Kaho, Minamo Historian / 水面院の歴史家、歌穂 (2)(青)(青)
伝説のクリーチャー ― 人間(Human)・ウィザード(Wizard) Saviors of Kamigawa,レア
水面院の歴史家、歌穂が場に出たとき、あなたのライブラリーから最大3枚までのインスタント・カードを探し、それらをゲームから取り除く。その後、あなたのライブラリーを切り直す。
(X),(T):あなたは水面院の歴史家、歌穂によってゲームから取り除かれた、点数で見たマナ・コストがXであるカードを1枚、そのマナ・コストを支払うことなくプレイしてよい。
2/2
Illus.Greg Staples (41/165)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/535041/


・場に出たとき、ライブラリーから3枚までの
インスタントを取り除くクリーチャーです。
取り除かれたカードは、同じ量のマナを支払うことでプレイすることができます。

要するに、インスタントを3枚までサーチできるようなもので、
他のカードと比べても、この能力は強力です。
コントロールのような、インスタントを多めに積んだデッキであれば優秀でしょう。
また、4マナと、それほど重くもないコストなのも良い感じ。

ただ、能力を起動できるのは次ターン以降になってしまう、
火力で除去されるとカードをプレイできなくなる、
そして、クリーチャーなのでソーサリータイミングでしかプレイできない、
というように、色々と問題点もあります。
ですがポテンシャルはあると思いますので、
もしかすると使われるようになるのかもしれません。
 
 
Kami of the Crescent Moon / 三日月の神 (青)(青)
伝説のクリーチャー ― スピリット(Spirit) Saviors of Kamigawa,レア
各プレイヤーのドロー・ステップの開始時に、そのプレイヤーはカードを1枚引く。
1/3
Illus.Darrell Riche (42/165)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/535042/


・毎ターン、各プレイヤーにカードを引かせるクリーチャーです。
つまり、生きている《吠えたける鉱山》。

《吠えたける鉱山》と違いクリーチャーであるため、
攻撃やブロックに参加させることができます。
また、軽量のスピリットでもありますので、
スピリットクラフトとの相性も悪くないかと思います。

ただ、《吠えたける鉱山》と同じように、
先に相手がカードを引いてしまうのが難点です。
また、クリーチャーである分除去されやすいため、
こちらがカードを引く前に除去され、
相手に利用されるだけで終わってしまう危険性もあります。
さらに、タップ状態になってもこの効果は消えないために、
《吠えたける鉱山》でできた、
「タップして相手に利用させない」ということもできません。
そのため、これが使われるようになるかというと、微妙なところです。
《吠えたける鉱山》8枚体制とか、
そういうことをしたいデッキには入るのかもしれませんが。
 
 
Meishin, the Mind Cage / 精神の檻、迷心 (4)(青)(青)(青)
伝説のエンチャント(場) Saviors of Kamigawa,レア
すべてのクリーチャーは-X/-0の修整を受ける。Xは、あなたの手札にあるカードの枚数である。
Illus.Thomas Gianni (44/165)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/535044/


・伝説のエンチャントです。
こちらの手札の枚数だけ、全てのクリーチャーのパワーを減らします。

手札に3枚カードがあるだけでも-3/-0となり、
ウィニーからの攻撃をほぼ完全に無効化できます。
手札をより増やせれば、クリーチャーデッキ全般に効くでしょう。
こちらのクリーチャーにも効いてしまいますが、
コントロールなら、まずは相手の攻撃を防げればよいので、
それほど問題ではありません。

問題なのは、7マナというコストの重さです。
これを場に出す前に、殴り殺されている危険性も十分にあります。
《不朽の理想》で引っ張り出してくるとか、
そういう特殊な使い方でなら、使われるかもしれません。
Cloudhoof Kirin / 雲蹄の麒麟 (3)(青)(青)
伝説のクリーチャー ― 麒麟(Kirin)・スピリット(Spirit) Saviors of Kamigawa,レア
飛行
あなたがスピリット(Spirit)か秘儀(Arcane)呪文をプレイするたび、プレイヤー1人を対象とする。あなたはそのプレイヤーのライブラリーのカードを上からX枚、そのプレイヤーの墓地に置いてもよい。Xは、その呪文の点数で見たマナ・コストである。
4/4
Illus.Randy Gallegos (31/165)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/535031/


・各色に存在する麒麟の内の1枚。
スピリットか秘儀の呪文をプレイすると、
それの点数で見たマナ・コストと同じだけ、ライブラリーを削ります。

秘儀連繋デッキなら、だいたい2、3枚程度ずつライブラリーを削れるでしょう。
それなら《石臼》より効率が良いわけで、
ライブラリーアウトデッキなら有効そうです。
5マナ4/4飛行と、悪くない性能なのも長所です。

ただ、これでライブラリーアウトを狙うよりも、
殴った方がよっぽど早かったりするのが難点。
相手ではなくこちらのライブラリーを削り、
それを《御霊の復讐》や《禍御鳴の激憤》などで利用するという手もあるので、
自分のライブラリーを利用できるギミックを積んだ秘儀連繋デッキとか、
そういうデッキくらいになら入るかもしれません。
 
 
Erayo, Soratami Ascendant / 上位の空民、エラヨウ (1)(青)
伝説のクリーチャー ― ムーンフォーク(Moonfolk)・モンク(Monk) Saviors of Kamigawa,レア
飛行
いずれかのターンに4つ目の呪文がプレイされるたび、上位の空民、エラヨウを反転する。
1/1
Erayo’s Essence / エラヨウの本質
伝説のエンチャント(場)
対戦相手が各ターンに最初に呪文をプレイするたび、その呪文を打ち消す。
Illus.Matt Cavotta (35/165)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/535035/


・呪文が4つ以上プレイされると反転するクリーチャーです。
反転後はエンチャントになり、
各ターンに最初に相手がプレイした呪文を打ち消します。

反転できれば、相手は1つの呪文を通すために、
その前にもう1つ呪文をプレイしなくてはならなくなります。
つまり相手に手札とマナを無理矢理消費させられるわけで、
非常に強力な能力といえるでしょう。
普通のデッキでは反転させるのは難しいでしょうが、
親和デッキや、軽量ドローを大量に積んだデッキとかなら、
まあ反転できないことも無いかと。

ただ、どんなデッキにも入るようなカードではありませんし、
元が1/1飛行と非常に貧弱なので、
反転させようとするのに対応して除去を喰らう、ということも考えられます。
強力ではありますが、使われるかどうかはメタによるのかもしれません。
 
 
Eternal Dominion / 永遠の統制 (7)(青)(青)(青)
ソーサリー Saviors of Kamigawa,レア
対戦相手1人を対象とする。そのプレイヤーのライブラリーから、アーティファクト・カードかクリーチャー・カードかエンチャント・カードか土地カードを1枚探す。そのカードをあなたのコントロールの下で場に出す。その後、そのプレイヤーは自分のライブラリーを切り直す。
歴伝(ゲームの残りの間、あなたは呪文をプレイできない。あなたの各アップキープの開始時に、その歴伝能力を除き、この呪文をコピーする。)
Illus.Shishizaru (36/165)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/535036/


・青の歴伝は、相手のライブラリーからパーマネントになるカードを奪います。

状況に応じて適当なカードを奪ってくれば、
「呪文をプレイできない」という欠点を多少なりともカバーすることができます。
伝説のパーマネントを持ってきて対消滅させるとか、
《ダークスティールの巨像》のような巨大クリーチャーを奪ってくるとか、
色々とやれそうな気がしないでもありません。

ただ、10マナというとんでもないコストなのが問題です。
それだけのマナを出すまでの間に、
こちらがやられている可能性も十分高いでしょう。
というわけで、使われるかどうかは微妙かと。
Pure Intentions / 純粋な意図 (白)
インスタント ― 秘儀(Arcane) Saviors of Kamigawa,レア
このターン、対戦相手がコントロールする呪文や能力によって、あなたがカードを捨てさせられるたび、あなたの墓地にあるそれらのカードをあなたの手札に戻す。
対戦相手がコントロールする呪文や能力によって、あなたが純粋な意図を捨てさせられるたび、ターン終了時にあなたの墓地にある純粋な意図をあなたの手札に戻す。
Illus.Randy Gallegos (25/165)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/535025/


・手札破壊対策用カード。
手札破壊に対応してプレイすることで、捨てられたカードを回収できます。
これ自身も、手札から捨てられるとターン終了時に返ってきます。

1マナと非常にコストが軽いため、
普通に展開しつつ、これで手札破壊に対応することが可能です。
また、コストの軽い秘儀でもあるため、
必要があれば、これに秘儀を連繋することもできます。

どうしてもサイドにしか入らないカードだとは思いますが、
メタによっては有効なカードかと思います。
 
 
Reverence / 崇敬 (2)(白)(白)
エンチャント(場) Saviors of Kamigawa,レア
パワーが2以下のクリーチャーは、あなたへの攻撃に参加できない。
Illus.Ittoku (26/165)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/535026/


・ウィニー対策用エンチャント。
パワーの低いクリーチャーからの攻撃をシャットアウトします。

《罠の橋》や《亡霊の牢獄》と違い、
こちらや相手の状況にかかわらず攻撃を止められるため、
入れるデッキをあまり選ばないのが長所です。
また、こちらには能力が影響しないので、
《永遠の証人》のようなシステムクリーチャーを
暇なときに殴らせる事も出来たりします。

ただ、4マナとウィニー相手には少々重いことと、
装備品や《栄光の頌歌》で簡単に制限を突破される点が問題です。
けっこう、使い辛いような気がします。
 
 
Rune-Tail, Kitsune Ascendant / 上位の狐、呪之尾 (2)(白)
伝説のクリーチャー ― 狐(Fox)・モンク(Monk) Saviors of Kamigawa,レア
あなたのライフが30点以上あるとき、上位の狐、呪之尾を反転する。
2/2
Rune-Tail’s Essence / 呪之尾の本質
伝説のエンチャント(場)
あなたがコントロールするクリーチャーに与えられるダメージを0に軽減する。
Illus.Randy Gallegos (27/165)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/535027/


・ライフが30点以上あると反転するクリーチャーです。
反転後はエンチャントになり、こちらのクリーチャーへのダメージを0に軽減します。

ライフの回復手段をデッキに入れれば、反転することは比較的簡単です。
元も3マナ2/2とそれなりですし。
また、反転後の能力も、戦闘やクリーチャー保護には役立ちます。
《崇拝》と組み合わせるのが分かりやすい使い方です。

ただ、ウィニー等なら攻撃に役立つクリーチャーを優先したいですし、
コントロールなどでは、これを反転させるなんて手間のかかることをしなくても、
打消しやら手札破壊やら、そういったもので守ることが可能です。
というか、コントロールに、これを入れたくなるほど
クリーチャーが入ることはあまりなさそうですし。
というわけで、これを軸にしたコンボデッキとかでない限り、
これが使われることもない気がします。
Kiyomaro, First to Stand / 初めて立ったもの、清麻呂 (3)(白)(白)
伝説のクリーチャー ― スピリット(Spirit) Saviors of Kamigawa,レア
初めて立ったもの、清麻呂のパワーとタフネスはそれぞれ、あなたの手札にあるカードの枚数に等しい。
あなたの手札にカードが4枚以上ある限り、初めて立ったもの、清麻呂は警戒を持つ。
初めて立ったもの、清麻呂がダメージを与えるたび、あなたの手札にカードが7枚以上ある場合、あなたは7点のライフを得る。
*/*
Illus.Kev Walker (18/165)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/535018/


・白《マロー》。手札の枚数がある一定以上なら能力を得ます。

5マナですので、最低でも4/4にしたいところですが、
手札を4枚に保つくらいなら、それほど難しくはないでしょう。
4/4の警戒持ちは、強力とまでは行かなくても、そこそこ役立ちそうです。
もちろん、手札を増やせればさらに大きくできるわけで、
デッキの構造によっては悪くありません。

ですが、手札が6枚以下だと、
ただ大きいだけのクリーチャーになってしまいますので、
《狐の守護神》などの方を優先したほうがいい気もします。
手札を7枚以上に保てるデッキであれば、フィニッシャーとして有効かと思いますが、
結構、デッキやメタを選びそうな気もします。
 
 
Michiko Konda, Truth Seeker / 真実を求める者、今田魅知子 (3)(白)
伝説のクリーチャー ― 人間(Human)・アドバイザー(Advisor) Saviors of Kamigawa,レア
対戦相手がコントロールする発生源があなたにダメージを与えるたび、そのプレイヤーはパーマネントを1つ生け贄に捧げる。
2/2
Illus.Christopher Moeller (19/165)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/535019/


・対戦相手のコントロールする発生源がこちらにダメージを与えると、
相手のパーマネントを1つ削ります。
こちらへの直接火力や、相手の攻撃を実質的に抑制できるため、
特にクリーチャーデッキに対して強力に働きます。
4マナと、能力と比べてそれほどコストが重くないのも長所です。

ただ、2/2と小さいですので、
火力や除去の的になるのは避けられそうにありません。
打消しや《臣下の義務》と組み合わせて守るのが良いでしょうが、
コントロールデッキ相手に効きづらい能力なこともありますし、
デッキに入っても、サイドくらいかと思われます。
 
 
Promise of Bunrei / 分霊の確約 (2)(白)
エンチャント(場) Saviors of Kamigawa,レア
あなたがコントロールするクリーチャーが場から墓地に置かれるたび、分霊の確約を生け贄に捧げる。そうした場合、無色の1/1のスピリット(Spirit)・クリーチャー・トークンを4個場に出す。
Illus.Stephen Tappin (24/165)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/535024/


・こちらのクリーチャーが墓地に置かれると、
4体のスピリットが場に出てくれます。
クリーチャーデッキの除去対策用カードでしょう。
トークンが4体も場に出るため、十分に全体除去の対策になります。
《栄光の頌歌》を場に出しておけば、より強力ですし、
今後、白ウィニーで使われる可能性が高いカードです。

ただ、能力が誘発すると否応無しに生け贄に捧げなくてはならないので、
後で撃たれる可能性のある全体除去のために、
これを場に残しておく、とかいうことは出来ません。
そのため、このカードの使い方には多少気をつける必要がありそうです。
えー。今日は「今週のコンボ」の予定でしたが、
予定を変更しまして神河救済カード私見に入りたいと思います。

本来は、全カードの日本語版名が判明してからの予定だったのですが、
いえほら、早めにやっておかないと流行に乗り遅れるとか、
日本語版名が分からなくて困るのはサイトへのコピペのときくらいで、
私見を書く分にはあまり影響は無いかなと思ったりとか、
まあとにかく書こうと思ったので書きます。はい。
まあ、「今週のコンボ」のネタが思いつかなかっただけなのですが

いつもの如く、レアのみ見ていきますです。
コモン、アンコモンの私見は、書きあがり次第サイトに更新します。
1日3枚。1色につき3日のペースで全18回を予定。
あくまで「私見」ですので、
苦情とか批判とか、厳しい声は寄せないでくださると個人的に助かります。
 
 
Celestial Kirin / 天界の麒麟 (2)(白)(白)
伝説のクリーチャー ― 麒麟(Kirin)・スピリット(Spirit) Saviors of Kamigawa,レア
飛行
あなたがスピリット(Spirit)か秘儀(Arcane)呪文をプレイするたび、その呪文の点数で見たマナ・コストを持つすべてのパーマネントを破壊する。
3/3
Illus.Adam Rex (3/165)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/535003/


・各色に存在する麒麟の内の1枚。
スピリットか秘儀の呪文をプレイすると、
それと点数で見たマナ・コストが同じパーマネントを全て破壊します。

呪文をプレイするだけで、他にマナもかけずに大量除去ができるのは強力です。
メタによって、デッキに入れる秘儀を多少入れ替えれば、
ある程度思うとおりの除去をすることもできるでしょう。
また、本体が4マナ3/3飛行と悪くはない大きさなのもいい感じです。

問題は、こちらのパーマネントにも影響が及ぶことと、
秘儀デッキ、あるいはスピリットデッキでなければ
この能力を活用しにくいことでしょう。
スピリットデッキに入れるとこちらの被害が大きくなりそうですが、
秘儀デッキに入れ、パーマネントになるカードをあまり入れないようにすれば、
フィニッシャー兼除去装置として活躍するかもしれません。
白入りの秘儀連繋デッキができるかどうか、でしょうか。
 
 
Enduring Ideal / 不朽の理想 (5)(白)(白)
ソーサリー Saviors of Kamigawa,レア
あなたのライブラリーからエンチャント・カードを1枚探し、そのカードを場に出す。その後、あなたのライブラリーを切り直す。
歴伝(ゲームの残りの間、あなたは呪文をプレイできない。あなたの各アップキープの開始時に、その歴伝能力を除き、この呪文をコピーする。)
Illus.Daren Bader (9/165)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/535009/


・白い歴伝呪文は、エンチャントをサーチします。

《亡霊の牢獄》や《魂の裏切りの夜》、各種祭殿に源獣、
神河救済のカードなら《崇敬》や《精神の檻、迷心》など、
エンチャントには、相手の攻撃を止めたり、
フィニッシャーになったりするものが色々あります。
そのため、歴伝の「呪文をプレイできない」という欠点をカバーしやすいのが長所です。
まあ、1ターンに1枚のサーチですので、
相手や状況によっては何をサーチしても間に合わないとか、
サーチしたエンチャントが除去されるとか、そういう問題も起こりえますが、
その辺は、まあまだ何とかできる範囲でしょう。

7マナと重めなのが難点ですが、
まあ、だいたいコントロールのフィニッシャーのコストはその位ですし、
もしかすると、これを軸にしたデッキができるかもしれません。
 
 
Kataki, War’s Wage / 戦争の報い、禍汰奇 (1)(白)
伝説のクリーチャー ― スピリット(Spirit) Saviors of Kamigawa,レア
すべてのアーティファクトは以下の能力を持つ。「あなたのアップキープの開始時に、あなたが(1)を支払わない限りこのアーティファクトを生け贄に捧げる」
2/1
Illus.Matt Thompson (14/165)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/535014/


・《魔力流出》みたいな能力を持つスピリット。
コントロールしているアーティファクトそれぞれについて、
1マナを支払うか、それを生け贄にするかを選ばせます。

といっても、今のところ、アーティファクトを並べるデッキはそれほどありません。
せいぜい装備品が数枚場に出るくらいでしょうし、
わざわざこれを使うよりも、《天羅至の掌握》や《供犠台の光》を使うほうが、
確実で、かつ汎用性がある分有効でしょう。

ただ、アーティファクト・ランドや《電結の荒廃者》を使わない
親和デッキも各地で生まれているみたいですし、
そういうデッキを対策する必要が出てくるなら、
このカードも使われるようになるかもしれません。
2マナ2/1と、十分軽いクリーチャーなことですし。
Slumbering Tora / まどろむ虎の像 (3)
アーティファクト Betrayers of Kamigawa,レア
(2),スピリット(Spirit)・カードか秘儀(Arcane)カードを1枚捨てる:まどろむ虎の像は、ターン終了時までX/Xのアーティファクト・クリーチャーになる。Xは、捨てられたカードの点数で見たマナ・コストである。
Illus.Doug Chaffee (161/165)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/534161/


・手札からスピリットか秘儀のカードを捨てると、
そのマナ・コストの点数に等しい大きさを持つクリーチャーになります。
手札から捨てるカードによっては、
序盤から巨大なクリーチャーで殴ることも可能でしょうし、
起動したそのターンのみクリーチャーでいるので、
相手のソーサリーで除去されにくいという長所もあります。
また、クリーチャーにした後でも、
新たに手札を捨てればパワーとタフネスを書き換えられるので、
それを利用したコンバット・トリックも可能です。

ただ、起動ごとに手札を捨てなければいけないので、
スピリットデッキに入れると手札が足りなくなりそうです。
秘儀の多めなコントロールデッキに入れ、
手札が溜まってきた中盤以降に使うようにすれば、
フィニッシャーとして使えるかもしれません。
 
 
That Which Was Taken / 奪われし御物 (5)
伝説のアーティファクト Betrayers of Kamigawa,レア
(4),(T):奪われし御物以外のパーマネント1つを対象とする。その上に神性(divinity)カウンターを1個置く。
その上に神性カウンターが置かれているパーマネントは破壊されない。
Illus.Adam Rex (162/165)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/534162/


・パーマネントを破壊されなくするアーティファクトです。
これをコンボのパーツに使用すれば、安全にコンボを行えるでしょうし、
クリーチャーに起動して《神の怒り》を打ち、
そのクリーチャーだけを残して殴りに行くことも可能です。
また、神性カウンターが乗るため、
各種明神に起動すれば、その能力を連続で利用することもできます。

問題は、プレイして起動するまでに計9マナもかかってしまうことと、
これが破壊されると、神性カウンターを乗せたパーマネントが
通常通り破壊されてしまうようになるということです。
現環境ではアーティファクトは除去されやすいため、
何らかの手段でこれを守れるようにする必要があるでしょう。
そのため、使われるかというと、ちょっと無理があるかと思います。
 
 
Umezawa’s Jitte / 梅澤の十手 (2)
伝説のアーティファクト ― 装備品(Equipment) Betrayers of Kamigawa,レア
装備しているクリーチャーが戦闘ダメージを与えるたび、梅澤の十手の上に蓄積(charge)カウンターを2個置く。
梅澤の十手から蓄積カウンターを1個取り除く:以下の3つから1つを選ぶ。「装備しているクリーチャーは、ターン終了時まで+2/+2の修整を受ける」「クリーチャー1体を対象とする。それはターン終了時まで-1/-1の修整を受ける」「あなたは2点のライフを得る」
装備(2)
Illus.Christopher Moeller (163/165)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/534163/


・装備したクリーチャーが戦闘ダメージを与えるたび上に蓄積カウンターが乗り、
その蓄積カウンターを消費することで様々な効果を発揮します。
戦闘ダメージを与えさえすればカウンターが乗るので能力を起動しやすく、
また、その効果もなかなか良いものが揃っています。

ただ、カウンターを乗せて能力を起動するまでに、多少時間がかかりますので、
すぐにパワーの上がる《骨断ちの矛槍》のようなカードの方が
使いやすい、ということも多いでしょう。
しかし、これのカードパワーは高いと思いますので、試してみる価値はあるかと。
 
 
Tendo Ice Bridge / 氷の橋、天戸 
土地 Betrayers of Kamigawa,レア
氷の橋、天戸は、その上に蓄積(charge)カウンターが1個置かれた状態で場に出る。
(T),氷の橋、天戸から蓄積カウンターを1個取り除く:あなたのマナ・プールに、好きな色のマナ1点を加える。
(T):あなたのマナ・プールに(1)を加える。
Illus.Rob Alexander (165/165)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/534165/


・1回だけ、好きな色のマナを1個生み出すことができる土地です。
後は、蓄積カウンターを補充できない限り無色マナしか生み出せません。
通常は、カウンターを補充できる《ミラディンの核》の方が使いやすいでしょうが、
こちらは《ミラディンの核》と違い、最初からカウンターが乗っているので、
2色以上のクリーチャーデッキのような、
序盤から色マナを使用するデッキでは使われるかもしれません。

ですが、何度でも色マナを生み出せる《真鍮の都》があるので、
入ったとしても、5枚目以降の《真鍮の都》という形になるでしょう。
そのため、3色以上のクリーチャーデッキでも組まない限り、
これが使われることにはなりそうにありません。
Genju of the Realm / 世界の源獣 (白)(青)(黒)(赤)(緑)
伝説のエンチャント(土地) Betrayers of Kamigawa,レア
(2):エンチャントされている土地は、ターン終了時まで、依然として土地でもある、トランプルを持つ8/12の伝説のスピリット(Spirit)・クリーチャーになる。
エンチャントされている土地が墓地に置かれたとき、あなたの墓地にある世界の源獣をあなたの手札に戻してもよい。
Illus.Scott M. Fischer (151/165)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/534151/


・エンチャントされた土地は、マナを支払うと巨大なクリーチャーになります。
それが破壊されても、《世界の源獣》は手札に戻るので、
またプレイしなおすことが可能です。
また、8/12トランプルと《ダークスティールの巨像》も止められる大きさなので、
マナ加速からプレイし攻撃できれば、相手の脅威となることでしょう。

ただ、プレイに5色のマナを必要とするため、
普通のデッキではプレイすることができないかと思われます。
《社交の達人》や《大蛇の葉詠み》、その他土地サーチなどを利用した
5色デッキなどなら、出てくるクリーチャーも巨大ですし、役立つかもしれません。
 
 
Baku Altar / 獏の供犠台 (2)
アーティファクト Betrayers of Kamigawa,レア
あなたがスピリット(Spirit)か秘儀(Arcane)呪文をプレイするたび、あなたは獏の供犠台の上に気(ki)カウンターを1個置いてもよい。
(2),(T),獏の供犠台から気カウンターを1個取り除く:無色の1/1のスピリット(Spirit)・クリーチャー・トークンを1個場に出す。
Illus.Edward P. Beard, Jr. (152/165)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/534152/


・スピリットか秘儀をプレイするたび気が溜まり、
気を消費することでスピリットトークンを場に出せるアーティファクトです。
スピリットデッキや秘儀デッキなら、
毎ターンスピリットを生産することも可能でしょう。
《貪る強欲》や《貪る憤怒》、《中の樹の木霊》など、
大量のスピリットを必要とするカードとの相性が良いのも長所です。

ただ、アーティファクトなので割られやすいこと、
そして、出てくるスピリットが1/1と小さく、1ターンに1体しか増えないので、
相手のファッティには対応しづらいということが難点です。
しかし、秘儀コントロールデッキなど組めれば、
ブロッカーとして役立てられるかもしれませんし、
使われる可能性はあるかと思います。
 
 
Neko-Te / 猫手 (3)
アーティファクト ― 装備品(Equipment) Betrayers of Kamigawa,レア
装備しているクリーチャーがクリーチャーにダメージを与えるたび、そのクリーチャーをタップする。猫手が場に出ている限り、そのクリーチャーはそのコントローラーのアンタップ・ステップの間にアンタップしない。
装備しているクリーチャーがプレイヤーにダメージを与えるたび、そのプレイヤーは1点のライフを失う。
装備(2)
Illus.Alex Horley-Orlandelli (155/165)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/534155/


・装備したクリーチャーがダメージを与えるたび、
与えた先がクリーチャーなら、それを寝かせておき、
与えた先がプレイヤーなら、ライフを1点削る装備品です。
《ダークスティールの巨像》でも無効化できるため、
ブロッカーに装備させるとクリーチャーデッキに有効でしょうし、
戦闘ダメージでなくても有効なため、
《ヴァルショクの魔術師》や《山伏の長、熊野》に装備させれば
相手クリーチャーを好きなだけタップさせ続けることができます。
組み合わせるカードによっては、ロックデッキでも組めるかもしれません。
また、装備したクリーチャーが破壊されても
《猫手》が無事ならタップし続けられるため、
アーティファクト除去以外では対処しづらいのも長所です。

ただ、現環境ではアーティファクト除去は普通に入ってますし、
ダメージを飛ばせるクリーチャー以外につけると、
寝かせる能力が使いづらいという難点もあります。
まあ、面白いデッキが組めそうなカードではあるので、
もしかすると使われるかもしれません。
 
 
Orb of Dreams / 夢の宝珠 (3)
アーティファクト Betrayers of Kamigawa,レア
パーマネントはタップ状態で場に出る。
Illus.Dany Orizio (156/165)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/534156/


・書いてある通り、パーマネントがタップ状態で場に出ます。
速攻を実質無効化することができますし、
土地もタップ状態で場に出るので、相手の展開を遅くすることも可能です。
《塵を飲み込むもの、放粉痢》と組み合わせ、
相手の土地をロックするデッキも面白そうです。

ただ、序盤に場に出せないと土地ロックの効果は薄くなりそうです。
また、こちら側にも影響が及ぶため、
これ単体ではなく、《塵を飲み込むもの、放粉痢》のような
強力なものと組み合わせて尖ったデッキにするのが良いかと。
 
 
Ornate Kanzashi / 華麗なる簪 (5)
アーティファクト Betrayers of Kamigawa,レア
(2),(T):対戦相手1人を対象とする。そのプレイヤーは、自分のライブラリーのカードを上から1枚、ゲームから取り除く。このターン、あなたはそれをプレイしてもよい。
Illus.Heather Hudson (157/165)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/534157/


・1ターンだけ、相手のライブラリートップのカードをプレイすることができます。
マナさえあれば、2マナで手札が1枚増えるようなものです。
ライブラリーの操作手段があれば、
ある程度プレイするカードを選ぶことができるので、
場合によっては強力な効果をもたらすかもしれません。

ただ、相手とこちらのデッキで使われる色が同じでないと、
めくったカードをプレイできないことも考えられます。
色が合っても、起動コストが2マナかかるため、
ある程度マナが出るようでないとやはりプレイできません。
さらに、5マナとマナ・コストが重く、そもそもプレイしづらいのも問題です。
結局、あまり使われることのないカードかと思います。
Lifegift / 命授け (2)(緑)
エンチャント(場) Betrayers of Kamigawa,レア
土地が場に出るたび、あなたは1点のライフを得てもよい。
Illus.John Matson (132/165)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/534132/


・こちらか相手のどちらかでも大量に土地を出すデッキなら、
これによって大量のライフを得ることができます。
3マナと軽く、序盤から場に出しておけるのが長所です。
また、土地を手札に戻すムーンフォークの能力とも相性が良いため、
何か、面白いデッキを組むことができるかもしれません。

ただ、普通のデッキに入れても、
中盤以降はたいしたライフは得られないでしょう。
《交易路》や《迷える探求者、梓》と組み合わせるなど、
これ用にデッキで組めば、延命用のエンチャントとして役立つかと思います。
 
 
Nourishing Shoal / 滋養の群れ (X)(緑)(緑)
インスタント ― 秘儀(Arcane) Betrayers of Kamigawa,レア
あなたは、滋養の群れのマナ・コストを支払うのではなく、あなたの手札にある、点数で見たマナ・コストがXである緑のカードを1枚、ゲームから取り除くことを選んでもよい。
あなたはX点のライフを得る。
Illus.Greg Staples (137/165)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/534137/


・支払ったマナの値か、捨てたカードのマナ・コストの値に等しいライフを得られます。
《命の川》のコストが1重くなった代わり、
ピッチでプレイできるようになった感じのカードです。

といっても、普通にマナを支払うと、
例えば6点のライフを得るのに8マナが必要になってしまいます。
《滋養》であれば、2マナで6点のライフを得られます。
かといって、ピッチでプレイするにしても、
得られるライフはせいぜい4、5点程度でしょう。
2枚のカードを使って得るライフではありません。

マナを支払わずプレイできる秘儀なので、連繋先としては悪くありません。
が、その場合も、軽く、それ自体連繋を持つ《活力の波動》があるため、
使われることはないかと思います。
 
 
Sakiko, Mother of Summer / 夏の母、さき子 (4)(緑)(緑)
伝説のクリーチャー ― 蛇(Snake)・シャーマン(Shaman) Betrayers of Kamigawa,レア
あなたがコントロールするクリーチャーがプレイヤーに戦闘ダメージを与えるたび、あなたのマナ・プールにその値に等しい値の(緑)を加える。このマナは、マナ・バーンを引き起こさない。ターン終了時まで、フェイズが終了することではこのマナはあなたのマナ・プールから失われない。
3/3
Illus.Michael Sutfin (141/165)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/534141/


こちらがプレイヤーに与えた戦闘ダメージの値だけのマナを生み出します。
そのマナは、ターン終了時まで普通に使用可能です。
強化呪文や装備品でブロックされなかったクリーチャーのパワーをあげれば、
大量のマナを得ることができるでしょう。

ただ、こちらに攻撃の通るクリーチャーがいないと、マナを得られないのが難点です。
また、6マナと重いため、マナを得る目的なら他のカードの方が使いやすく、
これを優先することはあまりないかと思います。
 
 
Shizuko, Caller of Autumn / 秋の呼び手、しず子 (1)(緑)(緑)
伝説のクリーチャー ― 蛇(Snake)・シャーマン(Shaman) Betrayers of Kamigawa,レア
各プレイヤーのアップキープの開始時に、そのプレイヤーは自分のマナ・プールに(緑)(緑)(緑)を加える。このマナは、マナ・バーンを引き起こさない。ターン終了時まで、フェイズが終了することではこのマナはあなたのマナ・プールから失われない。
2/3
Illus.Michael Sutfin (144/165)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/534144/


・毎ターン、こちらと相手の使えるマナが3つ増えます。
これを3ターン目にプレイすれば、
4ターン目には7マナは出ることになります。
他のマナ・ソースと組み合わせれば、
序盤から高コストのカードをプレイすることも簡単でしょう。
3マナ2/3と、悪くないサイズなのも長所です。

ただ、相手のマナ・プールにも3マナ加えられてしまうのが問題です。
相手は、カードを使わずにマナ加速ができてしまうことになります。
また、マナを先に使えるのは相手なので、増えたマナを利用され、
こちらにターンが回る前にこれを除去されてしまうかもしれません。
結局、《吠えたける鉱山》と同じように、
一部の尖ったデッキくらいでしか使われないのではないでしょうか。
Enshrined Memories / 祀られた記憶 (X)(緑)
ソーサリー Betrayers of Kamigawa,レア
あなたのライブラリーのカードを上からX枚公開する。この方法で公開されたすべてのクリーチャー・カードをあなたの手札に加え、残りを好きな順番であなたのライブラリーの一番下に置く。
Illus.Jeff Easley (124/165)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/534124/


・支払ったマナの分だけライブラリーを掘り進み、
その中にあるクリーチャー・カードを手札に加えるソーサリーです。
《自然との融和》と違い、掘った中の
全てのクリーチャー・カードを手札に加えられるため、
クリーチャーの大量に入っているデッキでは、
中盤以降減った手札を一気に補充するのに役立ちそうです。
エルフデッキなど、大量にマナの出せるクリーチャーデッキなら、
ドロー呪文として使えるかもしれません。

ただ、仮にデッキに30枚のクリーチャー・カードが入っていたとしても、
これで手に入るのは、せいぜい支払ったマナの半分程度の枚数です。
大量のマナを出してからプレイするように、
2枚程度デッキに入れるのがいいかと思います。
 
 
Isao, Enlightened Bushi / 悟りの武士、勲雄 (2)(緑)
伝説のクリーチャー ― 人間(Human)・侍(Samurai) Betrayers of Kamigawa,レア
悟りの武士、勲雄は打ち消されない。
武士道2
(2):侍(Samurai)1体を対象とし、それを再生する。
2/1
Illus.Christopher Moeller (129/165)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/534129/


・打ち消されず、再生でき、武士道を持つ侍です。
クリーチャーとの戦闘では4/3になり、
戦闘や火力で除去されそうになっても再生可能。
打ち消そうにも打ち消せない、と、さまざまな場面で役立つ能力を持ちます。
他の侍を救う能力もありますし、侍デッキに入れても面白いです。

3マナで2/1と少々小さいのが難点ですが、
強化呪文や装備品でもあればある程度解消できるでしょう。
個人的には、今後使われる可能性もあるかと思います。
 
 
Iwamori of the Open Fist / 素拳の岩守 (2)(緑)(緑)
伝説のクリーチャー ― 人間(Human)・モンク(Monk) Betrayers of Kamigawa,レア
トランプル
素拳の岩守が場に出たとき、各対戦相手は自分の手札から伝説のクリーチャー・カードを1枚、場に出してもよい。
5/5
Illus.Paolo Parente (130/165)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/534130/


・4マナ5/5とコストに比べ巨大ですが、
相手はタダで手札から伝説のクリーチャーを場に出せます。
《狩り立てられたウンパス》が小さくなった代わり、
相手の出せるクリーチャーが制限された感じです。
デッキに入っている伝説のクリーチャーは、せいぜい2種類程度でしょうから、
《狩り立てられたウンパス》より使いやすいかと思います。
トランプルもあるため、強化呪文や装備品との相性が良いのも長所です。

ただ、いくら《狩り立てられたウンパス》よりはデメリットが弱いとはいえ、
《夜の星、黒瘴》や《曇り鏡のメロク》、《山伏の長、熊野》が
相手の手札からタダで出てくる危険性はもちろんあります。
うまくプレイングや手札破壊で対策できれば、活躍してくれそうなカードです。
 
 
Kodama of the Center Tree / 中の樹の木霊 (4)(緑)
伝説のクリーチャー ― スピリット(Spirit) Betrayers of Kamigawa,レア
中の樹の木霊のパワーとタフネスは、それぞれあなたがコントロールするスピリットの数に等しい。
中の樹の木霊は転生Xを持つ。Xは、あなたがコントロールするスピリットの数に等しい。
*/*
Illus.Jim Murray (131/165)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/534131/


・スピリットの数だけのパワーとタフネス、転生を持ちます。
5マナですので、わざわざこれをデッキに入れるなら、
4体以上スピリットが並べられるデッキに入れたいところです。
となると、必然的にスピリットデッキに入ることになるでしょう。
《よだれ舌のずべら》や《獏の供犠台》など、
スピリットを増やせるカードと組み合わせれば、
何とかなるような気がしないでもありません。

ただ、わざわざそういうことをするくらいなら、
元から巨大なクリーチャーを使えばいい話です。
それに、これが役立つくらいスピリットを並べられるなら、
それで殴ってしまえば勝てるような気がします。
結局、これが使われることはあまりないかと思います。
Ishi-Ishi, Akki Crackshot / 悪忌のひび撃ち、イシイシ (1)(赤)
伝説のクリーチャー ― ゴブリン(Goblin)・戦士(Warrior) Betrayers of Kamigawa,レア
対戦相手がスピリット(Spirit)か秘儀(Arcane)呪文をプレイするたび、プレイヤー1人を対象とする。悪忌のひび撃ち、イシイシはそのプレイヤーに2点のダメージを与える。
1/1
Illus.Christopher Rush (110/165)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/534110/


・相手がスピリットか秘儀の呪文をプレイするたび、ダメージを与えるクリーチャーです。
相手がスピリットデッキなどであれば、
呪文をプレイするたびに2点ダメージを飛ばせるようなものでしょう。
2マナで1/1と軽めなので、早いうちから効果を発揮できるのが長所です。

ですが、秘儀やスピリットの少なめなデッキ相手ではただの1/1でしかないので、
サイド向けのクリーチャーだと思います。
メタによっては、活躍できる可能性があります。
 
 
Mannichi, the Fevered Dream / 熱を帯びた夢、萬迩智 (2)(赤)
伝説のクリーチャー ― スピリット(Spirit) Betrayers of Kamigawa,レア
(1)(赤):ターン終了時まで、各クリーチャーのパワーとタフネスを入れ替える。
1/2
Illus.Martina Pilcerova (112/165)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/534112/


・全てのクリーチャーに《奇妙な転置》の効果を与える能力を持ちます。
とりあえずパワーが0のクリーチャーはこの能力で除去できますし、
タフネスがパワーより高い、《野の源獣》のようなクリーチャーを
ダメージで除去しやすくすることも可能です。
また、タフネスをあげる呪文や能力は、
パワーを上げる呪文や能力より低コストであることが多いので、
このカードと組み合わせることで面白いコンボができるかもしれません。
例えば、《結束》と組み合わせると、
6マナでこちらの全てのクリーチャーに+5/+0の修整を与えられます。

ですが、他のカードと組み合わせない限り、
この能力がそれほど役に立つとは思えません。
なので、なにか地雷デッキを組むのでない限り、
デッキに入るようなカードではないでしょう。
 
 
Patron of the Akki / 悪忌の守護神 (4)(赤)(赤)
伝説のクリーチャー ― スピリット(Spirit) Betrayers of Kamigawa,レア
献身(ゴブリン)(あなたは、このカードをあなたがインスタントをプレイできるときならいつでも、ゴブリン(Goblin)を1体生け贄に捧げるとともに、このカードと生け贄に捧げられたゴブリンの間のマナ・コストの差分を支払うことでプレイしてもよい。マナ・コストは色も含む)
悪忌の守護神が攻撃に参加するたび、あなたがコントロールするクリーチャーはターン終了時まで+2/+0の修整を受ける。
5/5
Illus.Jim Nelson (115/165)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/534115/


・献身(ゴブリン)を持つスピリットです。
攻撃に参加すると、攻撃クリーチャーのパワーを強化する能力を持ちます。
献身でプレイすれば、4マナで程度でプレイできることになります。
4マナ5/5なら、十分に強いと言えるかと。
また、《オークの軍旗》2枚分の能力もあるため、
早期に相手を殴り倒すことも可能でしょう。

ただ、うまくゴブリンデッキが組めるかどうかが問題です。
もしゴブリンデッキが組めるなら、なかなか役立つクリーチャーとなるでしょう。
 
 
Twist Allegiance / よじれた忠義 (6)(赤)
ソーサリー Betrayers of Kamigawa,レア
対戦相手1人を対象とする。あなたとそのプレイヤーは、ターン終了時まで相手がコントロールするすべてのクリーチャーのコントロールを得る。それらのクリーチャーをアンタップする。それらはターン終了時まで速攻を得る。
Illus.Wayne Reynolds (120/165)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/534120/


・こちらは相手の、相手はこちらのクリーチャーのコントロールを得ます。
それらはターン終了時まで速攻を得ますが、
ソーサリーなので相手に殴られる心配はありません。
こちらがノンクリーチャーデッキであれば、
1マナ軽い《暴動》のように働きますので、
こちらが危機に陥った時に逆転することも出来るでしょうし、
《血塗られしもの、死祭》などのコストに相手クリーチャーを利用することも可能です。

ただ、やはりマナ・コストが重いのが問題です。
いくら《暴動》と比べて安いといっても、まだプレイできるコストではないかと。
また、こちらにクリーチャーがいる場合、
相手クリーチャーを奪って殴りにくい、という難点もあります。
結局、使われるカードではないでしょう。
Blazing Shoal / 猛火の群れ (X)(赤)(赤)
インスタント ― 秘儀(Arcane) Betrayers of Kamigawa,レア
あなたは、猛火の群れのマナ・コストを支払うのではなく、あなたの手札にある、点数で見たマナ・コストがXである赤のカードを1枚、ゲームから取り除くことを選んでもよい。
クリーチャー1体を対象とする。それはターン終了時まで+X/+0の修整を受ける。
Illus.Glen Angus (96/165)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/534096/


Xの値か、捨てた赤いカードのマナ・コストの値だけ、
クリーチャー1体のパワーを上げることの出来るインスタントです。
普通にプレイする分には1マナ重い《怒髪天》ですが、
ピッチでプレイすれば、序盤から大ダメージを与えることも可能でしょう。
《炉のドラゴン》や《激憤明神》を手札から捨てれば、
まるで《憎悪》のように働くかと思います。
序盤はピッチで、中盤以降は普通にプレイ、という風に使い分ければ、
始終役立つカードになるかと思います。
秘儀なので、連繋との相性がいいのも長所です。

ただ、クリーチャーがいなければ役に立たないために、
火力と比べて手札で腐りやすいのが問題です。
また、ウィニーなどでは、手札が無くなる事も多いでしょうし、
そもそも、これを活用できるくらいの重いカードが入っていないかと。
マナもたいして出ないためプレイしづらいのも問題です。
ビートダウンのようなデッキに2、3枚入れるのが良いかと思います。
 
 
Clash of Realities / 現実の激突 (3)(赤)
エンチャント(場) Betrayers of Kamigawa,レア
スピリット(Spirit)は、以下の能力を持つ。「このクリーチャーが場に出たとき、スピリットではないクリーチャー1体を対象とする。あなたは「このクリーチャーはそれに3点のダメージを与える」ことを選んでもよい」
スピリットではないクリーチャーは、以下の能力を持つ。「このクリーチャーが場に出たとき、スピリット1体を対象とする。あなたは「このクリーチャーはそれに3点のダメージを与える」ことを選んでもよい」
Illus.Jim Nelson (97/165)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/534097/


・スピリットが場に出ると、スピリットでないクリーチャーにダメージを与えます。
スピリットでないクリーチャーが場に出ると、スピリットにダメージを与えます。

スピリットデッキなら、場に残る火力として使える可能性があります。
こちらのスピリットも焼かれる可能性がありますが、
転生持ちを多く入れられればなんとかなるかもしれません。
個人的には、ズベリオンに入れると面白いことが出来る気がします。
《よだれ舌のずべら》との相性はなかなかです。

スピリットの少ないデッキなら、スピリットデッキ対策に使える可能性があります。
こちらのクリーチャーも焼かれる可能性がありますが、
ウィニーなどであれば、手数で圧倒できるかもしれません。

ただ、どちらにしても、これが4マナとクリーチャーデッキにとっては重めなために、
これが場に出た後にどれだけクリーチャーが場に出るかが問題です。
また、こちらと相手のデッキ中のスピリットの割合が同程度だと、
そもそもダメージを与える対象がいない可能性もあります。
まあ、面白いカードではあるので、
スピリットデッキを組みたい方は試してみても良いかもしれません。
 
 
Heartless Hidetsugu / 無情の碑出告 (3)(赤)(赤)
伝説のクリーチャー ― オーガ(Ogre)・シャーマン(Shaman) Betrayers of Kamigawa,レア
(T):無情の碑出告は各プレイヤーに、そのプレイヤーの総ライフの半分(端数切捨て)に等しい値のダメージを与える。
4/3
Illus.Carl Critchlow (107/165)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/534107/


・5マナ4/3と、大きさだけ見るとたいしたことのないクリーチャーですが、
タップするだけでライフの半分を削るというとんでもない能力を持ちます。
こちらのライフも削れるので、うかつに能力を起動すると
《爆片破》などの餌食になる危険性もありますが、
うまく使えれば、クリーチャーデッキにおいて役立つかもしれません。
また、《猛火煽り》と一緒にプレイすると、
全てのプレイヤーのライフを0にすることも可能です。
こちらのライフが奇数点のときに起動するか、
《白金の天使》でも場に出してから起動すると、瞬殺コンボとなります。

5マナと重めなため、ウィニーのようなデッキでは使いづらいでしょうが、
そうでないもう少し遅めのクリーチャーデッキであれば、
使われる可能性があるかもしれません。
 
 
In the Web of War / 戦の只中 (3)(赤)(赤)
エンチャント(場) Betrayers of Kamigawa,レア
クリーチャーがあなたのコントロールの下で場に出るたび、それはターン終了時まで+2/+0の修整を受けるとともに速攻を得る。
Illus.Ron Spencer (108/165)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/534108/


・こちらのクリーチャーが、場に出たターンのみ強化されます。
速攻がつきパワーが上がるため、能力だけ見ると《ヤヴィマヤの火》のようなものです。
ウィニーなど、数で押せるデッキであれば、この能力を最も活かせるのでしょう。

ただ、5マナとクリーチャーデッキにとっては重いのが問題です。
ウィニーでは、これを場に出す前に
だいたいのクリーチャーを展開しきっているでしょうし、
もう少し遅いデッキでも、これよりクリーチャーを優先してプレイしたいところです。
個人的には、別のカードの方がより使いやすいかと。
Shirei, Shizo’s Caretaker / 死蔵の世話人、死零 (4)(黒)
伝説のクリーチャー ― スピリット(Spirit) Betrayers of Kamigawa,レア
パワーが1以下のクリーチャーが場からあなたの墓地に置かれるたび、ターン終了時に死蔵の世話人、死零が場にある場合、あなたはそれをあなたのコントロールの下で場に戻してもよい。
2/2
Illus.Wayne Reynolds (81/165)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/534081/


・パワーの低いクリーチャーが墓地に置かれても、
ターン終了時にそれら全てを場に戻すことのできるクリーチャーです。
墓地に置かれた方法は問わないので、
《胆汁小僧》を毎ターン生け贄に捧げてライフを削ることも出来ます。

ずべらや《電結の回収者》、《ボトルのノーム》、《地核搾り》など、
これと組み合わせられるクリーチャーは色々ありますので、
なにかコンボデッキが組めるかもしれません。
黒ウィニーに入れても良いかも知れませんが、
黒には優秀な1/1が少ないのが難点です。

ただ、5マナと重めな点、2/2と小さめで除去されやすく、
何度もこの効果を利用できるとは限らない点が問題です。
これを守る方法が必要かもしれません。
 
 
Sickening Shoal / 不快な群れ (X)(黒)(黒)
インスタント ― 秘儀(Arcane) Betrayers of Kamigawa,レア
あなたは、不快な群れのマナ・コストを支払うのではなく、あなたの手札にある、点数で見たマナ・コストがXである黒のカードを1枚、ゲームから取り除くことを選んでもよい。
クリーチャー1体を対象とする。それはターン終了時まで-X/-Xの修整を受ける。
Illus.Dan Scott (82/165)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/534082/


・手札の黒いカードを捨てることでもプレイできるピッチスペルです。
Xの値、もしくは捨てたカードのマナ・コストの値の分だけマイナス修整を与えます。

普通にマナを支払いプレイすると、2/2を殺すのに4マナもかかってしまいます。
なので、マナを支払うことを前提にするなら《残響する衰微》の方がいいでしょう。
ですが、ピッチでプレイするのであれば、
4マナくらいのカードを手札に残しておけば、だいたいのクリーチャーは除去できます。
そうでなくても、ウィニーで使われる程度のクリーチャーは殺せるでしょうから、
0マナで、相手の不意を付いて除去できるこのカードは、それほど悪くありません。
別の秘儀を連繋しやすい点も長所です。

ただ、ピッチでプレイすると2対1交換になるので、
他の除去の方が使いやすいことも多いでしょう。
なので、連繋のできる秘儀を多めに入れ、その損失分を補うのがいいかと思います。
デッキに2枚程度なら、入る可能性はあるかもしれません。
 
 
Yukora, the Prisoner / 囚われしもの、幽孤羅 (2)(黒)(黒)
伝説のクリーチャー ― デーモン(Demon)・スピリット(Spirit) Betrayers of Kamigawa,レア
囚われしもの、幽孤羅が場を離れたとき、あなたがコントロールするすべてのオーガ(Ogre)ではないクリーチャーを生け贄に捧げる。
5/5
Illus.Tony Szczudlo (90/165)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/534090/


4マナで5/5と、コストの割りに非常に大きいクリーチャーです。
ただし、これが場を離れると、こちらのクリーチャーが
オーガを除いて全滅するというデメリットがあります。

といっても、ノンクリーチャーデッキなら、このデメリットに意味はありませんし、
クリーチャーデッキに入れても、2枚程度ならそれほど使い勝手は悪くないでしょう。
オーガデッキが組めるなら、それに投入するのもいいでしょうし、
使われる可能性は結構高いかと思います。

ただ、現在、黒の4マナのクリーチャーというと
《死者の嘆き、崩老卑》という親和対策になるクリーチャーがいますし、
これが入るスロットはないかもしれません。
オーガの多めに入るクリーチャーデッキが組まれるかどうか、でしょうか。
Hero’s Demise / 英雄の死 (1)(黒)
インスタント Betrayers of Kamigawa,レア
伝説のクリーチャー1体を対象とし、それを破壊する。
Illus.Jim Nelson (68/165)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/534068/


・対伝説のクリーチャー用除去。
伝説のクリーチャーであれば、何でも破壊できます。

もちろん、相手のデッキに伝説のクリーチャーが入っていなければ、
このカードは手札で腐ることになります。
入っていたとしてもたいした枚数ではないでしょうから、
これをプレイできる機会は限られたものになるかと。

また、仮に相手のデッキに伝説のクリーチャーが多く含まれていても、
そのうちのほとんどは、同コスト同カードタイプの《恐怖》で破壊できるものでしょう。
どちらでも破壊できるなら、より汎用性があり、
再生させない《恐怖》の方が有用だと思います。

《夜の星、黒瘴》だとか《冒涜する者、夜目》、
《囚われしもの、幽孤羅》のような黒い伝説のクリーチャーが
多く入るデッキでも組まれない限り、このカードの出番は無いでしょう。
 
 
Kyoki, Sanity’s Eclipse / 蝕まれた正気、凶鬼 (4)(黒)(黒)
伝説のクリーチャー ― デーモン(Demon)・スピリット(Spirit) Betrayers of Kamigawa,レア
あなたがスピリット(Spirit)か秘儀(Arcane)呪文をプレイするたび、対戦相手1人を対象とする。そのプレイヤーは、自分の手札にあるカードを1枚、ゲームから取り除く。
6/4
Illus.Paolo Parente (72/165)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/534072/


・秘儀かスピリットの呪文をプレイするたび、
相手の手札のカードを1枚ゲームから取り除きます。
呪文をプレイしながら手札破壊ができるため、
相手の展開を邪魔しつつスピリットを並べることが出来ます。
また、6/4と大きいため、戦闘の役に立つのも長所です。

ただ、6マナというコストが問題です。
これを場に出せるのは中盤以降になるでしょうから、展開しながらの手札破壊も、
コントロールのような手札を溜め込むデッキ相手でないと効果が薄くなります。
ですが、手札を溜め込むコントロール相手にこれをプレイしても、
すぐに除去されるか打ち消されるかでしょう。
6マナと重いため、打消し用のマナを残すのも難しいですし。

手札破壊能力が役に立たないなら、
《夜の星、黒瘴》や《鬼の下僕、墨目》を入れたほうが有用でしょう。
したがって、これが使われることはあまり無いかと思います。
 
 
Patron of the Nezumi / 鼠の守護神 (5)(黒)(黒)
伝説のクリーチャー ― スピリット(Spirit) Betrayers of Kamigawa,レア
献身(ネズミ)(あなたは、このカードをあなたがインスタントをプレイできるときならいつでも、ネズミ(Rat)を1体生け贄に捧げるとともに、このカードと生け贄に捧げられたネズミの間のマナ・コストの差分を支払うことでプレイしてもよい。マナ・コストは色も含む)
パーマネントが対戦相手の墓地に置かれるたび、そのプレイヤーは1点のライフを失う。
6/6
Illus.Kev Walker (77/165)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/534077/


・献身(ネズミ)を持つ伝説のクリーチャーです。
パーマネントが墓地に置ちた相手はライフを失います。
献身を利用すれば5マナ程度でプレイできるでしょう。5マナで6/6は強力です。

能力は、除去や戦闘ごとに相手のライフを削れるので、
ライフを早く削りたいクリーチャーデッキには役立ちます。
また、小粒なクリーチャーが多いネズミデッキの
ファッティとしても働いてくれるかもしれません。

元が7マナと重いため普通のデッキには入らないでしょうが、
ネズミデッキが組めたなら試してみてもいいかと思います。
Threads of Disloyalty / 不忠の糸 (1)(青)(青)
エンチャント(クリーチャー) Betrayers of Kamigawa,レア
不忠の糸は、点数で見たマナ・コストが2以下のクリーチャーにしかエンチャントできない。
あなたはエンチャントされているクリーチャーをコントロールする。
Illus.Anthony S. Waters (56/165)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/534056/


・小さなクリーチャー専用の《説得》のようなカードです。
その分3マナと軽く、擬似的除去のように働くかと思います。
エンチャントなので、破壊されづらいのも長所です。

現環境では、《電結の荒廃者》や《電結の働き手》、
《大霊堂の信奉者》や《羽ばたき飛行機械》など
親和に対象となるクリーチャーが多いので、
親和の対策をしたいなら、デッキに入る可能性があります。

ただ、他のデッキ相手にはエンチャントできるクリーチャーがいなかったり、
コントロールを奪ってもあまり嬉しくないクリーチャーばっかりだったりと、
メインに入れてもあまり有用そうではありません。
少なくとも、青単パーミッションなどでは
《ヴィダルケンの枷》を優先した方が良さそうです。
なので、入るとしたら、コントロールのサイドになるでしょう。
 
 
Tomorrow, Azami’s Familiar / あざみの使い魔、明日歌 (5)(青)
伝説のクリーチャー ― スピリット(Spirit) Betrayers of Kamigawa,レア
あなたがカードを引く場合、代わりにあなたのライブラリーのカードを上から3枚見る。そのうちの1枚をあなたの手札に加え、残りをあなたのライブラリーの一番下に好きな順番で置く。
1/5
Illus.Christopher Rush (58/165)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/534058/


・カードを引く時、その引くカードを
ライブラリーの上3枚の中から選べるようになります。

毎ターンのドローでいいものを選べるので、常に上質の手札を保つことが可能です。
また、選ばなかったカードはライブラリーの底へ行くので、
《師範の占い独楽》のように、要らない物がライブラリートップに溜まりません。
また、タフネスが5と高く、ダメージでは破壊されにくいのも長所です。

ただやはり、マナ・コストが重い点が問題です。
出れば強力ですが、出る前に殴り倒されたり、
《ダークスティールの巨像》など対処しづらいものがあっては、あまり意味がありません。
やはり、序盤から起動できる《師範の占い独楽》の方が、
使い勝手が良い点で有効だと思います。
 
 
Goryo’s Vengeance / 御霊の復讐 (1)(黒)
インスタント ― 秘儀(Arcane) Betrayers of Kamigawa,レア
あなたの墓地にある伝説のクリーチャー・カード1枚を対象とし、それを場に戻す。そのクリーチャーは、ターン終了時まで速攻を得る。ターン終了時に、それをゲームから取り除く。
連繋(秘儀)(2)(黒)
Illus.Ittoku (67/165)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/534067/


・伝説のクリーチャーを1体、1ターンだけ墓地から蘇らせます。
連繋(秘儀)があるので、連続使用も可能です。
マナ・コストが軽くインスタントなので、
相手の隙を付いてプレイしやすいのが長所かと。
《山伏の長、熊野》や《曇り鏡のメロク》、《夜の星、黒瘴》など
大きめのクリーチャーを墓地から回収すれば、
ソーサリー火力のように使えるのも魅力です。

問題は、これをわざわざデッキに入れるほど、
伝説のクリーチャーを使うデッキが組めるかどうかです。
神河謀叛でさらに伝説のクリーチャーが増えましたので
組めないことは無いかとは思いますが、実際のところ使われるかは微妙かと。
Patron of the Moon / 月の守護神 (5)(青)(青)
伝説のクリーチャー ― スピリット(Spirit) Betrayers of Kamigawa,レア
献身(ムーンフォーク)(あなたは、このカードをあなたがインスタントをプレイできるときならいつでも、ムーンフォーク(Moonfolk)を1体生け贄に捧げるとともに、このカードと生け贄に捧げられたムーンフォークの間のマナ・コストの差分を支払うことでプレイしてもよい。マナ・コストは色も含む)
飛行
(1):あなたの手札にある土地カードを最大2枚まで、タップ状態で場に出す。
5/4
Illus.Scott M. Fischer (45/165)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/534045/


・献身(ムーンフォーク)のスピリット。
手札の土地をタップ状態で場に出す能力を持ちます。
献身能力を使えばだいたい4、5マナ程度でプレイできるかと。
5マナで飛行持ちの5/4は強力です。
また、能力もムーンフォークと非常に相性がよく、
ムーンフォークデッキを組むなら欠かせないクリーチャーになるでしょう。

もちろん問題は、これを入れられるようなデッキが組めるかどうかです。
確かにこれがあるとムーンフォークは強力になりますが、
逆に言うと、これがなければたいしたことはありません。
これを引けなかった時でも勝てるような、
あるいはこれを引くまで耐えられるようなデッキが組めない限り、
これが使われることもないかと思います。
 
 
Reduce to Dreams / 夢への帰着 (3)(青)(青)
ソーサリー Betrayers of Kamigawa,レア
すべてのアーティファクトとすべてのエンチャントをそれぞれのオーナーの手札に戻す。
Illus.Daren Bader (49/165)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/534049/


・アーティファクトとエンチャント版の《激動》的カード。
効果範囲が限定された分、コストは1少なくなっています。
当然、1、2枚のカードを手札に戻すだけなら他のカードの方がいいので、
大量のアーティファクトを使う親和相手に使用することになります。
親和の出すパーマネントはほとんどアーティファクトなので、
相手のみ《激動》のような効果が期待できます。

ただ、5マナのソーサリーなため、プレイしづらいのが難点です。
場合によっては、これをプレイできるようになるまでに
殴り倒されているかも知れません。
また、親和内のカードのマナ・コストは総じて低いため、
1、2ターンも経てば完全に復帰されてしまうでしょう。
この2つの欠点をどうにかできるならとにかく、
そうでないなら、それほど使われないカードかと思います。
 
 
Sway of the Stars / 星の揺らぎ (8)(青)(青)
ソーサリー Betrayers of Kamigawa,レア
各プレイヤーは自分がオーナーである手札、墓地、パーマネントを自分のライブラリーに加えた上で切り直す。その後、カードを7枚引く。各プレイヤーの総ライフは7になる。
Illus.Randy Gallegos (54/165)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/534054/


・ゲームを、ほぼ開始時の状況に戻すソーサリーです。
ただし、ライフは7点になります。
現スタンダードで使われる領域のうち、
ゲーム外領域とスタック以外にあるカードは全てリセットされるため、
もう少しで負けそうな状況でも、完全に振り出しに戻すことが出来ます。
また、ゲーム外やスタックに影響が及ばない点を利用して、
《来世への旅》と組み合わせたり、
デザイアで《精神の願望》からプレイしたりしても面白いでしょう。

ただ、そういった領域を利用できるカードはこれら以外にあまりないため、
使えるデッキが限られるのが問題です。
それに、10マナという非常にコストが重いことも難点。
結局のところ、ファンデッキくらいでしか使われないかと思います。
Chisei, Heart of Oceans / 大海の心臓、致清 (2)(青)(青)
伝説のクリーチャー ― スピリット(Spirit) Betrayers of Kamigawa,レア
飛行
あなたのアップキープの開始時に、あなたがコントロールするパーマネントからカウンターを1個取り除かない限り、大海の心臓、致清を生け贄に捧げる。
4/4
Illus.Matt Cavotta (32/165)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/534032/


・毎ターン、パーマネントからカウンターを取り除かないと生きていけませんが、
4/4飛行の、なかなか大きいクリーチャーです。
飛行を持っているのでブロックされにくく、
他の大型の飛行クリーチャーと比べると4マナと軽めなため、
コントロールのフィニッシャーや、
青いクリーチャーデッキでのファッティとして役立つかもしれません。

ただ、アップキープコストのカウンターをどこから調達するかが問題です。
《霊気の薬瓶》や《ミラディンの核》なら毎ターンカウンターを調達できますので、
これらが入るようなデッキでなら活躍する可能性はありそうです。
 
 
Disrupting Shoal / 撹乱する群れ (X)(青)(青)
インスタント ― 秘儀(Arcane) Betrayers of Kamigawa,レア
あなたは、撹乱する群れのマナ・コストを支払うのではなく、あなたの手札にある、点数で見たマナ・コストがXである青のカードを1枚、ゲームから取り除くことを選んでもよい。
呪文1つを対象とする。その点数で見たマナ・コストがXである場合、それを打ち消す。
Illus.Scott M. Fischer (33/165)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/534033/


・打ち消しのピッチスペル。
支払ったXの値、もしくはプレイ時に捨てたカードのマナ・コストの値に
等しいマナ・コストを持つ呪文を打ち消すことが出来ます。

といっても、ピッチで打ち消すためには相手の呪文と
同コストのカードを手札に残しておく必要があり、使い辛そうに見えます。
一応、相手のデッキタイプによって使われるカードはだいたい予測できますので、
主に使われるカードを打ち消せる手札に調整すればいいのですが、
主のカードのコストがバラバラなこともあるでしょうし、
ピッチで打ち消すのは難しそうです。
かといって、普通にコストを支払い打ち消そうとすると、
3マナの呪文を打ち消すのに5マナもかかってしまいます。
序盤では打ち消せる呪文が限られるでしょうし、
中盤以降では相手の重い主要カード、《歯と爪》などを打ち消せません。
個人的には、使いたくない部類の打ち消しに見えます。
 
 
Kira, Great Glass-Spinner / 大いなる玻璃紡ぎ、綺羅 (1)(青)(青)
伝説のクリーチャー ― スピリット(Spirit) Betrayers of Kamigawa,レア
飛行
あなたがコントロールするクリーチャーは、以下の能力を持つ。「このクリーチャーが各ターンで最初に呪文や能力の対象になるたび、その呪文や能力を打ち消す」
2/2
Illus.Kev Walker (40/165)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/534040/


・3マナ2/2飛行とそこそこの大きさですが、
呪文や能力を1ターンに1回分だけ遮断する能力を持ちます。
こちらのクリーチャーを単体除去からマナ無しで守ることが出来るため、
相手がこちらのクリーチャーを除去するためには
除去を2枚同じクリーチャーに使ったり、
適当に能力を起動してから除去をプレイしたりしなくてはならなくなります。
相手にマナを無駄遣いさせ、隙を狙うことも出来るでしょう。
クリーチャーを利用したコンボの保険に使ったり、
普通に青いクリーチャーデッキに入れたりすると役立つかと。
これ自身も能力で守られているのもいい感じです。

こちらの呪文や能力、装備なども遮断されてしまいますが、
入れるカードを多少考えればたいした問題ではなくなります。
うまくデッキを組めれば、非常に嫌らしいクリーチャーになるかと思います。
Patron of the Kitsune / 狐の守護神 (4)(白)(白)
伝説のクリーチャー ― スピリット(Spirit) Betrayers of Kamigawa,レア
献身(狐)(あなたは、このカードをあなたがインスタントをプレイできるときならいつでも、狐(Fox)を1体生け贄に捧げるとともに、このカードと生け贄に捧げられた狐の間のマナ・コストの差分を支払うことでプレイしてもよい。マナ・コストは色も含む)
クリーチャーが攻撃に参加するたび、あなたは1点のライフを得てもよい。
5/6
Illus.Ben Thompson (19/165)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/534019/


・6マナですが、献身能力によってコストを軽減することが可能です。
クリーチャーが攻撃に参加するたびライフを得る能力もあります。
献身を利用すれば、4マナ程度で5/6を出せることになりますので、なかなか強力かと。
能力はおまけみたいな物ですが、ライフ数点の差が
勝敗を分けることも多々あるでしょうし、悪くありません。

ただ、献身を利用できないと6マナと重めなので、
手札で腐る可能性があるのがネックです。
《八ツ尾半》や《薄青幕の侍》など優秀な狐は色々あるので、
狐の多めなデッキを組めたら活躍してくれるかと思います。
 
 
Shining Shoal / 輝く群れ (X)(白)(白)
インスタント ― 秘儀(Arcane) Betrayers of Kamigawa,レア
あなたは、輝く群れのマナ・コストを支払うのではなく、あなたの手札にある、点数で見たマナ・コストがXである白のカードを1枚、ゲームから取り除くことを選んでもよい。
クリーチャー1体かプレイヤー1人を対象とする。このターン、あなたが選んだ発生源1つが、あなたかあなたがコントロールするクリーチャーに与えるX点のダメージは、代わりにそれに与えられる。
Illus.Ben Thompson (21/165)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/534021/


・ダメージを移し変えることの出来るピッチスペルです。
マナを使わずに、相手からのダメージを防ぎつつクリーチャーを除去できるのは、
打消しなどのマナを残しつつ行動したいコントロールデッキにおいては役立ちます。
普通にマナを支払ってプレイするのは少々辛いですが、
手札に余ったカードを捨てるだけでプレイできるので、
突然の《爆片破》にも対応出来るのが魅力です。
コントロールデッキならコストの高いカードが多めにあるでしょうから、
大量のダメージを移し変えることが可能でしょう。

捨てるカードが白でなくてはならないために多色デッキではプレイしづらいとか、
ウィニー相手では移し変えられるダメージが少ない、といった難点もありますが、
今後のコントロールデッキに入る可能性の高いカードだと思います。
 
 
Yomiji, Who Bars the Way / 道を塞ぐ者、黄泉示 (5)(白)(白)
伝説のクリーチャー ― スピリット(Spirit) Betrayers of Kamigawa,レア
道を塞ぐ者、黄泉示以外の伝説のパーマネントが場から墓地に置かれるたび、そのカードをそのオーナーの手札に戻す。
4/4
Illus.Hideaki Takamura (30/165)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/534030/


伝説のパーマネントを墓地から救い出すクリーチャーです。
自分自身が墓地に落ちても手札には戻りませんが、
これを何とか除去から守れれば不死身の軍団を作ることも出来るでしょうし、
毎ターン《精神隷属器》を起動することも可能です。

問題は、やはり7マナと重いことです。
これを入れるのは、やはりこの能力を利用するためでしょうが、
7マナと重くては非常に使いづらい。
また、これが役立つくらい多く
伝説のクリーチャーがデッキに入ることもなさそうですし、
《精神隷属器》を使いまわすなら《白の夜明けの運び手》でいい気もします。
結局、大して使われることはないかと思います。
Kentaro, the Smiling Cat / 笑む猫、憲太郎 (1)(白)
伝説のクリーチャー ― 人間(Human)・侍(Samurai) Betrayers of Kamigawa,レア
武士道1(これがブロックに参加するかブロックされるたび、それはターン終了時まで+1/+1の修整を受ける)
あなたは、あなたがプレイする侍(Samurai)呪文のマナ・コストを支払うのではなく、(X)を支払うことを選んでもよい。Xは、その呪文の点数で見たマナ・コストである。
2/1
Illus.Donato Giancola (13/165)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/534013/


・侍呪文なら、コストの色マナを無視してプレイできるようにします。
どれだけ色拘束がきつい侍でもプレイできるようになるため、
多色の侍デッキを組む時には重宝しそうです。
本体も2マナ2/1武士道とまあまあのサイズですし、
《卑血の芙巳子》や《山崎兄弟》などの侍や火力を持つ赤と組んで、
白赤の侍デッキなんかを組むのが面白いかと。

ただ、これが無いと侍をプレイできない、
という土地バランスでデッキを組むことはないでしょうから、
これを入れる場合、万が一の土地事故防止用ということになります。
あれば便利でしょうが、これを入れる分のスペースに
もっと別のカードを入れた方がいいことも多そうです。
 
 
Opal-Eye, Konda’s Yojimbo / 今田の用心棒、乳眼 (1)(白)(白)
伝説のクリーチャー ― 狐(Fox)・侍(Samurai) Betrayers of Kamigawa,レア
武士道1、防衛(このクリーチャーは攻撃に参加できない)
(T):このターン、あなたが選んだ発生源1つが次にダメージを与えるとき、代わりにそのダメージは今田の用心棒、乳眼に与えられる。
(1)(白):このターン、今田の用心棒、乳眼に与えられる次のダメージを1点軽減する。
1/4
Illus.Greg Staples (17/165)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/534017/


・名前にツッコミを入れたくなる気持ちは分かりますが、ここは抑えて。どうどう。

さて、防衛持ちの、ダメージを肩代わりする能力を持つ侍です。
タフネスが高めで、かつ軽減能力も持つため、
だいたいのダメージに対する盾となってくれるでしょう。
ブロッカーにまわりつつ能力を起動することで、
小さめのクリーチャー2体の攻撃を同時に防ぐことも出来るでしょうし、
クリーチャー戦においては活躍してくれそうです。

ただ、ウルザトロンからの巨大クリーチャー対策にはならず、
親和に対しても《大霊堂の信奉者》の能力をどうにもできず、
《曇り鏡のメロク》に対してはそれほど効かない、と、
今のメタからすると役立つかどうかは微妙なところです。
3マナと軽いので使えないわけではないと思いますが、
使われるかどうかはよく分かりません。
 
 
Oyobi, Who Split the Heavens / 天を裂くもの、央誉飛 (6)(白)
伝説のクリーチャー ― スピリット(Spirit) Betrayers of Kamigawa,レア
飛行
あなたがスピリット(Spirit)か秘儀(Arcane)呪文をプレイするたび、あなたは飛行を持つ白の3/3のスピリット(Spirit)・クリーチャー・トークンを1個場に出してもよい。
3/6
Illus.Christopher Moeller (18/165)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/534018/


・スピリットか秘儀呪文をプレイするたび、
飛行を持つ3/3のスピリット・トークンを場に出せる伝説のクリーチャーです。
スピリットデッキにでも入れれば、
呪文をプレイするたびにトークンを場に出せるようなものです。
出てくるトークンは3/3と大きめなので、
これらスピリット軍団で殴りに行けばゲームは終わるでしょう。

ですが、7マナと非常に重いため、
クリーチャーデッキに入れても手札で腐ることが多そうです。
かといって、これをプレイするためにマナ・ソースを増やすと
これを引かない時にマナ・ソースが無駄になりますし、
リアニメイトするにしても、これ単体ではただの3/6飛行ですので、
たいして役立ちそうではありません。
結局、使われることはあまりないかと思います。
神河謀叛のフルスポイラーも出ましたので、
今後は3枚ずつ見ていくことにします。
なお、前回の神河物語カード私見と同じように、今後はレアだけ見ていきます。
 
 
Day of Destiny / 運命の日 (3)(白)
伝説のエンチャント(場) Betrayers of Kamigawa,レア
あなたがコントロールする伝説のクリーチャーは+2/+2の修整を受ける。
Illus.Daren Bader (1/165)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/534001/


伝説のクリーチャーを強化する、伝説のエンチャントです。
効果だけ見ると《栄光の頌歌》2倍分ですし、
伝説のクリーチャーの多いデッキであれば強力でしょう。
《今田家の猟犬、勇丸》だって4/4になりますし、
相手を圧殺することも不可能ではありません。

不可能ではありませんが、
そもそも伝説のクリーチャーを大量に入れたデッキが組めるのかどうかが問題です。
《笑む猫、憲太郎》や《今田の用心棒、乳目》のような侍が増えたので、
伝説の侍デッキなんか組めれば役立つでしょう。
ただ、そんなデッキが強いのかどうかと問われると、現段階では何とも言えません。
でも、多分トーナメントレベルにならないのでは、と思います。
 
 
Final Judgment / 最後の裁き (4)(白)(白)
ソーサリー Betrayers of Kamigawa,レア
すべてのクリーチャーをゲームから取り除く。
Illus.??? (4/165)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/534004/


《神の怒り》のコストが6マナになった代わり、
クリーチャーを取り除くようになった感じのカードです。
《大霊堂の信奉者》の能力や転生を誘発させませんし、
メタによっては、第2の《神の怒り》として
1、2枚程度デッキに入れても良いかと思います。

6マナと重く、《神の怒り》のように4枚投入とはいかないでしょうが、
今後のコントロールデッキに入っていることも多いでしょう。
 
 
Hokori, Dust Drinker / 塵を飲み込むもの、放粉痢 (2)(白)(白)
伝説のクリーチャー ― スピリット(Spirit) Betrayers of Kamigawa,レア
土地は、それらのコントローラーのアンタップ・ステップの間にアンタップしない。
各プレイヤーのアップキープの開始時に、そのプレイヤーは自分がコントロールする土地を1つアンタップする。
2/2
Illus.Darrell Riche (7/165)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/534007/


・生きている《冬の宝珠》です。もしくは生きている《水位の上昇》。
土地をアンタップさせなくする能力を持ちます。
相手の打消しや除去など、邪魔を防ぐ効果が期待できます。
また、土地以外は普通にアンタップするので、
各種タリスマンを利用すればこちらだけマナを出すことも可能です。
《氷の干渉器》や《夢の宝珠》などと併用してロックデッキが組めそうなクリーチャーです。

ただ、タフネスが2なので、火力などで除去されやすいのが難点です。
《風生まれの詩神》のようにたいして使われない、ということも十分有り得るでしょう。
Heed the Mists / 霧の用心 (3)(青)(青)
ソーサリー ― 秘儀(Arcane) Betrayers of Kamigawa,アンコモン
あなたのライブラリーの一番上のカードをあなたの墓地に置く。その後、そのカードの点数で見たマナ・コストに等しい枚数のカードを引く。
Illus.Christopher Rush (36/165)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/534036/


ライブラリーの一番上のカードのマナ・コストの値に
等しいだけの枚数のカードを引けます。
ライブラリートップが《ダークスティールの巨像》だと11枚引けますが、
土地だったりすると1枚も引けません。

《師範の占い独楽》があればライブラリー操作が出来るので、
重めのカードを1番上に持ってきてプレイすれば
大量のカードを引くことが出来るでしょう。
コントロールデッキなら重いカードが多めでしょうから、
2枚くらい《師範の占い独楽》と一緒に入れておくと結構引けるかと。
他にも、《時間ふるい》デッキでも役立つかもしれません。

ただ、《師範の占い独楽》などライブラリー操作カードが無ければ
危なくてとてもプレイできないのが問題です。
最悪、5マナ支払って1枚も引けない、ということも考えられます。
それなら、これより軽く確実にカードを引ける
《集中》の方がよっぽど使いやすいといえるでしょう。
デッキの構造上ライブラリー操作の多い《時間ふるい》デッキでもなければ、
このカードが使われることもあまりないかと思います。
 
 
Mirror Gallery / 鏡の画廊 (5)
アーティファクト Betrayers of Kamigawa,レア
「レジェンド・ルール」は適用されない。
Illus.Scott M. Fischer (154/165)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/534154/


要するに、伝説のパーマネントを何枚でも並べられるようにするカードです。
《山崎兄弟》を4枚並べ4兄弟にすることも、
《クラークの親指》を4枚並べクラークの手と足の親指を総動員することも、
《迷える探求者、梓》を4枚並べ1ターンに土地を9枚プレイできるようにすることも、
各種本殿を4枚ずつ並べ80ライフゲイン&80枚ドロー&80枚手札破壊&80点ダメージ&80体トークンすることも
このカード1枚で可能になります。

まあ、上の例は無茶だとしても、
《クラークの親指》を2枚並べられれば
《焦熱の計画》の成功率は格段に上がるでしょうし、
本殿が手札で腐る、ということも無くなります。
伝説のパーマネントを多量に使うデッキであれば、
2枚ほど入れておけば、手札で余るはずの伝説のカードを
有効活用するのに使えるでしょう。

ただ、伝説のパーマネントを多量に使うデッキというのはほとんど無いのが難点です。
あっても実用レベルでないものがほとんどでしょうし。
本殿デッキならまだ可能性があるでしょうけれど、
実際使われるかはよく分かりません。
まあいずれにせよ、トーナメントレベルのカードではなさそうです。

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