神河救済カード私見:緑 その2
2005年6月5日 カード考察Endless Swarm / 終わりなき大群 (5)(緑)(緑)(緑)
ソーサリー Saviors of Kamigawa,レア
あなたの手札にあるカード1枚につき、緑の1/1の蛇(Snake)・クリーチャー・トークンを1個場に出す。
歴伝(ゲームの残りの間、あなたは呪文をプレイできない。あなたの各アップキープの開始時に、その歴伝能力を除き、この呪文をコピーする。)
Illus.Jeremy Jarvis (129/165)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/535129/
・緑の歴伝は、こちらの手札にあるカード1枚につき、
1/1の蛇トークンを1体場に出します。
これをプレイする前に手札をある程度残しておけば、
大量のトークンを展開することができるでしょう。
数があるため、ダメージを通しやすく、また、ブロッカーとしても役立てられます。
《爆破基地》などとの相性が良いのも長所です。
コストが8マナと重いですが、緑ですし、プレイできないことはないでしょう。
手札の枚数が中途半端だと、大型クリーチャーに対抗しにくく、
また大量除去や《魂の裏切りの夜》などに弱いのが問題です。
《清められし者、せし郎》など強化する方法があれば、使えるのかもしれません。
Masumaro, First to Live / 初めて生きたもの、増麻呂 (3)(緑)(緑)(緑)
伝説のクリーチャー ― スピリット(Spirit) Saviors of Kamigawa,レア
初めて生きたもの、増麻呂のパワーとタフネスはそれぞれ、あなたの手札にあるカードの枚数の2倍に等しい。
*/*
Illus.Adam Rex (136/165)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/535136/
・緑《マロー》は、こちらの手札の枚数の2倍に等しいパワーとタフネスを持ちます。
6マナですので、6/6以上にできれば十分でしょう。
それなら、手札に3枚のカードがあれば良いわけで、
余分な土地を手札に残しておけば、
クリーチャーデッキでもこれくらいの大きさを保てるでしょう。
もちろん、手札を増やせればより大きくできるので、
何か手札を増やすギミックでも積めば、なかなか強力そうです。
ですが、ただ大きいだけなので、
除去されにくい《北の樹の木霊》など、
何か別の能力のついたクリーチャーを優先したほうがいいこともありそうです。
まあ、悪くはないので、デッキによっては使われることもあるかもしれません。
Reki, the History of Kamigawa / 神河の歴史、暦記 (2)(緑)
伝説のクリーチャー ― 人間(Human)・シャーマン(Shaman) Saviors of Kamigawa,レア
あなたが伝説の呪文をプレイするたび、カードを1枚引く。
1/2
Illus.Edward P. Beard, Jr. (142/165)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/535142/
・伝説の呪文をプレイするたび、カードを引く能力を持つクリーチャーです。
伝説の呪文はたいていクリーチャーなので、
伝説のクリーチャーを大量に積んだ、レジェンドデッキなんて組めれば面白そうです。
その場合、呪文をプレイするごとにカードが引けるようになるので、
息切れすることなく、クリーチャーを展開していけるかと思います。
問題は、これ自身3マナ1/2と小さめでクリーチャーデッキに向かないことと、
そもそもレジェンドデッキなんて組めるのかどうかという点です。
カードプールがかなり制限されるため、ちと組みづらいかと。
そのため、使われることはあまりなさそうな気がします。
神河救済カード私見:緑 その1
2005年6月4日 カード考察Arashi, the Sky Asunder / 空を引き裂くもの、閼螺示 (3)(緑)(緑)
伝説のクリーチャー ― スピリット(Spirit) Saviors of Kamigawa,レア
(X)(緑),(T):飛行を持つクリーチャー1体を対象とする。空を引き裂くもの、閼螺示はそれにX点のダメージを与える。
魂力 ― (X)(緑)(緑),空を引き裂くもの、閼螺示を捨てる:空を引き裂くもの、閼螺示は飛行を持つ各クリーチャーに、X点のダメージを与える。
5/5
Illus.Kev Walker (121/165)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/535121/
・飛行を持つクリーチャーへダメージを与える起動型能力を持ちます。
魂力は飛行をつクリーチャー全てに、
そうでない方は飛行をつクリーチャー1体に、
マナを多く支払うほど多くのダメージを与えます。
対象は限定されていますが、
何度でも使えるクリーチャー除去は悪くありません。
特に緑は飛行クリーチャー対策のしづらい色ですので、
デッキ内のクリーチャーの数を減らさず、
相手の飛行クリーチャーに対策できるのは有効です。
また、スピリットですので、魂力を転生で使いまわせるのも長所かと。
飛行クリーチャーに対策する必要がないなら
《北の樹の木霊》あたりを優先するでしょうが、
5マナ5/5となかなか大きいことですし、場合によっては使われることもありそうです。
Ayumi, the Last Visitor / 最後に訪れしもの、亜楡身 (3)(緑)(緑)
伝説のクリーチャー ― スピリット(Spirit) Saviors of Kamigawa,レア
伝説の土地渡り
7/3
Illus.rk post (122/165)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/535122/
・伝説の土地渡りを持つ、伝説のスピリットです。
相手にブロッカーがいなかったり、
相手が伝説の土地をコントロールしていたりする場合、
3度殴るだけで人を殺すことができます。
地味に《火と氷の剣》などとの相性も良かったりしますし、なかなか強力そうです。
タフネスが3と低めなため、
戦闘や火力で破壊されやすいのが難点ではありますが、
今後遣われる可能性は十分にありそうです。
Bounteous Kirin / 寛大な麒麟 (5)(緑)(緑)
伝説のクリーチャー ― 麒麟(Kirin)・スピリット(Spirit) Saviors of Kamigawa,レア
飛行
あなたがスピリット(Spirit)か秘儀(Arcane)呪文をプレイするたび、あなたはその呪文の点数で見たマナ・コストに等しい値のライフを得てもよい。
4/4
Illus.Shishizaru (123/165)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/535123/
・各色に存在する麒麟の内の1枚。
スピリットか秘儀の呪文をプレイすると、
その点数で見たマナ・コストに等しいだけのライフを得ることができます。
デッキの構造にもよりますが、
平均して、1度に3点程度のライフを得られるかと思います。
呪文をプレイするだけでそれだけライフを得られるのですから、
ある程度時間が経てば、かなりの量のライフを得ることになりそうです。
秘儀デッキなどの防御用として使うと面白いかもしれません。
《滋養の群れ》との相性も良いことですし。
ただ、7マナと重いのが問題です。
単純に間に合わないことも考えられますし、
場に影響を与えられる能力でもないため、時間稼ぎ以上になりません。
そのため、7マナ使ってこれをプレイする必要はあまりなさそうです。
神河救済カード私見:赤 その3
2005年6月2日 カード考察Skyfire Kirin / 空火の麒麟 (2)(赤)(赤)
伝説のクリーチャー ― 麒麟(Kirin)・スピリット(Spirit) Saviors of Kamigawa,レア
飛行
あなたがスピリット(Spirit)か秘儀(Arcane)呪文をプレイするたび、その呪文の点数で見たマナ・コストを持つクリーチャー1体を対象とする。あなたはターン終了時まで、そのコントロールを得てもよい。
3/3
Illus.Tsutomu Kawade (113/165)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/535113/
・各色に存在する麒麟の内の1枚。
スピリットか秘儀の呪文をプレイすると、
それと点数で見たマナ・コストが同じクリーチャーのコントロールを、
一時的に奪います。
この能力は、相手ブロッカーを一時的に除去したり、
相手の攻撃を防いだり、《血の儀式》などのコスト用クリーチャーを調達したりと、
色々と使い方がありそうです。
これ自体が4マナ3/3飛行と、
赤の飛行持ちにしては悪くない大きさなのも長所です。
ただ、クリーチャーに速攻を与えないため、
奪ったクリーチャーを攻撃に参加させられないとか、
単純に打撃力だけで考えるなら、
別のクリーチャーを優先したほうがいいとか、色々難点はあります。
というわけで、使われるかどうかは微妙なところかと。
Thoughts of Ruin / 荒廃の思考 (2)(赤)(赤)
ソーサリー Saviors of Kamigawa,レア
各プレイヤーは、あなたの手札にあるカード1枚につき土地を1つ生け贄に捧げる。
Illus.John Avon (118/165)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/535118/
・手札にあるカード1枚につき1つずつ、
各プレイヤーに土地を生け贄に捧げさせるソーサリーです。
これ1枚で複数個の土地を除去できるのが強力です。
他のランデスと組み合わせ、中盤に相手に残った土地を除去することで、
こちらが一方的に殴ることもできるでしょう。
《初めて欲したもの、仇麻呂》との組み合わせも良さそうです。
こちらの土地も除去されてしまうことと、
除去できる土地の枚数が手札の枚数に左右されるため、
後半にあると使いづらくなるのが難点でしょうか。
前者は、先にこちらが展開しきってしまえばいい話なのですが、
後者は、手札を使い切りやすい赤デッキだと、解消し辛い問題です。
まあ、序盤では強力かと思いますし、使われることは多そうです。
Undying Flames / 不死の炎 (4)(赤)(赤)
ソーサリー Saviors of Kamigawa,レア
クリーチャー1体かプレイヤー1人を対象とする。あなたのライブラリーの一番上のカードを、土地ではないカードが取り除かれるまでゲームから取り除く。不死の炎は、それにそのカードの点数で見たマナ・コストに等しい値のダメージを与える。
歴伝(ゲームの残りの間、あなたは呪文をプレイできない。あなたの各アップキープの開始時に、その歴伝能力を除き、この呪文をコピーする。)
Illus.Tsutomu Kawade (119/165)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/535119/
・赤の歴伝は、ライブラリーを上から土地以外のカードが出るまで取り除き、
その点数で見たマナ・コストと同じだけのダメージを与えます。
デッキにもよりますが、平均3点くらいのダメージを与えられるかと思います。
少なくとも《激憤の本殿》よりダメージは高くなるでしょうし、
クリーチャーデッキに対しては有効かもしれません。
もちろん、重めのカードを多く積めば、より多くのダメージを与えられるでしょうし、
あらかじめライブラリー操作をしておけば、
より効率よくダメージを与えることができます。
ただ、呪文をプレイできなくなるため、
エンチャントやアーティファクトなど、
ダメージで対応しようのないものには無力になります。
特に《赤の防御円》を出されるとどうしようもありません。
また、ダメージが安定しないため、大型クリーチャーの除去には向きづらいのも難点。
なので、あまり使われることはなさそうな気がします。
※明日は1日家を空けるため、更新はお休みします。
神河救済カード私見:赤 その2
2005年6月1日 カード考察Iizuka the Ruthless / 非情なる飯塚 (3)(赤)(赤)
伝説のクリーチャー ― 人間(Human)・侍(Samurai) Saviors of Kamigawa,レア
武士道2(これがブロックに参加するかブロックされるたび、それはターン終了時まで+2/+2の修整を受ける)
(2)(赤),侍(Samurai)を1体生け贄に捧げる:あなたがコントロールする侍は、ターン終了時まで二段攻撃を得る。
3/3
Illus.Darrell Riche (104/165)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/535104/
・武士道2と、こちらの侍全てに二段攻撃を与える能力を持つ侍です。
フィニッシャーとして役立ちそうなクリーチャーです。
二段攻撃を得ることは、実質パワーが2倍になるようなものですので、
装備品などで強化しておくと、非常に強力でしょう。
コストとして侍を1体生け贄に捧げる必要があるのは痛いですが、
総攻撃をした後、ブロックされたものを生け贄に捧げれば、それほど問題ではありません。
これ自体も、まあ悪くはない大きさです。
武士道もありますし、戦闘では役立つかと思います。
5マナと、クリーチャーデッキに入れるには重めなことが難点です。
そのため、序盤からダメージ源になるクリーチャーを
優先したほうが良いこともあるかと思います。
ただ、能力はなかなかですし、試してみる価値はあるでしょう。
Jiwari, the Earth Aflame / 燃え上がる大地、地把離 (3)(赤)(赤)
伝説のクリーチャー ― スピリット(Spirit) Saviors of Kamigawa,レア
(X)(赤),(T):飛行を持たないクリーチャー1体を対象とする。燃え上がる大地、地把離はそれにX点のダメージを与える。
魂力 ― (X)(赤)(赤)(赤),燃え上がる大地、地把離を捨てる:燃え上がる大地、地把離は飛行を持たない各クリーチャーにそれぞれX点のダメージを与える
3/3
Illus.Adam Rex (107/165)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/535107/
・飛行を持たないクリーチャーへダメージを与える起動型能力を持ちます。
魂力は飛行を持たないクリーチャー全てに、
そうでない方は飛行を持たないクリーチャー1体に、
マナを多く支払うほど多くのダメージを与えます。
何度でも利用できるクリーチャー除去は強力です。
マナはかかりますが、システムクリーチャーや、
ブロッカーをあらかじめ除去しておけるのはなかなか有効です。
魂力のおかげで、ウィニーに対して使えないこともありません。
また、スピリットなので、転生で使いまわせるのも長所です。
5マナで3/3と比較的小さいため、コントロールなどに対してはあまり役立ちません。
また、プレイヤーにダメージを飛ばせないため、
《山伏の長、熊野》を優先したほうがいいことも多いでしょう。
ですが、スピリットデッキなどで使われていく可能性はありそうです。
Rally the Horde / 大軍の結集 (5)(赤)
ソーサリー Saviors of Kamigawa,レア
あなたのライブラリーのカードを上から3枚、ゲームから取り除く。取り除かれた最後のカードが土地でない場合、この過程を取り除かれた最後のカードが土地になるまで繰り返す。この方法でゲームから取り除かれた土地ではないカード1枚につき、赤の1/1の戦士(Warrior)クリーチャー・トークンを1個場に出す。
Illus.Paolo Parente (110/165)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/535110/
・ライブラリーのカードを上から3枚ずつ、
それらの最後のカードが土地になるまで取り除いていき、
最終的に取り除けたカード1枚につき1/1のトークンを1体場に出すソーサリーです。
何の細工もしないでプレイしても、
6枚程度は取り除くことができるかと思います。
それなら、6マナで6体の1/1を場に出すことができるわけです。
なかなか悪くはありませんし、
《戦の只中》や《上位の人間、焔村》反転状態などで強化できればより強力です。
もちろん、ライブラリー操作の手段があればより多くのトークンを場に出せるわけで、
《変幻の杖》や《マナ切り離し》などと組み合わせれば面白そうです。
ただ、6マナと重めなことと、
ライブラリー操作をしない限り効果が安定しないのが問題です。
普通のデッキなら、代わりに何かクリーチャーを優先したほうが有効かと思います。
神河救済カード私見:赤 その1
2005年5月31日 カード考察Adamaro, First to Desire / 初めて欲したもの、仇麻呂 (1)(赤)(赤)
伝説のクリーチャー ― スピリット(Spirit) Saviors of Kamigawa,レア
初めて欲したもの、仇麻呂のパワーとタフネスはそれぞれ、手札に最も多くのカードを持つ対戦相手の手札にあるカードの枚数に等しい。
*/*
Illus.Paolo Parente (91/165)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/535091/
・赤《マロー》は、対戦相手の手札の枚数に等しいパワーとタフネスを持ちます。
3マナですので、最低でも3/3にはしたいところですが、
相手がウィニーやバーンのような、手札を使いきるタイプのデッキでもない限り、
だいたいはそれ以上の大きさにできるでしょう。
相手がパーミッション系統なら、5/5くらいのサイズを期待できそうです。
また、ランデスとの相性が良いのも長所。
《金属モックス》から2ターン目《石の雨》をプレイし、
3ターン目にこれを場に出す、とかできると強力でしょう。
問題は、後半に引くと役に立たないことが多いことでしょうか。
クリーチャーデッキ相手では0/0になる可能性もありますし、
コントロール相手には、打ち消されるか除去されるのがオチかと。
ただ、序盤に出たときの強さを考えると、これが使われることも多そうな気がします。
Hidetsugu’s Second Rite / 碑出告の第二の儀式 (3)(赤)
インスタント Saviors of Kamigawa,レア
プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーのライフがちょうど10点である場合、碑出告の第二の儀式はそのプレイヤーに10点のダメージを与える。
Illus.Jeff Miracola (102/165)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/535102/
・相手のライフが10点ちょうどの時、10点のダメージを与えます。
文字通りの即死呪文です。
条件はあるものの、4マナ10点火力という点だけ見ると、非常に効率が良いです。
これをデッキに入れておくことで、
通常なら20点削りきらねばならないところを10点削るだけで良くなり、
手札が早めになくなりやすいバーンにおいてはなかなか有効でしょう。
クリーチャーデッキに入れても面白いかもしれません。
ただ、解決時にライフがちょうど10点でなければならないため、
相手が《真鍮の都》でもコントロールしていたり、
ある程度ライフを削った後だったり、
あるいはちょうど10点にすることができなかったりすると、
とたんに手札で腐ってしまうことになります。
使うかどうかはある程度個人の好みに左右されそうですが、
個人的には、汎用性のある別の火力のほうがいい気がします。
Homura, Human Ascendant / 上位の人間、焔村 (4)(赤)(赤)
伝説のクリーチャー ― 人間(Human)・モンク(Monk) Saviors of Kamigawa,レア
上位の人間、焔村はブロックに参加できない。
上位の人間、焔村が場から墓地に置かれたとき、それを反転状態で場に戻す。
4/4
Homura’s Essence / 焔村の本質
伝説のエンチャント(場)
あなたがコントロールするクリーチャーは+2/+2の修整を受けるとともに、飛行と以下の能力を持つ。「(赤):このクリーチャーはターン終了時まで+1/+0の修整を受ける」
Illus.Kev Walker (103/165)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/535103/
・場から墓地に置かれると、反転して場に戻るクリーチャーです。
反転後は、こちらのクリーチャーに大幅な強化修整を与えます。
反転させることは、それほど難しくありません。
チャンプブロックさせて墓地に落とすことができないのは残念ですが、
4/4ですので、普通に殴っていれば、相手も除去せざるを得なくなるでしょうし、
《落とし子の穴》や《裂け目の突破》などで墓地に送っても良いでしょう。
《御霊の足跡》なんかも面白いかと。
反転できれば、大抵の場合勝てるでしょう。
ただの1/1でも3/3飛行パンプアップ能力持ちになるのです、
複数体で殴りかかれば、かなりの量のダメージを与えられるかと思います。
問題は、やはり6マナという重さでしょうか。
まあそれでも、反転後の能力が強力なこともありますし、
使われることもあるかもしれません。
神河救済カード私見:黒 その3
2005年5月30日 カード考察Neverending Torment / 無限の苦悩 (4)(黒)(黒)
ソーサリー Saviors of Kamigawa,レア
プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーのライブラリーの中からカードをX枚探し、それらをゲームから取り除く。Xはあなたの手札にあるカードの枚数である。そのプレイヤーは自分のライブラリーを切り直す。
歴伝(ゲームの残りの間、あなたは呪文をプレイできない。あなたの各アップキープの開始時に、その歴伝能力を除き、この呪文をコピーする。)
Illus.Thomas Gianni (83/165)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/535083/
・黒の歴伝は、相手のライブラリーから、こちらの手札の枚数だけカードを探し、
それらをゲームから取り除きます。
手札の枚数にもよりますが、毎ターン、
《石臼》以上の効率で、コストをかけずにライブラリー破壊できるのは強力です。
また、取り除くカードはこちらが選べるので、
コントロールなどのような、数枚のフィニッシャーに頼るデッキ相手には、
それらを取り除くことで勝ち手段をなくしてしまうこともできます。
他の歴伝に比べて6マナと軽いため、比較的プレイしやすいのも長所です。
ただ、歴伝能力のために呪文をプレイできなくなるのが問題です。
効果も、場に影響を与えるタイプのものではないので、
何か、相手の攻撃を防げるパーマネントでも場に出し、
すぐにはやられない状況を作っておく必要があるでしょう。
そのため、これでデッキを組むのはちと難しいかと思われます。
One with Nothing / 空虚自身 (黒)
インスタント Saviors of Kamigawa,レア
あなたの手札を捨てる。
Illus.Jim Nelson (84/165)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/535084/
・たった1マナで、手札のカードを全て捨てることができます。
これ単体だと全く意味はありませんが、
組み合わせ方によっては面白いことができそうです。
例えば、リアニメイト用に、
手札のクリーチャー・カードを墓地に落とすために使うとか。
まあ、その場合は手札のリアニメイト用カードも墓地に行くわけですが、
そのあたりは何とかしてください。
また、《ルアゴイフ》を大きくするために、
手札のクリーチャー・カードを墓地に落とすためにも使えそうです。
ただ、その場合は、もう少し融通の効くやり方がありそうな気もしますが。
結局のところ、スタンダードだと、
組み合わせて有効そうな組み合わせがあまりないのが問題です。
エクステンデッドなどであれば、
マッドネス、スレッショルドなどがありますので、
もしかすると何か、面白い使い方があるのかもしれません。
Pain’s Reward / 苦痛の報償 (2)(黒)
ソーサリー Saviors of Kamigawa,レア
あなたは好きな量のライフをつけて競りを始める。ターンの順序に従い、各プレイヤーは最高値を超える値をつけてもよい。最高値が動かなくなった場合、競りは終了する。最大の値をつけたプレイヤーは、その値に等しい値のライフを失うとともに、カードを4枚引く。
Illus.Matt Cavotta (85/165)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/535085/
・相手とライフで競りを行うカードです。
勝ったプレイヤーはその分のライフを失うとともに、カードを4枚引きます。
個人的には、このカードは黒ウィニーのようなデッキに向きそうな気がします。
《冥府の契約》を考えると、ライフの半分程度までが支払える限度でしょうが、
早めに殴って勝利することが目的のクリーチャーデッキなら、
こちらのライフは、それほど問題ではありません。
仮に、相手にカードを引かれてしまうことになっても、
相手は相当な量のライフを失うことになるでしょうから、
やはりクリーチャーデッキにとっては好都合です。
ただ、こちらのライフが減れば減るほど使いづらくなる上、
あまりライフを支払いすぎると、簡単に死ねるのが問題です。
よっぽど尖ったデッキでも組めない限り、使われることはなさそうな気もします。
神河救済カード私見:黒 その2
2005年5月29日 カード考察Kagemaro, First to Suffer / 初めて苦しんだもの、影麻呂 (3)(黒)(黒)
伝説のクリーチャー ― デーモン(Demon)・スピリット(Spirit) Saviors of Kamigawa,レア
初めて苦しんだもの、影麻呂のパワーとタフネスはそれぞれ、あなたの手札にあるカードの枚数に等しい。
(黒),初めて苦しんだもの、影麻呂を生け贄に捧げる:すべてのクリーチャーは、ターン終了時まで-X/-Xの修整を受ける。Xは、あなたの手札にあるカードの枚数に等しい。
*/*
Illus.Adam Rex (73/165)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/535073/
・黒《マロー》。
生け贄に捧げると、手札の枚数に等しい分だけ、
全てのクリーチャーにマイナス修整を与えます。
全体除去を積んでいるため、クリーチャーデッキに大して有効でしょう。
手札が4枚程度あれば、十分な効果を得られるかと。
その場合、5マナ4/4と悪くない大きさですし、
黒コンのようなデッキに入れておくと役立ちそうです。
一応デーモンということで、神河ブロックのオーガとの相性が良いのも長所。
大きさが安定しにくいため、
デッキによっては別のカードを優先したほうがいいかもしれませんが、
基本的には強力なカードかと思います。
Kuon, Ogre Ascendant / 上位の大峨、苦御 (黒)(黒)(黒)
伝説のクリーチャー ― オーガ(Ogre)・モンク(Monk) Saviors of Kamigawa,レア
ターン終了時に、このターン、3体以上のクリーチャーが場から墓地に置かれた場合、上位の大峨、苦御を反転する。
2/4
Kuon’s Essence / 苦御の本質
伝説のエンチャント(場)
各プレイヤーのアップキープの開始時に、そのプレイヤーはクリーチャーを1体生け贄に捧げる。
Illus.Hideaki Takamura (78/165)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/535078/
・クリーチャーが3体以上墓地に置かれると反転するクリーチャーです。
反転後はエンチャントになり、
毎ターン、クリーチャーを1体ずつ減らしていきます。
反転させることは、普通の状況では多少難しいでしょうが、
トークンを展開して、それを《落とし子の穴》のようなもので生け贄にするとか、
何かしらギミックを積めばできないことはありません。
ウィニー相手になら、全体除去をプレイするだけで反転できるでしょうし。
反転後は、特にコストをかけずに除去をし続けることができます。
クリーチャーデッキに対して非常に有効かと。
問題は、トリプルシンボルなので黒単くらいにしか入れられないことと、
こちらにも能力の影響が及ぶことです。
黒コンのような、こちらは大してクリーチャーを使わず、
かつ全体除去を入れられるようなデッキに入れると、面白いかもしれません。
Maga, Traitor to Mortals / 現し世の裏切り者、禍我 (X)(黒)(黒)(黒)
伝説のクリーチャー ― 人間(Human)・ウィザード(Wizard) Saviors of Kamigawa,レア
現し世の裏切り者、禍我はその上に+1/+1カウンターがX個置かれた状態で場に出る。
現し世の裏切り者、禍我が場に出たとき、プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーは、この上の+1/+1カウンターの数に等しい値のライフを失う。
0/0
Illus.Jim Murray (81/165)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/535081/
・プレイする際に支払ったマナが多いほど大きくなるクリーチャーです。
場に出たとき、支払ったマナに等しいだけのライフを失わせます。
後半、マナを大量に出せるようになった頃にプレイすれば、
直接火力のように使用することが可能です。
《黒の防御円》など軽減効果を回避することもできます。
残ったライフは、場に出たこれで殴って削っていけますし、
土地サーチなど色々積んだデッキであれば悪くはないかも知れません。
ただ、どうしても効果が小さいのが難点。
6マナ支払ってプレイしたとしても、3/3にしかならないのはやはり微妙です。
本当に大量のマナが出るデッキでないと、あまり使いたくないカードかと思います。
神河救済カード私見:黒 その1
2005年5月28日 カード考察Akuta, Born of Ash / 灰生まれの阿苦多 (2)(黒)(黒)
伝説のクリーチャー ― スピリット(Spirit) Saviors of Kamigawa,レア
速攻
あなたのアップキープの開始時に、あなたの手札のカードの枚数がどの対戦相手よりも多い場合、あなたは沼(Swamp)を1つ生け贄に捧げてもよい。そうした場合、あなたの墓地にある灰生まれの阿苦多を場に戻す。
3/2
Illus.Ben Thompson (61/165)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/535061/
・相手より手札の枚数が多いなら、
毎ターン、沼を1枚生け贄にすることで場に戻せるクリーチャーです。
条件さえ満たせばほぼ不死身なため、除去に対して有効なクリーチャーです。
「全体除去で場を掃除→墓地から戻ったこれで単独突撃」
とかいうことが可能なのも長所。
場に戻す条件も、相手を選びますが、それほど難しくないでしょう。
ただ、除去に強い関係上、コントロール相手に有効に見えますが、
相手がコントロールだと条件を満たし辛い難点があります。
クリーチャーデッキ相手には前述のやり方で単機突撃できるため、
メタによっては使われることもあるかもしれません。
Choice of Damnations / 滅びへの選択 (5)(黒)
ソーサリー ― 秘儀(Arcane) Saviors of Kamigawa,レア
対戦相手1人を対象とする。そのプレイヤーは、数を1つ選ぶ。あなたは「そのプレイヤーはその値のライフを失う」ことを選んでもよい。そうしなかった場合、そのプレイヤーはその数のパーマネントを除くすべてのパーマネントを生け贄に捧げる。
Illus.Tim Hildebrandt (62/165)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/535062/
・相手に数を選ばせ、その分だけライフを失わせるか、
その数のパーマネントを残して他を全て生け贄に捧げさせるか、
どちらかを選べる秘儀呪文です。
相手は、あまり大きい数を選ぶとライフを大量に失うはめになりますし、
かといって小さい数を選ぶと、パーマネントを根こそぎ持っていかれてしまいます。
大量のパーマネントをコントロールするデッキ相手には特に有効でしょう。
クリーチャーのような、恒久的なダメージクロックがあると良いかと思います。
ですが、相手がたいした数のパーマネントをコントロールしていないと、
これの効力も非常に下がります。
少ない数のパーマネントでも回るデッキなら、少な目の数を指定すれば良いですので。
状況にもよるのでしょうが、使われるかどうかは微妙なところかと。
Infernal Kirin / 冥府の麒麟 (2)(黒)(黒)
伝説のクリーチャー ― 麒麟(Kirin)・スピリット(Spirit) Saviors of Kamigawa,レア
飛行
あなたがスピリット(Spirit)か秘儀(Arcane)呪文をプレイするたび、プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーは手札を公開し、その呪文の点数で見たマナ・コストを持つカードをすべて捨てる。
3/3
Illus.Carl Critchlow (72/165)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/535072/
・各色に存在する麒麟の内の1枚。
スピリットか秘儀の呪文をプレイすると、
それと同じ点数で見たマナ・コストを持つカードを捨てさせます。
ただ呪文をプレイするだけで、手札破壊ができるのは強力です。
もちろん、1枚も捨てさせられない時もあるでしょうが、
相手の手札をいちいち確認できるのは悪くないかと。
これ自身も4マナ3/3飛行と、黒にしては悪くないスペック。
スピリットデッキに入れれば、攻撃の手を緩めることなく手札を攻められます。
ただ、手札破壊系カード全般に言えるのですが、
相手が手札を保持しないウィニーのようなデッキだと、
これを場に出す頃には相手の手札がないということも考えられます。
まあ、その場合は殴れば良いだけですし、今後、使われることもあるかと思います。
神河救済カード私見:青 その3
2005年5月27日 カード考察Sakashima the Impostor / 騙り者、逆嶋 (2)(青)(青)
伝説のクリーチャー ― 人間(Human)・ならず者(Rogue) Saviors of Kamigawa,レア
騙り者、逆嶋が場に出るに際し、あなたは場に出ているクリーチャーを1体選んでもよい。そうした場合、騙り者、逆嶋は依然として名前が騙り者、逆嶋である伝説のパーマネントであるとともに「(2)(青)(青):ターン終了時に、騙り者、逆嶋をそのオーナーの手札に戻す」という能力を得ることを除いて、そのクリーチャーのコピーとして場に出る。
3/1
Illus.rk post (53/165)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/535053/
・好きなクリーチャーのコピーとして場に出ることのできるクリーチャーです。
コピーした場合は、さらに手札に戻る能力も得ますが、
名前と、伝説性はそのまま保持します。
例えば対戦相手が巨大なクリーチャーを場に出したとしても、
それに4マナで対処することが可能です。
さらに、コピーした場合は手札に戻る能力も持つため、
相手の除去を回避したり、
戦闘ダメージをスタックに乗せた後手札に戻ってみたり、
《永遠の証人》などの能力を使いまわしたり、様々な使い方が考えられます。
また、コピーしても名前は変わらないため、
こちらの伝説のクリーチャーをコピーし2体並べることも可能です。
ただ、コピーしないとただの4マナ3/1ですので、
場に何かしらコピーしたいクリーチャーがいない限り、役には立ちません。
また、相手のプレイするクリーチャーによっては、
それをコピーしても解決策にならないこともあります。
やはり、デッキやメタを選ぶカードかと思います。
Soramaro, First to Dream / 初めて夢見たもの、空麻呂 (4)(青)(青)
伝説のクリーチャー ― スピリット(Spirit) Saviors of Kamigawa,レア
飛行
初めて夢見たもの、空麻呂のパワーとタフネスはそれぞれ、あなたの手札にあるカードの枚数に等しい。
(4),あなたがコントロールする土地を1つ、そのオーナーの手札に戻す:カードを1枚引く。
*/*
Illus.Brian Despain (58/165)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/535058/
・青《マロー》。飛行とドロー能力を持ちます。
6マナの飛行持ちですので、《マハモティ・ジン》を考えると、
最低5/5くらいは欲しいところでしょう。
コントロールのフィニッシャーなどに使うのなら、
手札を溜め込んでおくでしょうから、それほど難しくはありません。
また、ドロー能力があるのも良い感じです。
この能力で手札を増やすことで、
相手の行動に対応するための手札を増やすとともに、
《初めて夢見たもの、空麻呂》をパンプアップし圧殺することが可能になります。
今のところ、青系のフィニッシャーとしては
《潮の星、京河》と《曇り鏡のメロク》がいるため、
《初めて夢見たもの、空麻呂》の入れる隙間は無いかもしれません。
ですが、十分な性能を持っていると思いますので、
もしかすると採用される可能性もあるかと思います。
Twincast / 双つ術 (青)(青)
インスタント Saviors of Kamigawa,レア
インスタント呪文1つかソーサリー呪文1つを対象とし、それをコピーする。あなたはそのコピーの新たな対象を選んでもよい。
Illus.Christopher Moeller (60/165)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/535060/
・青くなった《Fork》的カード。
インスタントやソーサリーなら、なんでも2マナでコピーできます。
相手の呪文をコピーしてもいいでしょうが、
やはり、こちらの呪文を倍加するのが基本の使い方でしょう。
《知識の渇望》をコピーし6枚引いて4枚捨てるとか、
《残響する真実》をコピーして2種類のパーマネントを手札に戻すとか、
《邪魔》をコピーしてどちらか片方が打ち消されても構わないようにするとか、
色々な使い方が考えられます。
ただ、このような「あれば役立つ」ようなカードを
入れるスペースがあるかどうかは微妙です。
他にこれでコピーしたいカードが手札になければ役に立ちませんし、
元の呪文のコストとあわせてマナが多く必要となるため、
打ち消し用のマナを残すようなことも難しくなります。
役に立たないとは言いませんが、あまり使われるカードではないかと思います。
神河救済カード私見:青 その2
2005年5月26日 カード考察Kaho, Minamo Historian / 水面院の歴史家、歌穂 (2)(青)(青)
伝説のクリーチャー ― 人間(Human)・ウィザード(Wizard) Saviors of Kamigawa,レア
水面院の歴史家、歌穂が場に出たとき、あなたのライブラリーから最大3枚までのインスタント・カードを探し、それらをゲームから取り除く。その後、あなたのライブラリーを切り直す。
(X),(T):あなたは水面院の歴史家、歌穂によってゲームから取り除かれた、点数で見たマナ・コストがXであるカードを1枚、そのマナ・コストを支払うことなくプレイしてよい。
2/2
Illus.Greg Staples (41/165)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/535041/
・場に出たとき、ライブラリーから3枚までの
インスタントを取り除くクリーチャーです。
取り除かれたカードは、同じ量のマナを支払うことでプレイすることができます。
要するに、インスタントを3枚までサーチできるようなもので、
他のカードと比べても、この能力は強力です。
コントロールのような、インスタントを多めに積んだデッキであれば優秀でしょう。
また、4マナと、それほど重くもないコストなのも良い感じ。
ただ、能力を起動できるのは次ターン以降になってしまう、
火力で除去されるとカードをプレイできなくなる、
そして、クリーチャーなのでソーサリータイミングでしかプレイできない、
というように、色々と問題点もあります。
ですがポテンシャルはあると思いますので、
もしかすると使われるようになるのかもしれません。
Kami of the Crescent Moon / 三日月の神 (青)(青)
伝説のクリーチャー ― スピリット(Spirit) Saviors of Kamigawa,レア
各プレイヤーのドロー・ステップの開始時に、そのプレイヤーはカードを1枚引く。
1/3
Illus.Darrell Riche (42/165)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/535042/
・毎ターン、各プレイヤーにカードを引かせるクリーチャーです。
つまり、生きている《吠えたける鉱山》。
《吠えたける鉱山》と違いクリーチャーであるため、
攻撃やブロックに参加させることができます。
また、軽量のスピリットでもありますので、
スピリットクラフトとの相性も悪くないかと思います。
ただ、《吠えたける鉱山》と同じように、
先に相手がカードを引いてしまうのが難点です。
また、クリーチャーである分除去されやすいため、
こちらがカードを引く前に除去され、
相手に利用されるだけで終わってしまう危険性もあります。
さらに、タップ状態になってもこの効果は消えないために、
《吠えたける鉱山》でできた、
「タップして相手に利用させない」ということもできません。
そのため、これが使われるようになるかというと、微妙なところです。
《吠えたける鉱山》8枚体制とか、
そういうことをしたいデッキには入るのかもしれませんが。
Meishin, the Mind Cage / 精神の檻、迷心 (4)(青)(青)(青)
伝説のエンチャント(場) Saviors of Kamigawa,レア
すべてのクリーチャーは-X/-0の修整を受ける。Xは、あなたの手札にあるカードの枚数である。
Illus.Thomas Gianni (44/165)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/535044/
・伝説のエンチャントです。
こちらの手札の枚数だけ、全てのクリーチャーのパワーを減らします。
手札に3枚カードがあるだけでも-3/-0となり、
ウィニーからの攻撃をほぼ完全に無効化できます。
手札をより増やせれば、クリーチャーデッキ全般に効くでしょう。
こちらのクリーチャーにも効いてしまいますが、
コントロールなら、まずは相手の攻撃を防げればよいので、
それほど問題ではありません。
問題なのは、7マナというコストの重さです。
これを場に出す前に、殴り殺されている危険性も十分にあります。
《不朽の理想》で引っ張り出してくるとか、
そういう特殊な使い方でなら、使われるかもしれません。
神河救済カード私見:青 その1
2005年5月25日 カード考察Cloudhoof Kirin / 雲蹄の麒麟 (3)(青)(青)
伝説のクリーチャー ― 麒麟(Kirin)・スピリット(Spirit) Saviors of Kamigawa,レア
飛行
あなたがスピリット(Spirit)か秘儀(Arcane)呪文をプレイするたび、プレイヤー1人を対象とする。あなたはそのプレイヤーのライブラリーのカードを上からX枚、そのプレイヤーの墓地に置いてもよい。Xは、その呪文の点数で見たマナ・コストである。
4/4
Illus.Randy Gallegos (31/165)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/535031/
・各色に存在する麒麟の内の1枚。
スピリットか秘儀の呪文をプレイすると、
それの点数で見たマナ・コストと同じだけ、ライブラリーを削ります。
秘儀連繋デッキなら、だいたい2、3枚程度ずつライブラリーを削れるでしょう。
それなら《石臼》より効率が良いわけで、
ライブラリーアウトデッキなら有効そうです。
5マナ4/4飛行と、悪くない性能なのも長所です。
ただ、これでライブラリーアウトを狙うよりも、
殴った方がよっぽど早かったりするのが難点。
相手ではなくこちらのライブラリーを削り、
それを《御霊の復讐》や《禍御鳴の激憤》などで利用するという手もあるので、
自分のライブラリーを利用できるギミックを積んだ秘儀連繋デッキとか、
そういうデッキくらいになら入るかもしれません。
Erayo, Soratami Ascendant / 上位の空民、エラヨウ (1)(青)
伝説のクリーチャー ― ムーンフォーク(Moonfolk)・モンク(Monk) Saviors of Kamigawa,レア
飛行
いずれかのターンに4つ目の呪文がプレイされるたび、上位の空民、エラヨウを反転する。
1/1
Erayo’s Essence / エラヨウの本質
伝説のエンチャント(場)
対戦相手が各ターンに最初に呪文をプレイするたび、その呪文を打ち消す。
Illus.Matt Cavotta (35/165)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/535035/
・呪文が4つ以上プレイされると反転するクリーチャーです。
反転後はエンチャントになり、
各ターンに最初に相手がプレイした呪文を打ち消します。
反転できれば、相手は1つの呪文を通すために、
その前にもう1つ呪文をプレイしなくてはならなくなります。
つまり相手に手札とマナを無理矢理消費させられるわけで、
非常に強力な能力といえるでしょう。
普通のデッキでは反転させるのは難しいでしょうが、
親和デッキや、軽量ドローを大量に積んだデッキとかなら、
まあ反転できないことも無いかと。
ただ、どんなデッキにも入るようなカードではありませんし、
元が1/1飛行と非常に貧弱なので、
反転させようとするのに対応して除去を喰らう、ということも考えられます。
強力ではありますが、使われるかどうかはメタによるのかもしれません。
Eternal Dominion / 永遠の統制 (7)(青)(青)(青)
ソーサリー Saviors of Kamigawa,レア
対戦相手1人を対象とする。そのプレイヤーのライブラリーから、アーティファクト・カードかクリーチャー・カードかエンチャント・カードか土地カードを1枚探す。そのカードをあなたのコントロールの下で場に出す。その後、そのプレイヤーは自分のライブラリーを切り直す。
歴伝(ゲームの残りの間、あなたは呪文をプレイできない。あなたの各アップキープの開始時に、その歴伝能力を除き、この呪文をコピーする。)
Illus.Shishizaru (36/165)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/535036/
・青の歴伝は、相手のライブラリーからパーマネントになるカードを奪います。
状況に応じて適当なカードを奪ってくれば、
「呪文をプレイできない」という欠点を多少なりともカバーすることができます。
伝説のパーマネントを持ってきて対消滅させるとか、
《ダークスティールの巨像》のような巨大クリーチャーを奪ってくるとか、
色々とやれそうな気がしないでもありません。
ただ、10マナというとんでもないコストなのが問題です。
それだけのマナを出すまでの間に、
こちらがやられている可能性も十分高いでしょう。
というわけで、使われるかどうかは微妙かと。
神河救済カード私見:白 その3
2005年5月24日 カード考察Pure Intentions / 純粋な意図 (白)
インスタント ― 秘儀(Arcane) Saviors of Kamigawa,レア
このターン、対戦相手がコントロールする呪文や能力によって、あなたがカードを捨てさせられるたび、あなたの墓地にあるそれらのカードをあなたの手札に戻す。
対戦相手がコントロールする呪文や能力によって、あなたが純粋な意図を捨てさせられるたび、ターン終了時にあなたの墓地にある純粋な意図をあなたの手札に戻す。
Illus.Randy Gallegos (25/165)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/535025/
・手札破壊対策用カード。
手札破壊に対応してプレイすることで、捨てられたカードを回収できます。
これ自身も、手札から捨てられるとターン終了時に返ってきます。
1マナと非常にコストが軽いため、
普通に展開しつつ、これで手札破壊に対応することが可能です。
また、コストの軽い秘儀でもあるため、
必要があれば、これに秘儀を連繋することもできます。
どうしてもサイドにしか入らないカードだとは思いますが、
メタによっては有効なカードかと思います。
Reverence / 崇敬 (2)(白)(白)
エンチャント(場) Saviors of Kamigawa,レア
パワーが2以下のクリーチャーは、あなたへの攻撃に参加できない。
Illus.Ittoku (26/165)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/535026/
・ウィニー対策用エンチャント。
パワーの低いクリーチャーからの攻撃をシャットアウトします。
《罠の橋》や《亡霊の牢獄》と違い、
こちらや相手の状況にかかわらず攻撃を止められるため、
入れるデッキをあまり選ばないのが長所です。
また、こちらには能力が影響しないので、
《永遠の証人》のようなシステムクリーチャーを
暇なときに殴らせる事も出来たりします。
ただ、4マナとウィニー相手には少々重いことと、
装備品や《栄光の頌歌》で簡単に制限を突破される点が問題です。
けっこう、使い辛いような気がします。
Rune-Tail, Kitsune Ascendant / 上位の狐、呪之尾 (2)(白)
伝説のクリーチャー ― 狐(Fox)・モンク(Monk) Saviors of Kamigawa,レア
あなたのライフが30点以上あるとき、上位の狐、呪之尾を反転する。
2/2
Rune-Tail’s Essence / 呪之尾の本質
伝説のエンチャント(場)
あなたがコントロールするクリーチャーに与えられるダメージを0に軽減する。
Illus.Randy Gallegos (27/165)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/535027/
・ライフが30点以上あると反転するクリーチャーです。
反転後はエンチャントになり、こちらのクリーチャーへのダメージを0に軽減します。
ライフの回復手段をデッキに入れれば、反転することは比較的簡単です。
元も3マナ2/2とそれなりですし。
また、反転後の能力も、戦闘やクリーチャー保護には役立ちます。
《崇拝》と組み合わせるのが分かりやすい使い方です。
ただ、ウィニー等なら攻撃に役立つクリーチャーを優先したいですし、
コントロールなどでは、これを反転させるなんて手間のかかることをしなくても、
打消しやら手札破壊やら、そういったもので守ることが可能です。
というか、コントロールに、これを入れたくなるほど
クリーチャーが入ることはあまりなさそうですし。
というわけで、これを軸にしたコンボデッキとかでない限り、
これが使われることもない気がします。
神河救済カード私見:白 その2
2005年5月23日 カード考察Kiyomaro, First to Stand / 初めて立ったもの、清麻呂 (3)(白)(白)
伝説のクリーチャー ― スピリット(Spirit) Saviors of Kamigawa,レア
初めて立ったもの、清麻呂のパワーとタフネスはそれぞれ、あなたの手札にあるカードの枚数に等しい。
あなたの手札にカードが4枚以上ある限り、初めて立ったもの、清麻呂は警戒を持つ。
初めて立ったもの、清麻呂がダメージを与えるたび、あなたの手札にカードが7枚以上ある場合、あなたは7点のライフを得る。
*/*
Illus.Kev Walker (18/165)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/535018/
・白《マロー》。手札の枚数がある一定以上なら能力を得ます。
5マナですので、最低でも4/4にしたいところですが、
手札を4枚に保つくらいなら、それほど難しくはないでしょう。
4/4の警戒持ちは、強力とまでは行かなくても、そこそこ役立ちそうです。
もちろん、手札を増やせればさらに大きくできるわけで、
デッキの構造によっては悪くありません。
ですが、手札が6枚以下だと、
ただ大きいだけのクリーチャーになってしまいますので、
《狐の守護神》などの方を優先したほうがいい気もします。
手札を7枚以上に保てるデッキであれば、フィニッシャーとして有効かと思いますが、
結構、デッキやメタを選びそうな気もします。
Michiko Konda, Truth Seeker / 真実を求める者、今田魅知子 (3)(白)
伝説のクリーチャー ― 人間(Human)・アドバイザー(Advisor) Saviors of Kamigawa,レア
対戦相手がコントロールする発生源があなたにダメージを与えるたび、そのプレイヤーはパーマネントを1つ生け贄に捧げる。
2/2
Illus.Christopher Moeller (19/165)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/535019/
・対戦相手のコントロールする発生源がこちらにダメージを与えると、
相手のパーマネントを1つ削ります。
こちらへの直接火力や、相手の攻撃を実質的に抑制できるため、
特にクリーチャーデッキに対して強力に働きます。
4マナと、能力と比べてそれほどコストが重くないのも長所です。
ただ、2/2と小さいですので、
火力や除去の的になるのは避けられそうにありません。
打消しや《臣下の義務》と組み合わせて守るのが良いでしょうが、
コントロールデッキ相手に効きづらい能力なこともありますし、
デッキに入っても、サイドくらいかと思われます。
Promise of Bunrei / 分霊の確約 (2)(白)
エンチャント(場) Saviors of Kamigawa,レア
あなたがコントロールするクリーチャーが場から墓地に置かれるたび、分霊の確約を生け贄に捧げる。そうした場合、無色の1/1のスピリット(Spirit)・クリーチャー・トークンを4個場に出す。
Illus.Stephen Tappin (24/165)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/535024/
・こちらのクリーチャーが墓地に置かれると、
4体のスピリットが場に出てくれます。
クリーチャーデッキの除去対策用カードでしょう。
トークンが4体も場に出るため、十分に全体除去の対策になります。
《栄光の頌歌》を場に出しておけば、より強力ですし、
今後、白ウィニーで使われる可能性が高いカードです。
ただ、能力が誘発すると否応無しに生け贄に捧げなくてはならないので、
後で撃たれる可能性のある全体除去のために、
これを場に残しておく、とかいうことは出来ません。
そのため、このカードの使い方には多少気をつける必要がありそうです。
神河救済カード私見:白 その1
2005年5月22日 カード考察えー。今日は「今週のコンボ」の予定でしたが、
予定を変更しまして神河救済カード私見に入りたいと思います。
本来は、全カードの日本語版名が判明してからの予定だったのですが、
いえほら、早めにやっておかないと流行に乗り遅れるとか、
日本語版名が分からなくて困るのはサイトへのコピペのときくらいで、
私見を書く分にはあまり影響は無いかなと思ったりとか、
まあとにかく書こうと思ったので書きます。はい。
まあ、「今週のコンボ」のネタが思いつかなかっただけなのですが
いつもの如く、レアのみ見ていきますです。
コモン、アンコモンの私見は、書きあがり次第サイトに更新します。
1日3枚。1色につき3日のペースで全18回を予定。
あくまで「私見」ですので、
苦情とか批判とか、厳しい声は寄せないでくださると個人的に助かります。
・各色に存在する麒麟の内の1枚。
スピリットか秘儀の呪文をプレイすると、
それと点数で見たマナ・コストが同じパーマネントを全て破壊します。
呪文をプレイするだけで、他にマナもかけずに大量除去ができるのは強力です。
メタによって、デッキに入れる秘儀を多少入れ替えれば、
ある程度思うとおりの除去をすることもできるでしょう。
また、本体が4マナ3/3飛行と悪くはない大きさなのもいい感じです。
問題は、こちらのパーマネントにも影響が及ぶことと、
秘儀デッキ、あるいはスピリットデッキでなければ
この能力を活用しにくいことでしょう。
スピリットデッキに入れるとこちらの被害が大きくなりそうですが、
秘儀デッキに入れ、パーマネントになるカードをあまり入れないようにすれば、
フィニッシャー兼除去装置として活躍するかもしれません。
白入りの秘儀連繋デッキができるかどうか、でしょうか。
・白い歴伝呪文は、エンチャントをサーチします。
《亡霊の牢獄》や《魂の裏切りの夜》、各種祭殿に源獣、
神河救済のカードなら《崇敬》や《精神の檻、迷心》など、
エンチャントには、相手の攻撃を止めたり、
フィニッシャーになったりするものが色々あります。
そのため、歴伝の「呪文をプレイできない」という欠点をカバーしやすいのが長所です。
まあ、1ターンに1枚のサーチですので、
相手や状況によっては何をサーチしても間に合わないとか、
サーチしたエンチャントが除去されるとか、そういう問題も起こりえますが、
その辺は、まあまだ何とかできる範囲でしょう。
7マナと重めなのが難点ですが、
まあ、だいたいコントロールのフィニッシャーのコストはその位ですし、
もしかすると、これを軸にしたデッキができるかもしれません。
・《魔力流出》みたいな能力を持つスピリット。
コントロールしているアーティファクトそれぞれについて、
1マナを支払うか、それを生け贄にするかを選ばせます。
といっても、今のところ、アーティファクトを並べるデッキはそれほどありません。
せいぜい装備品が数枚場に出るくらいでしょうし、
わざわざこれを使うよりも、《天羅至の掌握》や《供犠台の光》を使うほうが、
確実で、かつ汎用性がある分有効でしょう。
ただ、アーティファクト・ランドや《電結の荒廃者》を使わない
親和デッキも各地で生まれているみたいですし、
そういうデッキを対策する必要が出てくるなら、
このカードも使われるようになるかもしれません。
2マナ2/1と、十分軽いクリーチャーなことですし。
予定を変更しまして神河救済カード私見に入りたいと思います。
本来は、全カードの日本語版名が判明してからの予定だったのですが、
いえほら、早めにやっておかないと流行に乗り遅れるとか、
日本語版名が分からなくて困るのはサイトへのコピペのときくらいで、
私見を書く分にはあまり影響は無いかなと思ったりとか、
まあとにかく書こうと思ったので書きます。はい。
いつもの如く、レアのみ見ていきますです。
コモン、アンコモンの私見は、書きあがり次第サイトに更新します。
1日3枚。1色につき3日のペースで全18回を予定。
あくまで「私見」ですので、
苦情とか批判とか、厳しい声は寄せないでくださると個人的に助かります。
Celestial Kirin / 天界の麒麟 (2)(白)(白)
伝説のクリーチャー ― 麒麟(Kirin)・スピリット(Spirit) Saviors of Kamigawa,レア
飛行
あなたがスピリット(Spirit)か秘儀(Arcane)呪文をプレイするたび、その呪文の点数で見たマナ・コストを持つすべてのパーマネントを破壊する。
3/3
Illus.Adam Rex (3/165)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/535003/
・各色に存在する麒麟の内の1枚。
スピリットか秘儀の呪文をプレイすると、
それと点数で見たマナ・コストが同じパーマネントを全て破壊します。
呪文をプレイするだけで、他にマナもかけずに大量除去ができるのは強力です。
メタによって、デッキに入れる秘儀を多少入れ替えれば、
ある程度思うとおりの除去をすることもできるでしょう。
また、本体が4マナ3/3飛行と悪くはない大きさなのもいい感じです。
問題は、こちらのパーマネントにも影響が及ぶことと、
秘儀デッキ、あるいはスピリットデッキでなければ
この能力を活用しにくいことでしょう。
スピリットデッキに入れるとこちらの被害が大きくなりそうですが、
秘儀デッキに入れ、パーマネントになるカードをあまり入れないようにすれば、
フィニッシャー兼除去装置として活躍するかもしれません。
白入りの秘儀連繋デッキができるかどうか、でしょうか。
Enduring Ideal / 不朽の理想 (5)(白)(白)
ソーサリー Saviors of Kamigawa,レア
あなたのライブラリーからエンチャント・カードを1枚探し、そのカードを場に出す。その後、あなたのライブラリーを切り直す。
歴伝(ゲームの残りの間、あなたは呪文をプレイできない。あなたの各アップキープの開始時に、その歴伝能力を除き、この呪文をコピーする。)
Illus.Daren Bader (9/165)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/535009/
・白い歴伝呪文は、エンチャントをサーチします。
《亡霊の牢獄》や《魂の裏切りの夜》、各種祭殿に源獣、
神河救済のカードなら《崇敬》や《精神の檻、迷心》など、
エンチャントには、相手の攻撃を止めたり、
フィニッシャーになったりするものが色々あります。
そのため、歴伝の「呪文をプレイできない」という欠点をカバーしやすいのが長所です。
まあ、1ターンに1枚のサーチですので、
相手や状況によっては何をサーチしても間に合わないとか、
サーチしたエンチャントが除去されるとか、そういう問題も起こりえますが、
その辺は、まあまだ何とかできる範囲でしょう。
7マナと重めなのが難点ですが、
まあ、だいたいコントロールのフィニッシャーのコストはその位ですし、
もしかすると、これを軸にしたデッキができるかもしれません。
Kataki, War’s Wage / 戦争の報い、禍汰奇 (1)(白)
伝説のクリーチャー ― スピリット(Spirit) Saviors of Kamigawa,レア
すべてのアーティファクトは以下の能力を持つ。「あなたのアップキープの開始時に、あなたが(1)を支払わない限りこのアーティファクトを生け贄に捧げる」
2/1
Illus.Matt Thompson (14/165)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/535014/
・《魔力流出》みたいな能力を持つスピリット。
コントロールしているアーティファクトそれぞれについて、
1マナを支払うか、それを生け贄にするかを選ばせます。
といっても、今のところ、アーティファクトを並べるデッキはそれほどありません。
せいぜい装備品が数枚場に出るくらいでしょうし、
わざわざこれを使うよりも、《天羅至の掌握》や《供犠台の光》を使うほうが、
確実で、かつ汎用性がある分有効でしょう。
ただ、アーティファクト・ランドや《電結の荒廃者》を使わない
親和デッキも各地で生まれているみたいですし、
そういうデッキを対策する必要が出てくるなら、
このカードも使われるようになるかもしれません。
2マナ2/1と、十分軽いクリーチャーなことですし。
《Viashino Sandstalker》
2005年5月21日 ほぼ日刊カード私見Viashino Sandstalker / ヴィーアシーノの砂漠の狩人 (1)(赤)(赤)
クリーチャー ― ヴィーアシーノ(Viashino) Eighth Edition,アンコモン
速攻
ターン終了時に、ヴィーアシーノの砂漠の狩人をそのオーナーの手札に戻す。(それが場に出ているときのみ戻す)
4/2
Illus.Andrew Robinson (230/350)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/708230/
《兵員の混乱》との相性がなかなか良いクリーチャーです。
これを場に出して相手クリーチャーと交換しても、これは手札に返ってくるので、
毎ターン相手クリーチャーを奪うことができるようになるからです。
神河救済には、
1マナ1/1速攻持ちで、ターン終了時に手札に戻るスピリットがいるので、
《兵員の混乱》《ヴィーアシーノの砂漠の狩人》と組み合わせ、
《兵員の混乱》デッキを組んでみても面白そうです。
《Goblin Cohort》
2005年5月20日 ほぼ日刊カード私見Goblin Cohort / ゴブリンの群勢 (赤)
クリーチャー ― ゴブリン(Goblin)・戦士(Warrior) Betrayers of Kamigawa,コモン
ゴブリンの群勢は、このターンあなたがクリーチャー呪文をプレイしたのでない限り、攻撃に参加できない。
2/2
Illus.Darrell Riche (106/165)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/534106/
《ヴィーアシーノの砂漠の狩人》と組み合わせれば、
毎ターン攻撃もできないことはありません。
神河救済には、1マナ1/1速攻持ちで、
ターン終了時に手札に戻るスピリットがいるらしいので、
それも入れてみるとなお攻撃しやすくなります。
赤ウィニー、組めないかなぁ……
《Avatar of Hope》
2005年5月19日 ほぼ日刊カード私見今日は、2ターン目に4/9飛行を場に出す方法を紹介します。
手順は、
1ターン目:《平地》、《金属モックス》(黒いカード刻印)から
《暗黒への突入》をプレイし、17点のライフを支払う。
手札に無ければ、《希望の化身》をサーチする。
2ターン目:《平地》を場に出し、《希望の化身》プレイ。
となります。
これで、ライフは3点になりますが、2ターン目から4/9飛行を展開できます。
上のような展開をするにはちょっと初手が厳しいですが、
《金属モックス》を使わず3ターン目に出すようにすれば、十分現実的です。
Avatar of Hope / 希望の化身 (6)(白)(白)
クリーチャー ― アバター(Avatar) Eighth Edition,レア
あなたのライフが3点以下である場合、希望の化身はそれをプレイするためのコストが(6)少なくなる。
飛行
希望の化身は好きな数のクリーチャーをブロックできる。
4/9
Illus.Mark Zug (4/350)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/708004/
手順は、
1ターン目:《平地》、《金属モックス》(黒いカード刻印)から
《暗黒への突入》をプレイし、17点のライフを支払う。
手札に無ければ、《希望の化身》をサーチする。
2ターン目:《平地》を場に出し、《希望の化身》プレイ。
となります。
これで、ライフは3点になりますが、2ターン目から4/9飛行を展開できます。
上のような展開をするにはちょっと初手が厳しいですが、
《金属モックス》を使わず3ターン目に出すようにすれば、十分現実的です。
《Autumn-Tail, Kitsune Sage》
2005年5月18日 ほぼ日刊カード私見神河救済のフルスポイラーも出たことですし、
そろそろカード私見をする頃合でしょうか。
とりあえず、全日本語カード名が判明するまで待ってみます。
さて、よく考えたら、《狐の賢者、秋之尾》って源獣対策になるんですね。
相手の源獣が能力を起動し、エンチャントしている土地をクリーチャーにすると、
それは「クリーチャーにエンチャントしているエンチャント」になるため、
《狐の賢者、秋之尾》の能力で移し変えることができます。
そこで、その源獣を《狐の賢者、秋之尾》に移し変えれば、
状況起因効果で、その源獣は墓地に置かれることになるのです。
もし《狐の賢者、秋之尾》を使う人がいるなら、
一応、知っておきたいテクではあります。
……テクというほどじゃないか。
追記:各種源獣はエンチャント(土地)なので、
そもそも《狐の賢者、秋之尾》に移しかえられません。えへ。
そろそろカード私見をする頃合でしょうか。
とりあえず、全日本語カード名が判明するまで待ってみます。
Kitsune Mystic / 狐の神秘家 (3)(白)
クリーチャー ― 狐(Fox)・ウィザード(Wizard) Champions of Kamigawa,レア
ターン終了時に、狐の神秘家が2つ以上のエンチャントにエンチャントされている場合、これを反転する。
2/3
Autumn-Tail, Kitsune Sage / 狐の賢者、秋之尾
伝説のクリーチャー ― 狐(Fox)・ウィザード(Wizard)
(1),クリーチャーをエンチャントしているエンチャント1つを対象とし、それを別のクリーチャーに移動する。
4/5
Illus.Jim Murray (28/306)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/533028/
さて、よく考えたら、《狐の賢者、秋之尾》って源獣対策になるんですね。
相手の源獣が能力を起動し、エンチャントしている土地をクリーチャーにすると、
それは「クリーチャーにエンチャントしているエンチャント」になるため、
《狐の賢者、秋之尾》の能力で移し変えることができます。
そこで、その源獣を《狐の賢者、秋之尾》に移し変えれば、
状況起因効果で、その源獣は墓地に置かれることになるのです。
もし《狐の賢者、秋之尾》を使う人がいるなら、
一応、知っておきたいテクではあります。
……テクというほどじゃないか。
追記:各種源獣はエンチャント(土地)なので、
そもそも《狐の賢者、秋之尾》に移しかえられません。えへ。
《Tomoya the Revealer》
2005年5月17日 ほぼ日刊カード私見Jushi Apprentice / 呪師の弟子 (1)(青)
クリーチャー ― 人間(Human)・ウィザード(Wizard) Champions of Kamigawa,レア
(2)(青),(T):カードを1枚引く。あなたの手札にカードが9枚以上ある場合、呪師の弟子を反転する。
1/2
Tomoya the Revealer / 暴く者、智也
伝説のクリーチャー ― 人間(Human)・ウィザード(Wizard)
(3)(青)(青),(T):プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーはカードをX枚引く。Xはあなたの手札のカードの枚数に等しい。
2/3
Illus.Glen Angus (70/306)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/533070/
神河救済では、どうやら手札は多ければ多いほど良いようです。
ということは、《暴く者、智也》も活躍できるのでしょうか。
手札を増やすことを前提にしているデッキなら
比較的簡単に反転できるでしょうし、
これがいれば、多少手札を使っても補給が可能です。
マナを多めに必要とするのが難点ですが、
もしかすると、何か面白いデッキが組めるかもしれません。
《Sudden Impact》
2005年5月16日 ほぼ日刊カード私見Sudden Impact / 突然の衝撃 (3)(赤)
インスタント Eighth Edition,アンコモン
プレイヤー1人を対象とする。突然の衝撃はそのプレイヤーに、そのプレイヤーの手札のカードの枚数に等しい値のダメージを与える。
Illus.Greg & Tim Hildebrandt (226/350)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/708226/
ちらほら出ている神河救済の情報によりますと、
なにやら今回は手札の枚数が多いほど有利になるカードが多いようです。
そんな神河救済カード対策には、《突然の衝撃》なんか面白そうです。
見る限りでは、手札が7枚の時に効果を発揮するカードも多いようなので、
そういうカードを使うデッキ相手には、これは実質4マナ7点火力として働きます。