警戒についても同様である。
Illus.Michael Sutfin (8/306)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/536008/


能力を共有させるエンチャントです。
単色で組むと共有できる能力も限られるでしょうから、
多色デッキに入れると良いでしょう。
赤白で組めば、飛行や先制攻撃、
二段攻撃、警戒などを共有させることが出来そうです。
また、オーラや装備品との相性も良く、軽いコストで大きな効果を期待できます。

難点は、これだけだと何もしないことでしょうか。
まあ白ウィニーなら《陽光尾の鷹》や《レオニンの空狩人》などもいますし、
最低でも《空中浮遊》にはなるでしょうから、悪くはないと思います。
デッキ中のクリーチャーによっては、使われることもあるかと。
 
 
Flickerform / ちらつく形態 (1)(白)
エンチャント ― オーラ(Aura) Ravnica: City of Guilds,レア
エンチャント(クリーチャー)
(2)(白)(白):エンチャントされているクリーチャーと、それにつけられているすべてのオーラ(Aura)をゲームから取り除く。ターン終了時に、そのカードをそのオーナーのコントロールの下で場に戻す。そうした場合、それらのオーラをそれらのオーナーのコントロールの下で、そのクリーチャーにエンチャントされている状態で場に戻す。
Illus.Ron Spears (18/306)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/536018/


エンチャントしているクリーチャーを、オーラごとゲーム外に避難させるオーラです。
除去のように使っても良いでしょうが、
それなら《平和な心》などの方が軽い分有効かと。
多分これは、こちらのクリーチャーに付けて使うカードでしょう。
戦闘で、ダメージをスタックに乗せた後避難させる事で
一方的に相手クリーチャーを除去したり、
187カードの能力を再利用したり、除去を回避したり、色々と役立ちます。

ただ、起動コストが4マナと重めなのが問題です。
コンバット・トリックや除去回避として使うにはある程度マナを残しておく必要があり、
そのためにこちらの展開が遅れるのでは問題です。
187カードを連続利用する目的でデッキを組むならとにかく、
普通のデッキに入るカードではないでしょう。
Mikokoro, Center of the Sea / 海の中心、御心 
伝説の土地 Saviors of Kamigawa,レア
(T):あなたのマナ・プールに(1)を加える。
(2),(T):各プレイヤーはカードを1枚引く。
Illus.John Avon (162/165)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/535162/


・各プレイヤーにカードを引かせる能力を持つ、伝説の土地です。

2マナという軽いコストでカードを引けるのは悪くないかと。
それに土地なので、プレイするのにコストもかからず、打ち消されもしません。
手札にカードを貯めておきたいデッキでは、使ってみても面白いかもしれません。

ただ、相手にもカードを引かれるのは痛いです。
マナとカード1枚を使っている分、こちらの方が不利ですし、
《地獄界の夢》デッキに入れるとか、
あるいはどうしても手札を増やしたいデッキに入れるとか、
ちょっと特殊な使い方でしか使われなさそうな気がします。
 
 
Miren, the Moaning Well / 嘆きの井戸、未練 
伝説の土地 Saviors of Kamigawa,レア
(T):あなたのマナ・プールに(1)を加える。
(3),(T),クリーチャーを1体生け贄に捧げる:あなたは生け贄に捧げられたクリーチャーのタフネスに等しい値のライフを得る。
Illus.Rob Alexander (163/165)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/535163/


・クリーチャーを1体生け贄に捧げることで、
そのタフネスに等しいライフを得ることができます。

破壊されそうになったクリーチャーを生け贄に捧げることで、
たいしたデメリットも無くライフを得ることができます。
タフネスを上げる方法があれば、
比較的軽いコストで大量のライフを得ることも可能です。
また、クリーチャーを自由に墓地に送り込めるため、
場に出たときに誘発する能力を持つクリーチャーを生け贄に捧げ、
それを何らかの方法で場に戻すことで、
能力再利用&ライフ回復とかいうこともできます。

能力の起動コストが3マナと、
除去に対応したり、何か別のカードとコンボにしたりするには
少々重めなのが難点でしょうか。
ただ、能力的には面白いため、使われることもあるかもしれません。
 
 
Oboro, Palace in the Clouds / 雲の宮殿、朧宮 
伝説の土地 Saviors of Kamigawa,レア
(T):あなたのマナ・プールに(青)を加える。
(1):雲の宮殿、朧宮をそのオーナーの手札に戻す。
Illus.Rob Alexander (164/165)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/535164/


・手札に戻る能力を持つ、伝説の土地です。

相手の土地破壊を回避したり、
土地が場に出るたびに誘発する能力を連続利用したり、
《春の鼓動》など、1つの土地から複数のマナを出せるようにするカードと組み合わせ、
マナを出し、手札に戻して再度プレイ、またマナを出す、という工程で
より多くのマナを出したり、色々可能性がある土地です。

ただ、何か別のカードと組み合わせるのでない限り、
あまり意味の無い能力であるのも事実です。
一応、デメリット無しに青マナを生み出せるので、
1枚程度デッキに入れておいても良いかもしれません。
 
 
Tomb of Urami / 烏羅未の墳墓 
伝説の土地 Saviors of Kamigawa,レア
(T):あなたのマナ・プールに(黒)を加える。あなたがオーガ(Ogre)をコントロールしていない場合、烏羅未の墳墓はあなたに1点のダメージを与える。
(2)(黒)(黒),(T),あなたがコントロールするすべての土地を生け贄に捧げる:「烏羅未(Urami)」という名前の、飛行を持つ黒の5/5の伝説のデーモン(Demon)・スピリット(Spirit)・クリーチャー・トークンを1個場に出す。
Illus.Alex Horley-Orlandelli (165/165)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/535165/


・4マナを支払い、全ての土地を生け贄に捧げることで、
5/5飛行の伝説のデーモン・スピリット「烏羅未」を場に出す伝説の土地です。

5/5飛行を場に出せるというのは、非常に強力です。
フィニッシャーにもなりえるサイズですし、
土地の能力なので、打ち消されにくいのも長所。
さらに、出てくるのがデーモンなので、
微妙に神河ブロックのオーガとの相性が良かったりします。

問題は、やはり全ての土地を失ってしまうという点でしょうか。
そのため、コントロールのフィニッシャーとしては使いにくい。
また、マナを出すごとに、オーガがいないとダメージを受けるのも微妙に痛いです。
個人的には、オーガを数種類入れた黒ウィニーなんかで、
手札の無くなる中盤以降に起動するのが面白いかと思っています。
Pithing Needle / 真髄の針 (1)
アーティファクト Saviors of Kamigawa,レア
真髄の針が場に出るに際し、カード名を1つ指定する。
指定されたカードの起動型能力は、それらがマナ能力でない限りプレイできない。
Illus.Pete Venters (158/165)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/535158/


・指定したカード1種類の、
マナ能力でない起動型能力のプレイを禁止するアーティファクトです。

赤単で《赤の防御円》を封じるとか、
黒単で《ヴィダルケンの枷》を封じるとか、
本来その色ではどうしようもないものに対処できるのは悪くありません。
1マナと軽いため、序盤から利用しやすい上、《工匠の直感》などと相性が良いのも長所。

相手に封じたいほどの起動型能力を持つパーマネントがないと、
あまり価値がなかったりするのが難点ではありますが、
大抵は対策するべきカードがあるでしょうし、
今後サイドに、場合によってはメインに積まれる可能性は高いでしょう。
 
 
Scroll of Origins / 開闢の巻物 (2)
アーティファクト Saviors of Kamigawa,レア
(2),(T):あなたの手札にカードが7枚以上ある場合、カードを1枚引く。
Illus.Dany Orizio (159/165)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/535159/


・手札に7枚以上のカードがあるなら、
カードを1枚引くことのできる能力を持つアーティファクトです。

手札にカードを貯める方法があれば、
《ジェイムデー秘本》の半分のコストでカードを引けるのはいい感じです。
《交易路》などのような、
ある程度自由に手札を増やせるカードと組み合わせるのも面白いかと。

問題は、手札が6枚以下のときはただの置物になってしまう点です。
デッキによっては使えるかもしれませんが、
確実に引ける方を優先した方がいいこともあるでしょう。
というわけで、使われるかどうかは微妙なところかと思います。
 
 
Wine of Blood and Iron / 血と鉄の酒 (3)
アーティファクト Saviors of Kamigawa,レア
(4):クリーチャー1体を対象とする。それはターン終了時まで+X/+0の修整を受ける。Xはそのパワーである。ターン終了時に血と鉄の酒を生け贄に捧げる。
Illus.Luca Zontini (161/165)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/535161/


・クリーチャー1体のパワーを倍加するアーティファクトです。
ただし、能力を起動すると、ターン終了時に生け贄に捧げられます。

コストさえ支払えれば、1ターン中に何度でも起動できるため、
フィニッシュ用として使えるかもしれません。
例えば、5/5のクリーチャーに2度起動すれば20/5となり、
一度殴るだけで相手を殺せます。
なので、マナ加速を積んだデッキなら有効そうです。

問題は、小さめのクリーチャーに起動してもあまり効果がないことと、
コストがけっこうかかるため、序盤は利用しにくいことです。
1度だけ起動するならそれほど重くもないのですが、
その場合、プレイから起動までに計7マナかかります。
それなら《樫の力》を使った方が効率が良かったりするのです。
そのため、複数回起動できるように、大量のマナを出せるようにする必要があります。
というわけで、使われることはあまりなさそうです。
Iname as One / 一なる否命 (8)(黒)(黒)(緑)(緑)
伝説のクリーチャー ― スピリット(Spirit) Saviors of Kamigawa,レア
一なる否命が場に出たとき、それがあなたの手札からプレイされた場合、あなたは「あなたのライブラリーからスピリット(Spirit)・カードを1枚探し、それを場に出す。その後、あなたのライブラリーを切り直す」ことを選んでもよい。
一なる否命が場から墓地に置かれたとき、あなたはそれをゲームから取り除いてもよい。そうした場合、あなたの墓地にあるスピリット・カード1枚を対象とし、それを場に戻す。
8/8
Illus.Stephen Tappin (151/165)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/535151/


・手札からプレイされて場に出たとき、
ライブラリーの中からスピリットを1体場に出す能力を持つクリーチャーです。
場から墓地に置かれたときも、それをゲームから取り除くことで、
墓地のスピリット1体を場に戻すことができます。

場に出たとき《北の樹の木霊》などをサーチしてこれるのが強力です。
火力やクリーチャーでは両方に対処するのは難しく、
ライフを早々に削り取ることができるでしょう。
また、除去されても墓地から代わりを場に戻せるため、
基本的に除去に対して強いのもいい感じ。
これ自体が8/8と非常に大きいのも長所です。

しかし、コストが12マナかかる上、マルチカラーなのが問題です。
マナ加速をしても支払うのが難しいですし、
かといってリアニメイトなどの方法で場に出すと、
場に出たときの能力が効果を発揮しません。
まあ、墓地に置かれたときの能力だけ利用してもいいのでしょうが、
それだけなら、《ダークスティールの巨像》とかを場に出した方がいい気もします。
結局のところ、使われるかというと微妙かと。
 
 
Ashes of the Fallen / 堕ちたる者の灰 (2)
アーティファクト Saviors of Kamigawa,レア
堕ちたる者の灰が場に出るに際し、クリーチャー・タイプを1つ選ぶ。
あなたの墓地にある各クリーチャー・カードは、そのクリーチャー・タイプに加えて、選ばれたクリーチャー・タイプでもある。
Illus.Dan Frazier (152/165)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/535152/


・墓地にある各クリーチャー・カードのクリーチャー・タイプに、
自分の選んだクリーチャー・タイプを追加します。

例えばスピリットを指定して、転生で手札に戻せるようにしたり、
ゾンビを指定して、《アンデッドの王》で手札に戻せるようにしたり、
まあ、色々可能性がありそうです。
2マナと軽めで、クリーチャーデッキにも無理なく入れられそうなのも長所。

ただ、これ単体では意味がありませんし、
そもそも、転生や《アンデッドの王》で利用したいなら、
元々それに対応するクリーチャー・タイプのクリーチャーを入れればいい話です。
わざわざこれを入れてまで、
他のクリーチャー・タイプのクリーチャーを活かそうとしなくてもいいかと思います。
 
 
Blood Clock / 血時計 (4)
アーティファクト Saviors of Kamigawa,レア
各プレイヤーのアップキープの開始時に、そのプレイヤーは2点のライフを支払わない限り、自分がコントロールするパーマネントを1つ、そのオーナーの手札に戻す。
Illus.Keith Garletts (153/165)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/535153/


・各プレイヤーに、毎ターン、「2点のライフを支払う」か、
「自分のパーマネント1つを手札に戻す」かどちらかを選ばせるカードです。

パーマネントを手札に戻し続けていると、展開スピードが遅くなってしまいますし、
かといって、2点のライフを支払い続けるのもきついものがあります。
土地破壊などで相手のパーマネントを攻め続けるデッキに入れれば、
相手の行動を阻害しつつ、ライフを削ることもできるでしょう。
また、場に出たときに誘発する能力を持つクリーチャーの能力を、
何度も使いまわすことにも役立ちます。

問題は、この能力がこちらにも及ぶことです。
何か、前述したようなクリーチャーを入れておくとか、
この能力がこちらにとってデメリットにならないようにする必要があります。
また、相手に《永遠の証人》などがいると、相手にこの能力を利用されてしまいます。
というわけで、使うデッキによっては面白そうですが、
少々使いづらいカードかと思います。
Sasaya, Orochi Ascendant / 上位の大蛇、ささ弥 (1)(緑)(緑)
伝説のクリーチャー ― 蛇(Snake)・モンク(Monk) Saviors of Kamigawa,レア
あなたの手札を公開する:あなたの手札に土地カードが7枚以上あるならば、上位の大蛇、ささ弥を反転する。
2/3
Sasaya’s Essence / ささ弥の本質
伝説のエンチャント(場)
あなたがコントロールする土地がマナを引き出す目的でタップされるたび、あなたがコントロールする同じ名前の他の土地1つにつき、あなたのマナ・プールにそのタイプのマナ1点を加える。
Illus.Christopher Moeller (145/165)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/535145/


・能力を起動し手札を公開した時、
手札に7枚以上の土地があると反転するクリーチャーです。
反転後はエンチャントになり、
こちらの土地がマナを生み出す時、通常出るマナに加えて、
こちらにある同じ名前の土地1つにつき1マナを生み出させます。

反転前は3マナ2/3の蛇と悪くない性能ですし、
反転できれば大量のマナを生み出すことができます。
緑単のデッキに入れるのが、一番効率良くマナを生み出せるでしょう。
仮に、こちらに森が6枚あるとすれば、それらを全てタップすることで
30点の緑マナを生み出すことができます。
これだけあれば、《大蛇の葉詠み》か何かで赤マナ出し《火の玉》をプレイしたり、
手札のクリーチャーを何体でも展開したり、ほぼ何でもできるようになりそうです。

問題は、反転するための条件が非常に厳しいことです。
手札に7枚土地を貯め、さらに《上位の大蛇、ささ弥》をプレイするには、
計10枚の土地が必要になります。
10枚も土地をサーチするのは、非常に難易度が高いです。
何か、うまく反転させる方法がない限り、
これが使われることはあまりなさそうです。
 
 
Seed the Land / 地に種 (2)(緑)(緑)
エンチャント(場) Saviors of Kamigawa,レア
土地が場に出るたび、そのコントローラーは緑の1/1の蛇(Snake)クリーチャー・トークンを1個場に出す。
Illus.Anthony S. Waters (146/165)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/535146/


・土地が場に出るたび、その土地のコントローラーの元に、
1/1の蛇トークンを1体場に出すエンチャントです。

土地を場に出すだけでトークンが場に出るため、
コントロールデッキのブロッカー生成用に使えないこともありません。
中盤、土地をサーチする間の隙を、蛇でどうにかするのです。
また、《交易路》か掃引など、土地を手札に戻す手段があれば、
トークンを増やし続けることも可能でしょう。
その場合、《迷える探求者、梓》などを併用するとなお良いかと。

問題は、4マナというコストから、普通に使う場合、
せいぜい2,3体しかトークンを場に出せないということです。
また、相手にも能力の影響があるという点も少々痛い。
これ用にある程度尖らせたデッキでないと、あまり使われなさそうです。
 
 
Sekki, Seasons’ Guide / 季節の導き、節貴 (5)(緑)(緑)(緑)
伝説のクリーチャー ― スピリット(Spirit) Saviors of Kamigawa,レア
季節の導き、節貴は、その上に+1/+1カウンターが8個置かれた状態で場に出る。
季節の導き、節貴にダメージが与えられる場合、そのダメージを0に軽減し、季節の導き、節貴から同数の+1/+1カウンターを取り除き、同数の無色の1/1のスピリット(Spirit)・クリーチャー・トークンを場に出す。
スピリットを8体生け贄に捧げる:あなたの墓地にある季節の導き、節貴を場に戻す。
0/0
Illus.Kev Walker (148/165)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/535148/


・ダメージを受けるたびに小さくなりますが、
その代わり、受けたダメージ1点につき1体のスピリットを場に出し、
8体のスピリットを生け贄にすることで墓地から場に戻れるクリーチャーです。

とりあえず、ダメージによって除去されても、
起動型能力で場に戻れるのはいい感じです。
8/8ですし、ダメージ以外の方法でなければ、
これに対策するのは非常に難しいでしょう。
また、タフネスにプラス修整を与えられれば、
ダメージによっては除去されないトークン製造器になります。

問題は、その重さと、ダメージを受けることで小さくなってしまうため、
相手にブロッカーが多くいると使いづらくなる点です。
まあ、弱くはないので、もしかすると使われることもあるかもしれません。
Endless Swarm / 終わりなき大群 (5)(緑)(緑)(緑)
ソーサリー Saviors of Kamigawa,レア
あなたの手札にあるカード1枚につき、緑の1/1の蛇(Snake)・クリーチャー・トークンを1個場に出す。
歴伝(ゲームの残りの間、あなたは呪文をプレイできない。あなたの各アップキープの開始時に、その歴伝能力を除き、この呪文をコピーする。)
Illus.Jeremy Jarvis (129/165)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/535129/


・緑の歴伝は、こちらの手札にあるカード1枚につき、
1/1の蛇トークンを1体場に出します。

これをプレイする前に手札をある程度残しておけば、
大量のトークンを展開することができるでしょう。
数があるため、ダメージを通しやすく、また、ブロッカーとしても役立てられます。
《爆破基地》などとの相性が良いのも長所です。
コストが8マナと重いですが、緑ですし、プレイできないことはないでしょう。

手札の枚数が中途半端だと、大型クリーチャーに対抗しにくく、
また大量除去や《魂の裏切りの夜》などに弱いのが問題です。
《清められし者、せし郎》など強化する方法があれば、使えるのかもしれません。
 
 
Masumaro, First to Live / 初めて生きたもの、増麻呂 (3)(緑)(緑)(緑)
伝説のクリーチャー ― スピリット(Spirit) Saviors of Kamigawa,レア
初めて生きたもの、増麻呂のパワーとタフネスはそれぞれ、あなたの手札にあるカードの枚数の2倍に等しい。
*/*
Illus.Adam Rex (136/165)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/535136/


・緑《マロー》は、こちらの手札の枚数の2倍に等しいパワーとタフネスを持ちます。

6マナですので、6/6以上にできれば十分でしょう。
それなら、手札に3枚のカードがあれば良いわけで、
余分な土地を手札に残しておけば、
クリーチャーデッキでもこれくらいの大きさを保てるでしょう。
もちろん、手札を増やせればより大きくできるので、
何か手札を増やすギミックでも積めば、なかなか強力そうです。

ですが、ただ大きいだけなので、
除去されにくい《北の樹の木霊》など、
何か別の能力のついたクリーチャーを優先したほうがいいこともありそうです。
まあ、悪くはないので、デッキによっては使われることもあるかもしれません。
 
 
Reki, the History of Kamigawa / 神河の歴史、暦記 (2)(緑)
伝説のクリーチャー ― 人間(Human)・シャーマン(Shaman) Saviors of Kamigawa,レア
あなたが伝説の呪文をプレイするたび、カードを1枚引く。
1/2
Illus.Edward P. Beard, Jr. (142/165)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/535142/


・伝説の呪文をプレイするたび、カードを引く能力を持つクリーチャーです。

伝説の呪文はたいていクリーチャーなので、
伝説のクリーチャーを大量に積んだ、レジェンドデッキなんて組めれば面白そうです。
その場合、呪文をプレイするごとにカードが引けるようになるので、
息切れすることなく、クリーチャーを展開していけるかと思います。

問題は、これ自身3マナ1/2と小さめでクリーチャーデッキに向かないことと、
そもそもレジェンドデッキなんて組めるのかどうかという点です。
カードプールがかなり制限されるため、ちと組みづらいかと。
そのため、使われることはあまりなさそうな気がします。
Arashi, the Sky Asunder / 空を引き裂くもの、閼螺示 (3)(緑)(緑)
伝説のクリーチャー ― スピリット(Spirit) Saviors of Kamigawa,レア
(X)(緑),(T):飛行を持つクリーチャー1体を対象とする。空を引き裂くもの、閼螺示はそれにX点のダメージを与える。
魂力 ― (X)(緑)(緑),空を引き裂くもの、閼螺示を捨てる:空を引き裂くもの、閼螺示は飛行を持つ各クリーチャーに、X点のダメージを与える。
5/5
Illus.Kev Walker (121/165)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/535121/


・飛行を持つクリーチャーへダメージを与える起動型能力を持ちます。
魂力は飛行をつクリーチャー全てに、
そうでない方は飛行をつクリーチャー1体に、
マナを多く支払うほど多くのダメージを与えます。

対象は限定されていますが、
何度でも使えるクリーチャー除去は悪くありません。
特に緑は飛行クリーチャー対策のしづらい色ですので、
デッキ内のクリーチャーの数を減らさず、
相手の飛行クリーチャーに対策できるのは有効です。
また、スピリットですので、魂力を転生で使いまわせるのも長所かと。

飛行クリーチャーに対策する必要がないなら
《北の樹の木霊》あたりを優先するでしょうが、
5マナ5/5となかなか大きいことですし、場合によっては使われることもありそうです。
 
 
Ayumi, the Last Visitor / 最後に訪れしもの、亜楡身 (3)(緑)(緑)
伝説のクリーチャー ― スピリット(Spirit) Saviors of Kamigawa,レア
伝説の土地渡り
7/3
Illus.rk post (122/165)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/535122/


・伝説の土地渡りを持つ、伝説のスピリットです。

相手にブロッカーがいなかったり、
相手が伝説の土地をコントロールしていたりする場合、
3度殴るだけで人を殺すことができます。
地味に《火と氷の剣》などとの相性も良かったりしますし、なかなか強力そうです。

タフネスが3と低めなため、
戦闘や火力で破壊されやすいのが難点ではありますが、
今後遣われる可能性は十分にありそうです。
 
 
Bounteous Kirin / 寛大な麒麟 (5)(緑)(緑)
伝説のクリーチャー ― 麒麟(Kirin)・スピリット(Spirit) Saviors of Kamigawa,レア
飛行
あなたがスピリット(Spirit)か秘儀(Arcane)呪文をプレイするたび、あなたはその呪文の点数で見たマナ・コストに等しい値のライフを得てもよい。
4/4
Illus.Shishizaru (123/165)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/535123/


・各色に存在する麒麟の内の1枚。
スピリットか秘儀の呪文をプレイすると、
その点数で見たマナ・コストに等しいだけのライフを得ることができます。

デッキの構造にもよりますが、
平均して、1度に3点程度のライフを得られるかと思います。
呪文をプレイするだけでそれだけライフを得られるのですから、
ある程度時間が経てば、かなりの量のライフを得ることになりそうです。
秘儀デッキなどの防御用として使うと面白いかもしれません。
《滋養の群れ》との相性も良いことですし。

ただ、7マナと重いのが問題です。
単純に間に合わないことも考えられますし、
場に影響を与えられる能力でもないため、時間稼ぎ以上になりません。
そのため、7マナ使ってこれをプレイする必要はあまりなさそうです。
Skyfire Kirin / 空火の麒麟 (2)(赤)(赤)
伝説のクリーチャー ― 麒麟(Kirin)・スピリット(Spirit) Saviors of Kamigawa,レア
飛行
あなたがスピリット(Spirit)か秘儀(Arcane)呪文をプレイするたび、その呪文の点数で見たマナ・コストを持つクリーチャー1体を対象とする。あなたはターン終了時まで、そのコントロールを得てもよい。
3/3
Illus.Tsutomu Kawade (113/165)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/535113/


・各色に存在する麒麟の内の1枚。
スピリットか秘儀の呪文をプレイすると、
それと点数で見たマナ・コストが同じクリーチャーのコントロールを、
一時的に奪います。

この能力は、相手ブロッカーを一時的に除去したり、
相手の攻撃を防いだり、《血の儀式》などのコスト用クリーチャーを調達したりと、
色々と使い方がありそうです。
これ自体が4マナ3/3飛行と、
赤の飛行持ちにしては悪くない大きさなのも長所です。

ただ、クリーチャーに速攻を与えないため、
奪ったクリーチャーを攻撃に参加させられないとか、
単純に打撃力だけで考えるなら、
別のクリーチャーを優先したほうがいいとか、色々難点はあります。
というわけで、使われるかどうかは微妙なところかと。
 
 
Thoughts of Ruin / 荒廃の思考 (2)(赤)(赤)
ソーサリー Saviors of Kamigawa,レア
各プレイヤーは、あなたの手札にあるカード1枚につき土地を1つ生け贄に捧げる。
Illus.John Avon (118/165)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/535118/


・手札にあるカード1枚につき1つずつ、
各プレイヤーに土地を生け贄に捧げさせるソーサリーです。

これ1枚で複数個の土地を除去できるのが強力です。
他のランデスと組み合わせ、中盤に相手に残った土地を除去することで、
こちらが一方的に殴ることもできるでしょう。
《初めて欲したもの、仇麻呂》との組み合わせも良さそうです。

こちらの土地も除去されてしまうことと、
除去できる土地の枚数が手札の枚数に左右されるため、
後半にあると使いづらくなるのが難点でしょうか。
前者は、先にこちらが展開しきってしまえばいい話なのですが、
後者は、手札を使い切りやすい赤デッキだと、解消し辛い問題です。
まあ、序盤では強力かと思いますし、使われることは多そうです。
 
 
Undying Flames / 不死の炎 (4)(赤)(赤)
ソーサリー Saviors of Kamigawa,レア
クリーチャー1体かプレイヤー1人を対象とする。あなたのライブラリーの一番上のカードを、土地ではないカードが取り除かれるまでゲームから取り除く。不死の炎は、それにそのカードの点数で見たマナ・コストに等しい値のダメージを与える。
歴伝(ゲームの残りの間、あなたは呪文をプレイできない。あなたの各アップキープの開始時に、その歴伝能力を除き、この呪文をコピーする。)
Illus.Tsutomu Kawade (119/165)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/535119/


・赤の歴伝は、ライブラリーを上から土地以外のカードが出るまで取り除き、
その点数で見たマナ・コストと同じだけのダメージを与えます。

デッキにもよりますが、平均3点くらいのダメージを与えられるかと思います。
少なくとも《激憤の本殿》よりダメージは高くなるでしょうし、
クリーチャーデッキに対しては有効かもしれません。
もちろん、重めのカードを多く積めば、より多くのダメージを与えられるでしょうし、
あらかじめライブラリー操作をしておけば、
より効率よくダメージを与えることができます。

ただ、呪文をプレイできなくなるため、
エンチャントやアーティファクトなど、
ダメージで対応しようのないものには無力になります。
特に《赤の防御円》を出されるとどうしようもありません。
また、ダメージが安定しないため、大型クリーチャーの除去には向きづらいのも難点。
なので、あまり使われることはなさそうな気がします。
 
 
 
※明日は1日家を空けるため、更新はお休みします。
Iizuka the Ruthless / 非情なる飯塚 (3)(赤)(赤)
伝説のクリーチャー ― 人間(Human)・侍(Samurai) Saviors of Kamigawa,レア
武士道2(これがブロックに参加するかブロックされるたび、それはターン終了時まで+2/+2の修整を受ける)
(2)(赤),侍(Samurai)を1体生け贄に捧げる:あなたがコントロールする侍は、ターン終了時まで二段攻撃を得る。
3/3
Illus.Darrell Riche (104/165)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/535104/


・武士道2と、こちらの侍全てに二段攻撃を与える能力を持つ侍です。

フィニッシャーとして役立ちそうなクリーチャーです。
二段攻撃を得ることは、実質パワーが2倍になるようなものですので、
装備品などで強化しておくと、非常に強力でしょう。
コストとして侍を1体生け贄に捧げる必要があるのは痛いですが、
総攻撃をした後、ブロックされたものを生け贄に捧げれば、それほど問題ではありません。
これ自体も、まあ悪くはない大きさです。
武士道もありますし、戦闘では役立つかと思います。

5マナと、クリーチャーデッキに入れるには重めなことが難点です。
そのため、序盤からダメージ源になるクリーチャーを
優先したほうが良いこともあるかと思います。
ただ、能力はなかなかですし、試してみる価値はあるでしょう。
 
 
Jiwari, the Earth Aflame / 燃え上がる大地、地把離 (3)(赤)(赤)
伝説のクリーチャー ― スピリット(Spirit) Saviors of Kamigawa,レア
(X)(赤),(T):飛行を持たないクリーチャー1体を対象とする。燃え上がる大地、地把離はそれにX点のダメージを与える。
魂力 ― (X)(赤)(赤)(赤),燃え上がる大地、地把離を捨てる:燃え上がる大地、地把離は飛行を持たない各クリーチャーにそれぞれX点のダメージを与える
3/3
Illus.Adam Rex (107/165)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/535107/


・飛行を持たないクリーチャーへダメージを与える起動型能力を持ちます。
魂力は飛行を持たないクリーチャー全てに、
そうでない方は飛行を持たないクリーチャー1体に、
マナを多く支払うほど多くのダメージを与えます。

何度でも利用できるクリーチャー除去は強力です。
マナはかかりますが、システムクリーチャーや、
ブロッカーをあらかじめ除去しておけるのはなかなか有効です。
魂力のおかげで、ウィニーに対して使えないこともありません。
また、スピリットなので、転生で使いまわせるのも長所です。

5マナで3/3と比較的小さいため、コントロールなどに対してはあまり役立ちません。
また、プレイヤーにダメージを飛ばせないため、
《山伏の長、熊野》を優先したほうがいいことも多いでしょう。
ですが、スピリットデッキなどで使われていく可能性はありそうです。
 
 
Rally the Horde / 大軍の結集 (5)(赤)
ソーサリー Saviors of Kamigawa,レア
あなたのライブラリーのカードを上から3枚、ゲームから取り除く。取り除かれた最後のカードが土地でない場合、この過程を取り除かれた最後のカードが土地になるまで繰り返す。この方法でゲームから取り除かれた土地ではないカード1枚につき、赤の1/1の戦士(Warrior)クリーチャー・トークンを1個場に出す。
Illus.Paolo Parente (110/165)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/535110/


・ライブラリーのカードを上から3枚ずつ、
それらの最後のカードが土地になるまで取り除いていき、
最終的に取り除けたカード1枚につき1/1のトークンを1体場に出すソーサリーです。

何の細工もしないでプレイしても、
6枚程度は取り除くことができるかと思います。
それなら、6マナで6体の1/1を場に出すことができるわけです。
なかなか悪くはありませんし、
《戦の只中》や《上位の人間、焔村》反転状態などで強化できればより強力です。
もちろん、ライブラリー操作の手段があればより多くのトークンを場に出せるわけで、
《変幻の杖》や《マナ切り離し》などと組み合わせれば面白そうです。

ただ、6マナと重めなことと、
ライブラリー操作をしない限り効果が安定しないのが問題です。
普通のデッキなら、代わりに何かクリーチャーを優先したほうが有効かと思います。
Adamaro, First to Desire / 初めて欲したもの、仇麻呂 (1)(赤)(赤)
伝説のクリーチャー ― スピリット(Spirit) Saviors of Kamigawa,レア
初めて欲したもの、仇麻呂のパワーとタフネスはそれぞれ、手札に最も多くのカードを持つ対戦相手の手札にあるカードの枚数に等しい。
*/*
Illus.Paolo Parente (91/165)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/535091/


・赤《マロー》は、対戦相手の手札の枚数に等しいパワーとタフネスを持ちます。

3マナですので、最低でも3/3にはしたいところですが、
相手がウィニーやバーンのような、手札を使いきるタイプのデッキでもない限り、
だいたいはそれ以上の大きさにできるでしょう。
相手がパーミッション系統なら、5/5くらいのサイズを期待できそうです。
また、ランデスとの相性が良いのも長所。
《金属モックス》から2ターン目《石の雨》をプレイし、
3ターン目にこれを場に出す、とかできると強力でしょう。

問題は、後半に引くと役に立たないことが多いことでしょうか。
クリーチャーデッキ相手では0/0になる可能性もありますし、
コントロール相手には、打ち消されるか除去されるのがオチかと。
ただ、序盤に出たときの強さを考えると、これが使われることも多そうな気がします。
 
 
Hidetsugu’s Second Rite / 碑出告の第二の儀式 (3)(赤)
インスタント Saviors of Kamigawa,レア
プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーのライフがちょうど10点である場合、碑出告の第二の儀式はそのプレイヤーに10点のダメージを与える。
Illus.Jeff Miracola (102/165)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/535102/


・相手のライフが10点ちょうどの時、10点のダメージを与えます。
文字通りの即死呪文です。

条件はあるものの、4マナ10点火力という点だけ見ると、非常に効率が良いです。
これをデッキに入れておくことで、
通常なら20点削りきらねばならないところを10点削るだけで良くなり、
手札が早めになくなりやすいバーンにおいてはなかなか有効でしょう。
クリーチャーデッキに入れても面白いかもしれません。

ただ、解決時にライフがちょうど10点でなければならないため、
相手が《真鍮の都》でもコントロールしていたり、
ある程度ライフを削った後だったり、
あるいはちょうど10点にすることができなかったりすると、
とたんに手札で腐ってしまうことになります。
使うかどうかはある程度個人の好みに左右されそうですが、
個人的には、汎用性のある別の火力のほうがいい気がします。
 
 
Homura, Human Ascendant / 上位の人間、焔村 (4)(赤)(赤)
伝説のクリーチャー ― 人間(Human)・モンク(Monk) Saviors of Kamigawa,レア
上位の人間、焔村はブロックに参加できない。
上位の人間、焔村が場から墓地に置かれたとき、それを反転状態で場に戻す。
4/4
Homura’s Essence / 焔村の本質
伝説のエンチャント(場)
あなたがコントロールするクリーチャーは+2/+2の修整を受けるとともに、飛行と以下の能力を持つ。「(赤):このクリーチャーはターン終了時まで+1/+0の修整を受ける」
Illus.Kev Walker (103/165)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/535103/


・場から墓地に置かれると、反転して場に戻るクリーチャーです。
反転後は、こちらのクリーチャーに大幅な強化修整を与えます。

反転させることは、それほど難しくありません。
チャンプブロックさせて墓地に落とすことができないのは残念ですが、
4/4ですので、普通に殴っていれば、相手も除去せざるを得なくなるでしょうし、
《落とし子の穴》や《裂け目の突破》などで墓地に送っても良いでしょう。
《御霊の足跡》なんかも面白いかと。
反転できれば、大抵の場合勝てるでしょう。
ただの1/1でも3/3飛行パンプアップ能力持ちになるのです、
複数体で殴りかかれば、かなりの量のダメージを与えられるかと思います。

問題は、やはり6マナという重さでしょうか。
まあそれでも、反転後の能力が強力なこともありますし、
使われることもあるかもしれません。
Neverending Torment / 無限の苦悩 (4)(黒)(黒)
ソーサリー Saviors of Kamigawa,レア
プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーのライブラリーの中からカードをX枚探し、それらをゲームから取り除く。Xはあなたの手札にあるカードの枚数である。そのプレイヤーは自分のライブラリーを切り直す。
歴伝(ゲームの残りの間、あなたは呪文をプレイできない。あなたの各アップキープの開始時に、その歴伝能力を除き、この呪文をコピーする。)
Illus.Thomas Gianni (83/165)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/535083/


・黒の歴伝は、相手のライブラリーから、こちらの手札の枚数だけカードを探し、
それらをゲームから取り除きます。

手札の枚数にもよりますが、毎ターン、
《石臼》以上の効率で、コストをかけずにライブラリー破壊できるのは強力です。
また、取り除くカードはこちらが選べるので、
コントロールなどのような、数枚のフィニッシャーに頼るデッキ相手には、
それらを取り除くことで勝ち手段をなくしてしまうこともできます。
他の歴伝に比べて6マナと軽いため、比較的プレイしやすいのも長所です。

ただ、歴伝能力のために呪文をプレイできなくなるのが問題です。
効果も、場に影響を与えるタイプのものではないので、
何か、相手の攻撃を防げるパーマネントでも場に出し、
すぐにはやられない状況を作っておく必要があるでしょう。
そのため、これでデッキを組むのはちと難しいかと思われます。
 
 
One with Nothing / 空虚自身 (黒)
インスタント Saviors of Kamigawa,レア
あなたの手札を捨てる。
Illus.Jim Nelson (84/165)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/535084/


・たった1マナで、手札のカードを全て捨てることができます。

これ単体だと全く意味はありませんが、
組み合わせ方によっては面白いことができそうです。
例えば、リアニメイト用に、
手札のクリーチャー・カードを墓地に落とすために使うとか。
まあ、その場合は手札のリアニメイト用カードも墓地に行くわけですが、
そのあたりは何とかしてください。
また、《ルアゴイフ》を大きくするために、
手札のクリーチャー・カードを墓地に落とすためにも使えそうです。
ただ、その場合は、もう少し融通の効くやり方がありそうな気もしますが。

結局のところ、スタンダードだと、
組み合わせて有効そうな組み合わせがあまりないのが問題です。
エクステンデッドなどであれば、
マッドネス、スレッショルドなどがありますので、
もしかすると何か、面白い使い方があるのかもしれません。
 
 
Pain’s Reward / 苦痛の報償 (2)(黒)
ソーサリー Saviors of Kamigawa,レア
あなたは好きな量のライフをつけて競りを始める。ターンの順序に従い、各プレイヤーは最高値を超える値をつけてもよい。最高値が動かなくなった場合、競りは終了する。最大の値をつけたプレイヤーは、その値に等しい値のライフを失うとともに、カードを4枚引く。
Illus.Matt Cavotta (85/165)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/535085/


・相手とライフで競りを行うカードです。
勝ったプレイヤーはその分のライフを失うとともに、カードを4枚引きます。

個人的には、このカードは黒ウィニーのようなデッキに向きそうな気がします。
《冥府の契約》を考えると、ライフの半分程度までが支払える限度でしょうが、
早めに殴って勝利することが目的のクリーチャーデッキなら、
こちらのライフは、それほど問題ではありません。
仮に、相手にカードを引かれてしまうことになっても、
相手は相当な量のライフを失うことになるでしょうから、
やはりクリーチャーデッキにとっては好都合です。

ただ、こちらのライフが減れば減るほど使いづらくなる上、
あまりライフを支払いすぎると、簡単に死ねるのが問題です。
よっぽど尖ったデッキでも組めない限り、使われることはなさそうな気もします。
Kagemaro, First to Suffer / 初めて苦しんだもの、影麻呂 (3)(黒)(黒)
伝説のクリーチャー ― デーモン(Demon)・スピリット(Spirit) Saviors of Kamigawa,レア
初めて苦しんだもの、影麻呂のパワーとタフネスはそれぞれ、あなたの手札にあるカードの枚数に等しい。
(黒),初めて苦しんだもの、影麻呂を生け贄に捧げる:すべてのクリーチャーは、ターン終了時まで-X/-Xの修整を受ける。Xは、あなたの手札にあるカードの枚数に等しい。
*/*
Illus.Adam Rex (73/165)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/535073/


・黒《マロー》。
生け贄に捧げると、手札の枚数に等しい分だけ、
全てのクリーチャーにマイナス修整を与えます。

全体除去を積んでいるため、クリーチャーデッキに大して有効でしょう。
手札が4枚程度あれば、十分な効果を得られるかと。
その場合、5マナ4/4と悪くない大きさですし、
黒コンのようなデッキに入れておくと役立ちそうです。
一応デーモンということで、神河ブロックのオーガとの相性が良いのも長所。

大きさが安定しにくいため、
デッキによっては別のカードを優先したほうがいいかもしれませんが、
基本的には強力なカードかと思います。
 
 
Kuon, Ogre Ascendant / 上位の大峨、苦御 (黒)(黒)(黒)
伝説のクリーチャー ― オーガ(Ogre)・モンク(Monk) Saviors of Kamigawa,レア
ターン終了時に、このターン、3体以上のクリーチャーが場から墓地に置かれた場合、上位の大峨、苦御を反転する。
2/4
Kuon’s Essence / 苦御の本質
伝説のエンチャント(場)
各プレイヤーのアップキープの開始時に、そのプレイヤーはクリーチャーを1体生け贄に捧げる。
Illus.Hideaki Takamura (78/165)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/535078/


・クリーチャーが3体以上墓地に置かれると反転するクリーチャーです。
反転後はエンチャントになり、
毎ターン、クリーチャーを1体ずつ減らしていきます。

反転させることは、普通の状況では多少難しいでしょうが、
トークンを展開して、それを《落とし子の穴》のようなもので生け贄にするとか、
何かしらギミックを積めばできないことはありません。
ウィニー相手になら、全体除去をプレイするだけで反転できるでしょうし。
反転後は、特にコストをかけずに除去をし続けることができます。
クリーチャーデッキに対して非常に有効かと。

問題は、トリプルシンボルなので黒単くらいにしか入れられないことと、
こちらにも能力の影響が及ぶことです。
黒コンのような、こちらは大してクリーチャーを使わず、
かつ全体除去を入れられるようなデッキに入れると、面白いかもしれません。
 
 
Maga, Traitor to Mortals / 現し世の裏切り者、禍我 (X)(黒)(黒)(黒)
伝説のクリーチャー ― 人間(Human)・ウィザード(Wizard) Saviors of Kamigawa,レア
現し世の裏切り者、禍我はその上に+1/+1カウンターがX個置かれた状態で場に出る。
現し世の裏切り者、禍我が場に出たとき、プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーは、この上の+1/+1カウンターの数に等しい値のライフを失う。
0/0
Illus.Jim Murray (81/165)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/535081/


・プレイする際に支払ったマナが多いほど大きくなるクリーチャーです。
場に出たとき、支払ったマナに等しいだけのライフを失わせます。

後半、マナを大量に出せるようになった頃にプレイすれば、
直接火力のように使用することが可能です。
《黒の防御円》など軽減効果を回避することもできます。
残ったライフは、場に出たこれで殴って削っていけますし、
土地サーチなど色々積んだデッキであれば悪くはないかも知れません。

ただ、どうしても効果が小さいのが難点。
6マナ支払ってプレイしたとしても、3/3にしかならないのはやはり微妙です。
本当に大量のマナが出るデッキでないと、あまり使いたくないカードかと思います。
Akuta, Born of Ash / 灰生まれの阿苦多 (2)(黒)(黒)
伝説のクリーチャー ― スピリット(Spirit) Saviors of Kamigawa,レア
速攻
あなたのアップキープの開始時に、あなたの手札のカードの枚数がどの対戦相手よりも多い場合、あなたは沼(Swamp)を1つ生け贄に捧げてもよい。そうした場合、あなたの墓地にある灰生まれの阿苦多を場に戻す。
3/2
Illus.Ben Thompson (61/165)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/535061/


・相手より手札の枚数が多いなら、
毎ターン、沼を1枚生け贄にすることで場に戻せるクリーチャーです。

条件さえ満たせばほぼ不死身なため、除去に対して有効なクリーチャーです。
「全体除去で場を掃除→墓地から戻ったこれで単独突撃」
とかいうことが可能なのも長所。
場に戻す条件も、相手を選びますが、それほど難しくないでしょう。

ただ、除去に強い関係上、コントロール相手に有効に見えますが、
相手がコントロールだと条件を満たし辛い難点があります。
クリーチャーデッキ相手には前述のやり方で単機突撃できるため、
メタによっては使われることもあるかもしれません。
 
 
Choice of Damnations / 滅びへの選択 (5)(黒)
ソーサリー ― 秘儀(Arcane) Saviors of Kamigawa,レア
対戦相手1人を対象とする。そのプレイヤーは、数を1つ選ぶ。あなたは「そのプレイヤーはその値のライフを失う」ことを選んでもよい。そうしなかった場合、そのプレイヤーはその数のパーマネントを除くすべてのパーマネントを生け贄に捧げる。
Illus.Tim Hildebrandt (62/165)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/535062/


・相手に数を選ばせ、その分だけライフを失わせるか、
その数のパーマネントを残して他を全て生け贄に捧げさせるか、
どちらかを選べる秘儀呪文です。

相手は、あまり大きい数を選ぶとライフを大量に失うはめになりますし、
かといって小さい数を選ぶと、パーマネントを根こそぎ持っていかれてしまいます。
大量のパーマネントをコントロールするデッキ相手には特に有効でしょう。
クリーチャーのような、恒久的なダメージクロックがあると良いかと思います。

ですが、相手がたいした数のパーマネントをコントロールしていないと、
これの効力も非常に下がります。
少ない数のパーマネントでも回るデッキなら、少な目の数を指定すれば良いですので。
状況にもよるのでしょうが、使われるかどうかは微妙なところかと。
 
 
Infernal Kirin / 冥府の麒麟 (2)(黒)(黒)
伝説のクリーチャー ― 麒麟(Kirin)・スピリット(Spirit) Saviors of Kamigawa,レア
飛行
あなたがスピリット(Spirit)か秘儀(Arcane)呪文をプレイするたび、プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーは手札を公開し、その呪文の点数で見たマナ・コストを持つカードをすべて捨てる。
3/3
Illus.Carl Critchlow (72/165)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/535072/


・各色に存在する麒麟の内の1枚。
スピリットか秘儀の呪文をプレイすると、
それと同じ点数で見たマナ・コストを持つカードを捨てさせます。

ただ呪文をプレイするだけで、手札破壊ができるのは強力です。
もちろん、1枚も捨てさせられない時もあるでしょうが、
相手の手札をいちいち確認できるのは悪くないかと。
これ自身も4マナ3/3飛行と、黒にしては悪くないスペック。
スピリットデッキに入れれば、攻撃の手を緩めることなく手札を攻められます。

ただ、手札破壊系カード全般に言えるのですが、
相手が手札を保持しないウィニーのようなデッキだと、
これを場に出す頃には相手の手札がないということも考えられます。
まあ、その場合は殴れば良いだけですし、今後、使われることもあるかと思います。
Sakashima the Impostor / 騙り者、逆嶋 (2)(青)(青)
伝説のクリーチャー ― 人間(Human)・ならず者(Rogue) Saviors of Kamigawa,レア
騙り者、逆嶋が場に出るに際し、あなたは場に出ているクリーチャーを1体選んでもよい。そうした場合、騙り者、逆嶋は依然として名前が騙り者、逆嶋である伝説のパーマネントであるとともに「(2)(青)(青):ターン終了時に、騙り者、逆嶋をそのオーナーの手札に戻す」という能力を得ることを除いて、そのクリーチャーのコピーとして場に出る。
3/1
Illus.rk post (53/165)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/535053/


・好きなクリーチャーのコピーとして場に出ることのできるクリーチャーです。
コピーした場合は、さらに手札に戻る能力も得ますが、
名前と、伝説性はそのまま保持します。

例えば対戦相手が巨大なクリーチャーを場に出したとしても、
それに4マナで対処することが可能です。
さらに、コピーした場合は手札に戻る能力も持つため、
相手の除去を回避したり、
戦闘ダメージをスタックに乗せた後手札に戻ってみたり、
《永遠の証人》などの能力を使いまわしたり、様々な使い方が考えられます。
また、コピーしても名前は変わらないため、
こちらの伝説のクリーチャーをコピーし2体並べることも可能です。

ただ、コピーしないとただの4マナ3/1ですので、
場に何かしらコピーしたいクリーチャーがいない限り、役には立ちません。
また、相手のプレイするクリーチャーによっては、
それをコピーしても解決策にならないこともあります。
やはり、デッキやメタを選ぶカードかと思います。
 
 
Soramaro, First to Dream / 初めて夢見たもの、空麻呂 (4)(青)(青)
伝説のクリーチャー ― スピリット(Spirit) Saviors of Kamigawa,レア
飛行
初めて夢見たもの、空麻呂のパワーとタフネスはそれぞれ、あなたの手札にあるカードの枚数に等しい。
(4),あなたがコントロールする土地を1つ、そのオーナーの手札に戻す:カードを1枚引く。
*/*
Illus.Brian Despain (58/165)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/535058/


・青《マロー》。飛行とドロー能力を持ちます。

6マナの飛行持ちですので、《マハモティ・ジン》を考えると、
最低5/5くらいは欲しいところでしょう。
コントロールのフィニッシャーなどに使うのなら、
手札を溜め込んでおくでしょうから、それほど難しくはありません。
また、ドロー能力があるのも良い感じです。
この能力で手札を増やすことで、
相手の行動に対応するための手札を増やすとともに、
《初めて夢見たもの、空麻呂》をパンプアップし圧殺することが可能になります。

今のところ、青系のフィニッシャーとしては
《潮の星、京河》と《曇り鏡のメロク》がいるため、
《初めて夢見たもの、空麻呂》の入れる隙間は無いかもしれません。
ですが、十分な性能を持っていると思いますので、
もしかすると採用される可能性もあるかと思います。
 
 
Twincast / 双つ術 (青)(青)
インスタント Saviors of Kamigawa,レア
インスタント呪文1つかソーサリー呪文1つを対象とし、それをコピーする。あなたはそのコピーの新たな対象を選んでもよい。
Illus.Christopher Moeller (60/165)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/535060/


・青くなった《Fork》的カード。
インスタントやソーサリーなら、なんでも2マナでコピーできます。

相手の呪文をコピーしてもいいでしょうが、
やはり、こちらの呪文を倍加するのが基本の使い方でしょう。
《知識の渇望》をコピーし6枚引いて4枚捨てるとか、
《残響する真実》をコピーして2種類のパーマネントを手札に戻すとか、
《邪魔》をコピーしてどちらか片方が打ち消されても構わないようにするとか、
色々な使い方が考えられます。

ただ、このような「あれば役立つ」ようなカードを
入れるスペースがあるかどうかは微妙です。
他にこれでコピーしたいカードが手札になければ役に立ちませんし、
元の呪文のコストとあわせてマナが多く必要となるため、
打ち消し用のマナを残すようなことも難しくなります。
役に立たないとは言いませんが、あまり使われるカードではないかと思います。

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