B-I-N-G-O (1)(緑)
クリーチャー ― 猟犬(Hound) Unhinged,レア
トランプル
いずれかのプレイヤーが呪文をプレイするたび、チップ(chip)・カウンターをそれの点数で見たマナ・コストの上に置く。
B-I-N-G-Oはチップ・カウンターが3つ並んだ列1つにつき+9/+9の修整を受ける。
1/1
Illus.Ron Spencer (92/140)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/267092/
プレイされた呪文の、点数で見たマナ・コストでビンゴゲームをし、
そろった列1つにつき9/9となります。
ビンゴの数字の並びは↓になっています。
147
853
206
どの列を選んでも、5マナ以上のカードが必要となるため、
列をそろえるのは少々難しそうです。
普通のクリーチャーデッキであれば、1−5−6の列か、
2−0−6の列あたりが狙い目でしょうが、
前者の場合は5マナと6マナのカードを使わなければならず、
デッキが重くなる恐れがあります。
後者の場合は0マナカードを何とかして用意しなければなりません。
まあ《金属モックス》を手札に残しておけば不可能ではないでしょうが、
やはり厳しいかと思います。
このカードを使うなら、自分もしくは相手が親和デッキの時がよいかと思います。
1−4−7の列を《大霊堂の信奉者》、《金属ガエル》、《マイアの処罰者》で、
2−0−6の列を《電結の荒廃者》、《羽ばたき飛行機械》、《厳粛な空護り》で
埋めることができるからです。
親和デッキに緑を入れてみるか、
親和デッキに対策したい緑のクリーチャーデッキに入れてみるといいかもしれません。
Meddling Kids (2)(白)(青)
クリーチャー ― 人間(Human)・子供(Child) Unhinged,レア
Meddling Kidsが場に出る際に、アルファベット4文字以上(日本語3文字以上)からなる単語を1つ選ぶ。
選ばれた単語が文章欄に書かれている土地でないカードはプレイできない。
2/3
Illus.Christopher Moeller (118/140)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/267118/
元の《翻弄する魔道士》がカードを1つ禁止するのに対し、
こちらは指定した単語が入ったカードすべてを禁止します。
その分4マナと重めになっていますが、強力です。
例えば「打ち消す」と指定すれば大抵の打消しは禁止できますし、
「破壊」と指定すればだいたいの除去を防げます。
「アーティファクト」とか指定すれば、親和デッキに対して非常に有効でしょう。
ただ、この能力は自分にも影響するため、
あまり考えないで単語を指定すると、自分の首を絞めることになります。
相手のデッキのカードに多く、こちらのデッキのカードに少ない単語を
うまく思いつけるかが問題となります。
あらかじめ、このデッキにはこの単語を指定するという風に
決めておくのが良いでしょう。
Greater Morphling (6)(青)(青)
クリーチャー ― 多相の戦士(Shapeshifter) Unhinged,レア
(2):Greater Morphlingは、バンド、武士道1、二段攻撃、畏怖、飛行、先制攻撃、速攻、好きな土地渡り、好きな色1色からのプロテクション、挑発、ランページ1、シャドー、トランプルのうち、あなたが選んだ1つをターン終了時まで得る。
(2):Greater Morphlingは、ターン終了時まであなたが選んだ1色の色になる。
(2):Greater Morphlingは、ターン終了時まであなたが選んだ1つのクリーチャー・タイプになる。
(2):Greater Morphlingのエキスパンション・シンボルは、ターン終了時まであなたが選んだ1つのシンボルになる。
(2):Greater Morphlingのアーティストは、ターン終了時まであなたが選んだ1人のアーティストになる。
(2):Greater Morphlingは、ターン終了時まで+2/-2か-2/+2の修整を受ける。
(2):Greater Morphlingをアンタップする。
5/5
Illus.Greg Staples (34/140)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/267034/
大量の能力を持つ、《変異種》のパロディ版クリーチャーです。
マナさえあれば、大抵の単体除去や火力などで破壊されることはありませんし、
回避能力を与えたり、アンタップさせることもできるので攻守ともに役立ちます。
エキスパンション・シンボルやアーティストを変更することもできるので、
《World-Bottling Kit》やアーティスト対策カードから逃れることも可能です。
問題は、プレイするにも能力を起動するにも非常にマナがかかることです。
マナコストが8マナですので、普通にプレイするとほとんどマナは余らないでしょう。
なので、プレイしたターンに除去が飛んでくると回避は困難です。
また、1回の能力の起動に2マナかかるため、
相手の呪文などにあわせて能力をプレイできるようにマナを残しておこうとすると、
他の呪文や能力をプレイできなくなるおそれもあります。
個人的には、マナをかけて色々な能力を得られるクリーチャーよりも、
能力を使わなくてもある程度強力なクリーチャーを使いたいところです。
Assquatch (4)(赤)
クリーチャー ― ロバ(Donkey)・ロード(Lord) Unhinged,レア
他の各ロバ(Donkey)は+(1+1/2)/+(1+1/2)の修整を受ける。
他のロバが場に出るたび、クリーチャー1体を対象とし、それをアンタップする。あなたはターン終了時までそれのコントロールを得る。それはターン終了時まで速攻を得る。
(3+1/2)/(3+1/2)
Illus.Jeremy Jarvis (71/140)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/267071/
アンヒンジドで登場したクリーチャー・タイプ、ロバ(Donkey)のロードです。
5マナで約3/3と少々小さめですが、
他のロバに約+2/+2の修正を与えることができるのは強力です。
相手クリーチャーのコントロールを得る能力もありますので、
ロバでデッキを組む際には必須かと思います。
ただ、このクリーチャー自体はそれほど悪くないのですが、
もっと別の問題点があるため、あまり使われることは無いでしょう。
それは、このクリーチャーを除くと
アンヒンジドにロバが5体しかおらず、しかもそれぞれ色がバラバラということです。
さらに、そのうちの4体はマナコストが3マナを超えるため、
展開速度がどうしても遅くなります。
霧衣クリーチャーのようなものを使うのも手ですが、
それだと2つ目の能力を利用できません。
今後、ロバというクリーチャー・タイプを持つクリーチャーが
増えることもなさそうですし、
このクリーチャーの能力が活かされることもほとんど無いかと思います。
Drawn Together (2)(白)(白)
エンチャント(場) Unhinged,レア
Drawn Togetherが場に出るに際し、アーティストを1つ選ぶ。
選ばれたアーティストによるクリーチャーは+2/+2の修整を受ける。
Illus.Pete Venters (8/140)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/267008/
アーティストデッキのための《栄光の頌歌》強化版。
《栄光の頌歌》より1マナ重いですが、修整が+2/+2になっています。
相手のクリーチャーにも効果が及びますが、
まあ、同じアーティストデッキを使ってるということは
ほとんど無いでしょうから、大丈夫でしょう。
問題は、クリーチャーのアーティストを同じものに統一しなければならないので
選択の幅が狭まってしまうことと、
アーティストに関する知識が無いと、デッキを組む段階でかなり疲れることでしょう。
ちゃんと調べてから、デッキを組みましょう。
私はアーティストに詳しくないので、私見はこの辺で終了します。
Enter the Dungeon (黒)(黒)
ソーサリー Unhinged,レア
プレイヤーはテーブルの下でマジックのサブゲームをプレイする。開始時のライフは5ライフで、各自のライブラリーをデッキとする。サブゲームが終了した後、勝者は自分のライブラリーから2枚のカードを探し、それらを自分の手札に加えて、その後ライブラリーを切り直す。
Illus.Luca Zontini (53/140)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/267053/
今行っているゲームを一時中断し、
ライブラリーをデッキとして新たにゲームを開始するカードです。
ただし、開始時のライフは5点。
勝者はライブラリーから2枚のカードをサーチできます。
さて、このサブ・ゲームはライフが5点の状態から始まるので、
序盤から相手のライフを削っていける
ウィニーやビートダウンなどのようなデッキのほうが向いています。
親和デッキであれば《爆片破》1発で終わります。
コストも2マナと安いので、
普通のクリーチャーデッキでも問題なくプレイできるでしょう。
確実ではありませんし、相手もクリーチャーデッキであれば使いづらくはなりますが、
勝ったときの効果は強力なので、メタによっては使ってみてもよいかと思います。
Form of the Squirrel (緑)
エンチャント(場) Unhinged,レア
Form of the Squirrelが場に出るに際し、緑の1/1のリス(Squirrel)・クリーチャー・トークンを1体場に出す。それが場を離れたとき、あなたはゲームに敗北する。
クリーチャーはあなたへの攻撃に参加できない。
あなたは呪文や能力の対象にならない。
あなたは呪文をプレイできない。
Illus.Carl Critchlow (96/140)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/267096/
《ドラゴン変化》のようなカード。プレイヤーをリスに変えてしまいます。
とりあえず、これのコントローラーは攻撃されず
火力などの対象にもならないため、自分のライフの心配をする必要はありません。
場に出たリスさえ守り切れればほぼ負けないわけです。
問題は、この1/1のリスをどうやって相手の除去から守るかです。
呪文をプレイできなくなるため、相手の除去を打ち消すこともできません。
《稲妻のすね当て》という手もありますが、相手がアーティファクト除去や
《神の怒り》のような対象を取らない除去を持つ場合は効果が薄くなります。
今の環境では、このどちらも入っていないということはほとんど無いでしょう。
あと、リスが除去されそうになるのに対応して
《Form of the Squirrel》を場から取り除くという手もあります。
ですが、呪文は使えないため《ヴィダルケンの黒幕》や
《古の法の神》など除去されやすいクリーチャーを使うことになり、
結局《神の怒り》などに弱いという弱点は解消されません。
結局、リスクがきつくて普通には使えないかと思われます。
Pointy Finger of Doom (4)
アーティファクト Unhinged,レア
(3),(T):Pointy Finger of Doomをテーブルの中央で、少なくとも1回転以上回す。その後、その指が指差している一番近いパーマネント1つを破壊する。
Illus.Martina Pilcerova (126/140)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/267126/
パーマネントを破壊できるアーティファクトですが、
その対象はほとんど運任せで選ばれます。
うまく指先を相手に向けるコツとかがあるかもしれませんが、
たいていはこちらの意図しない方向に指先が向くことになるでしょう。
相手のパーマネントの位置を勝手に入れ替えるのはさすがにマナー違反ですので、
こちらの重要なパーマネントが破壊されないように
並べ方を工夫して能力を起動するのがよいでしょう。
能力の解決に入るとパーマネントを動かせなくなるので、
その前にあらかじめ動かしておかなければなりません。
破壊されたくないカードの前に土地など要らないものを置くのが一番簡単だと思います。
あとは、これ以外にパーマネントをあまり並べないようにすれば、
相手のパーマネントを破壊できる確率は高くなります。
正直、これより《選別の秤》などのほうが使えそうな気はしますが、
工夫すれば使えないこともなさそうです。どうでしょう?
Curse of the Fire Penguin (4)(赤)(赤)
エンチャント(クリーチャー) Unhinged,レア
Curse of the Fire Penguin、エンチャントされているクリーチャーを乗っ取って混乱させる。
-----
クリーチャー ― ペンギン(Penguin)
トランプル
このクリーチャーが場から墓地に置かれたとき、Curse of the Fire Penguinをあなたの墓地から場に戻す。
6/5
Illus.Matt Thompson (73/140)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/267073/
エンチャントされているクリーチャーを6/5のペンギンにするエンチャントだそうです。
「乗っ取って」とは書いてますが、別にコントロールを奪ったりしないのでご注意を。
さて、単なる6マナ6/5であれば、たいして強力ではありません。
エンチャントするクリーチャーも必要となればなおさらです。
ですが、エンチャントされたクリーチャーが破壊されても
他のクリーチャーを6/5にできるのは悪くありません。
こちらに他にクリーチャーがいる限り、このペンギンを除去するのは難しいでしょう。
ですが、エンチャント除去にはどうしようもないですし、
相手のクリーチャーしか場に残っていなければ
相手のクリーチャーが6/5になるという欠点もあります。
それに、《神の怒り》など全体除去には対応できません。
なので、クリーチャーデッキで6マナ出るなら
《夜の星、黒瘴》みたいなクリーチャーのほうが優秀でしょう。
Ach! Hans, Run! (2)(赤)(赤)(緑)(緑)
エンチャント(場) Unhinged,レア
あなたのアップキープの開始時に、あなたは「ああ! ハンス、逃げて!」と言って、クリーチャー・カードのカード名を1つ指定してもよい。そうした場合、あなたのライブラリーから指定したカード1枚を探してそれを場に出し、その後あなたのライブラリーを切り直す。そのクリーチャーは速攻を持つ。ターン終了時に、それをゲームから取り除く。
Illus.Quinton Hoover (116/140)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/267116/
毎ターン、ライブラリーから好きなクリーチャーを
サーチして場に出せるエンチャントです。
そのクリーチャーはターン終了時に生け贄に捧げられてしまいますが、
速攻を持つので1回殴ることはできます。
マナを支払わずに場に出せるので、
《ダークスティールの巨像》のような高コストを持つ
巨大なクリーチャーをサーチするのがいいと思います。
場合によっては《永遠の証人》のような場に出たときに
誘発する能力を持つクリーチャーを持ってきてもいいかと。
マルチカラーな上、6マナと重いので使用できるデッキが限られるのが難点ですが、
かつての《騙し討ち》のように使えるかもしれません。
Infernal Spawn of Infernal Spawn of Evil (8)(黒)(黒)
クリーチャー ― デーモン(Demon)・子供(Child) Unhinged,レア
飛行、先制攻撃、トランプル
あなたが自分のライブラリーのカードを探す際に「僕も来たぞ!」と言った場合、あなたは(1)(黒)を支払ってあなたのライブラリーからInfernal Spawn of Infernal Spawn of Evilを公開してもよい。そうした場合、それはあなたが選んだいずれかのプレイヤー1人に2点のダメージを与える。これは1ターンに1回しか行えない。
8/8
Illus.Ron Spencer (57/140)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/267057/
8/8で、飛行と先制攻撃とトランプルを持つ非常に強力なクリーチャーです。
その分、コストが10マナもかかってしまいますが、
サーチカードを使用した際にダメージを与える能力も持つため、
場に出せなくても問題ありません。
非常にコストが重いことと、手札にあると能力を使用できないことから、
デッキに1、2枚だけ入れてマナがそろったらサーチするのがいでしょう。
土地サーチを積んだコントロールのようなデッキで使えば、
中盤は土地をサーチしつつ相手にダメージを与え、
終盤にはサーチした土地でこれをプレイできます。
個人的には、これを使うならウルザトロンに
黒を入れたデッキで使うのがよいかと思います。
《森の占術》や《刈り取りと種まき》、《歯と爪》など、
土地サーチもクリーチャーサーチも多めに入ってますし。
Ambiguity (2)(青)(青)
エンチャント(場) Unhinged,レア
いずれかのプレイヤーがプレイされている呪文をカウンターする呪文をプレイするかカウンター付きで場に出る呪文をプレイするたびそのプレイヤーは次にプレイされた呪文をカウンターするかすでにプレイされていてカウンターされなかったパーマネントに追加のカウンターを置いてもよい。
Illus.Stephen Daniele (24/140)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/267024/
このカードは要するに、
「打ち消し呪文がプレイされるか、
カウンターが乗って場に出る呪文がプレイされるかする」たびに、
「その次の呪文を打ち消すか、
カウンターの乗っているカードに追加のカウンターを置く」ことを選んでもよい、
というエンチャントです。
自分がパーミッションのようなデッキなら、
こちらの打ち消し呪文を相手が打ち消そうとするのを妨害することができます。
こちらが蓄積カウンターを用いたデッキだったり、
電結クリーチャーを中心とするデッキだったりする場合には、
そういうカードをプレイするたびにカウンターを載せたり、
こちらの呪文を打消しから守ったりできます。
今の環境では打ち消し合戦になりにくいため、
パーミッションではあまり使えないでしょうが、
蓄積デッキや電結デッキだったら追加の《エネルギー室》のように使えるかと思います。
Collector Protector (3)(白)(白)
クリーチャー ― 人間(Human)・ゲーマー(Gamer) Unhinged,レア
(白),いずれかの対戦相手に、あなたがオーナーであるゲーム外部の土地でないカードを1枚あげる:このターン、あなたかCollector Protectorに次に与えられるダメージを1点軽減する。
2/5
Illus.Christopher Rush (7/140)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/267007/
5マナで2/5のヒーラーです。
白マナと要らないカードの分だけダメージを軽減することができます。
あげるカードは土地でないマジックのカードなら何でもいいので、
余ったコモンや紙レアを有効活用できるでしょう。
ただ、1回の起動で軽減できるダメージが1点のみ、
しかも、このクリーチャーか、そのコントローラーへのダメージしか
軽減できないのはちと弱い気がします。
《練達の癒し手》ならタップだけで4点も軽減できるというのに。
せめて、《刃の雨》や《微震》などのダメージを軽減できれば
小さいクリーチャーを救うことができたのですが、
それもできないので、わざわざこのカードを使う理由は無いでしょう。
Letter Bomb (6)
アーティファクト Unhinged,レア
Letter Bombが場に出た時、プレイヤー1人を対象とする。あなたはLetter Bombにサインをして、そのプレイヤーのライブラリーに加えて切りなおす。そのプレイヤーは、Letter Bombを引くまで、引いた各カードを公開する。そのプレイヤーがLetter Bombを引いたとき、それはそのプレイヤーに19{1/2}点のダメージを与える。
Illus.Daniel Gelon (122/140)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/267122/
小包爆弾。うまくいけば瀕死のダメージを与えられます。
相手が《真鍮の都》からマナを出していたりすると、
この1枚で即死させることも可能です。
ですが、このカードを6ターン目に出したとすると、
相手のライブラリーは最高でも48枚ってところでしょう。
つまり、このカードでダメージを与えられる確率は1/49です。
《焦熱の計画》の3回連続成功率が1/8でもほとんど使われないというのに、
その6倍出にくいのではかなり使いにくいかと思います。
まあ、呪文などによって相手のドローが加速されたり、
こちらからライブラリー操作してやったりすれば別だと思いますし、
デッキの工夫の仕方によっては面白いデッキが組めるかもしれません。
《権謀術数》を使ったりとか。
ここで、できるかどうか確証はありませんが、コンボを紹介。
《ヴィダルケンの宇宙儀》を場に出している状態で《Letter Bomb》を場に出し、
その能力を解決する前に《彫り込み鋼》を場に出して《Letter Bomb》をコピーすれば、
2枚一気にライブラリーに送り込むことができます。
相手が《Lettet Bomb》を引く確率が2倍になるのです。
Blast from the Past (2)(赤)
インスタント Unhinged,レア
マッドネス(赤)、サイクリング(1)(赤)、キッカー(2)(赤)、フラッシュバック(3)(赤)、バイバック(4)(赤)
クリーチャー1体かプレイヤー1人を対象とする。Blast from the Pastはそれに2点のダメージを与える。
キッカー・コストが支払われた場合、赤の1/1のゴブリン(Goblin)・クリーチャー・トークンを1個場に出す。
Illus.Douglas Shuler (72/140)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/267072/
昔のキーワード能力が色々ついています。
3マナ2点火力はかなり弱めですが、
4マナでフラッシュバックして2ダメージを2度飛ばしたり、
計8マナ使って手札を消費せずに2ダメージを与えたり、
計3マナでサイクリングとマッドネスを両方使い、
2ダメージを与えつつカードを1枚引いたりと、
さまざまな使い方ができるカードになっています。
基本的にはサイクリング&マッドネスで使うのでしょう。
普通に使うならもう少し軽い火力のほうが使いやすいでしょうが、
マッドネスやサイクリングといった各種キーワード能力を活かせるデッキであれば、
汎用性のあるこのカードを使うのもいいかもしれません。
Old Fogey (緑)(緑)
恐竜(Dinosaur)の召喚 Unhinged,レア
フェイジング、累加アップキープ(1)、エコー、消散3、他の恐竜(Dinosaur)とのバンド、プロテクション(ホマリッド)、雪かぶり平地渡り、側面攻撃、ランページ2
7/7
Illus.Douglas Schuler (106/140)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/267106/
2マナで7/7という驚異の大きさ。
さらに側面攻撃やランページ2、バンド、
プロテクション(ホマリッド)に雪かぶり平地渡りなどの能力によって、
戦闘では大活躍することでしょう。
いや、後半3つの能力はほとんど役立ちませんけれど。
他の恐竜なんて《Pygmy Allosaurus》しかいませんし。
もちろん、それだけ強力なのですからデメリットもあります。
場に出した次のターンにはフェイジングでいなくなり、
帰ってくると3マナを要求してきます。
その次のターンにもフェイジングでいなくなり、
帰ってくると今度は4マナを要求します。
その次のターンにもフェイジングでいなくなり、
帰ってくると5マナを要求してきます。
で、次の次のターンで生け贄に捧げられます。
結局、殴れるのは場に出た後の9ターン中3ターンのみですし、
殴れるターンにはマナを支払わなければならないため、
これを維持しようとすると他の呪文がプレイできません。
速攻をつけたり、相手クリーチャーを除去したりなど、
殴れる3ターン中にできる限り相手にダメージを与える工夫が必要になるでしょう。
結局、《誘うワーム》のようにあまり使われないかと思います。
Avatar of Me (2)(青)(青)
クリーチャー ― アバター(Avatar) Unhinged,レア
Avatar of Meをプレイするためのコストは、あなたが生きてきた10年間につき(1)多くなる。
Avatar of Meのパワーはあなたの身長をフィートで表した値(=身長(cm)÷30.5cm)に等しく、タフネスはアメリカ式のあなたの靴のサイズの値(=日本式サイズ(cm)−18)に等しい。端数は1/2に一番近くする。(近いほうに切り上げ・切り捨てをする。)
Avatar of Meの色はあなたの目の色である。
*/*
Illus.Greg Hildebrandt (26/140)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/267026/
コントローラーの年齢と、身長と、靴のサイズと、目の色によって
パワーやタフネス、色やかかるコストが変化するクリーチャーです。
とりあえず、以下に10歳、15歳、20歳男子の平均身長及び足の大きさと、
その年齢においての《Avater of Me》の大きさを載せてみました。
なお、それぞれの情報は私が調べたものなので、
非常に正確性に欠けることをあらかじめご了承ください。
足のサイズなんて、統計が無かったのでほとんど推測です。
・10歳
身長:139センチ(2002年)
足の大きさ:約24センチ
《Avater of Me》をプレイするためのコスト:3青青
《Avater of me》のパワー/タフネス:4.5/6
・15歳
身長:168センチ(2002年)
足の大きさ:約25センチ
《Avater of Me》をプレイするためのコスト:3青青
《Avater of Me》のパワー/タフネス:5.5/7
・20歳
身長171センチ(2003年)
足の大きさ:約25センチ
《Avater of Me》をプレイするためのコスト:4青青
《Avater of Me》のパワー/タフネス:5.5/7
この3つの例では、15歳のアバターが優秀です。
まあ、高校生以降は身長も足のサイズも大して変わらなくなりますし、
《Avater of Me》の能力は身長や足のサイズを厳密に計るわけではないので、
おそらく15〜19歳頃が《Avater of Me》の使い時でしょう。
5マナで5/7程度の大きさになるのはなかなか強力だといえます。
お若い方々は、今のうちに《Avater of Me》を使っておきましょう。
Aesthetic Consultation (黒)
インスタント Unhinged,レア
アーティストを1人指定する。あなたのライブラリーの一番上から6枚のカードをゲームから取り除き、その後ライブラリーの一番上のカードから順番に、指定したアーティストによるカードが出るまで公開し続ける。そのカードを手札に加え、これにより公開された他のカードをすべてゲームから取り除く。
Illus.David Martin (48/140)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/267048/
アーティスト版の《Demonic Consultation(IA)》です。
《Demonic Consultation》はカード名を指定しますが、
《Aesthetic Consultation》はアーティスト名を指定します。
それ以外はほぼ同じです。
《Demonic Consultation》と同じようにこれを使うなら、
できる限りデッキ中のカードのアーティストは別々のものにし、
それらの中のサーチしたいカードのアーティスト名を暗記しなければなりません。
まああ、暗記はやればできるでしょうし、
各カードのアーティストをばらばらにするのも、それほど難しくは無いかと。
また、《Demonic Consultation》は最初に6枚ライブラリーから取り除くので、
それによってサーチしたいカードがすべて取り除かれてしまうと
ライブラリーアウトしてしまう危険性がありましたが、
《Aesthetic Consultation》なら、
同じアーティストの別のカードを入れておけばその確率を少なくすることが可能です。
その場合、欲しいカードでないカードを
サーチしてしまう恐れもあるのが玉にキズではありますが。
うまくデッキを組めれば強力なサーチとなるでしょうから、
アンヒンジド入りの黒コントロールを組む際には、
このカードを考慮に入れてもよいでしょう。
アンヒンジドカード私見、その5:《Rare-B-Gone》&《Uktabi Kong》
2004年11月20日 カード考察「Wisdom Guild」様のところでアンヒンジドのスポイラーが公開されたことですし、
今回からはペースをあげて2枚ずつ私見を書いていきます。
もし、対戦相手のデッキが大量のレアを投入したブルジョアなデッキであれば、
このカードはとんでもなく強力でしょう。
4マナというコストから考えて、パーマネントを2つ以上除去するか、
あるいは手札を3枚以上捨てられれば十分だと思います。
こちらにもこの呪文の影響は及びますが、
このカード以外すべてコモン、もしくはアンコモンでデッキを構成すれば問題ありません。
多色地形が使いづらくなるでしょうが、なんとか2色でデッキを組んでください。
でなければ、手札を早々に使い切ってしまうバーンのようなデッキであれば、
こちらへの影響を最小限に抑えることが可能です。
ところで、現在のスタンダード環境のデッキには
どれだけレアが含まれているのでしょうか。
親和であれば、《空僻地》や《ちらつき蛾の生息地》、《電結の荒廃者》くらいでしょう。
すべて合わせて10枚程度しか入っていないでしょうから、
《Rare-B-Gone》の効き目は薄そうです。
ウルザトロンであれば《鏡割りのキキジキ》や《隔離するタイタン》に
《ダークスティールの巨像》、《忘却石》に《精神隷属器》、
《トリスケリオン》と《メフィドロスの吸血鬼》も入っているでしょう。
種類は多いですが、その大半は《歯と爪》で出すためのクリーチャーです。
《Rare-B-Gone》でなく他のカードを使ったほうが良さそうに思えます。
コントロールのようなデッキであれば、
《神の怒り》をはじめとして大量にレアが入っているものと思われます。
そういったデッキに対策するなら有効かもしれませんが、
今のメタではあまり活躍できそうにありません。
8マナ8/8と非常に巨大な上、場に出ると全てのアーティファクトを破壊します。
さらにトークンも生み出せるおまけ的な能力つきです。
8マナは重いため、《歯と爪》のようなカードを利用したり
リアニメイトするなどすれば、うまくいけば親和のようなデッキにも効くかと思います。
で、トークン生産の能力のほうですが、
アンヒンジドには他に2体の類人猿がいますので、
それらと組み合わせてデッキを組むことになるでしょう。
《Monkey Monkey Monkey》でAを指定し、
生み出した類人猿(Ape)トークンで強化するとか、
《Uktabi Kong》と他に類人猿1体&《侵入警報》で無限トークンとか
いろいろコンボができそうです。
エクステンデッドのカードまで見ると、類人猿は9種類いますので、
良さげなデッキがなにか組めるかもしれません。
今回からはペースをあげて2枚ずつ私見を書いていきます。
Rare-B-Gone (2)(黒)(赤)
ソーサリー Unhinged,レア
各プレイヤーはすべてのレアのパーマネントを生け贄に捧げ、その後自分の手札を公開してすべてのレアカードを捨てる。
もし、対戦相手のデッキが大量のレアを投入したブルジョアなデッキであれば、
このカードはとんでもなく強力でしょう。
4マナというコストから考えて、パーマネントを2つ以上除去するか、
あるいは手札を3枚以上捨てられれば十分だと思います。
こちらにもこの呪文の影響は及びますが、
このカード以外すべてコモン、もしくはアンコモンでデッキを構成すれば問題ありません。
多色地形が使いづらくなるでしょうが、なんとか2色でデッキを組んでください。
でなければ、手札を早々に使い切ってしまうバーンのようなデッキであれば、
こちらへの影響を最小限に抑えることが可能です。
ところで、現在のスタンダード環境のデッキには
どれだけレアが含まれているのでしょうか。
親和であれば、《空僻地》や《ちらつき蛾の生息地》、《電結の荒廃者》くらいでしょう。
すべて合わせて10枚程度しか入っていないでしょうから、
《Rare-B-Gone》の効き目は薄そうです。
ウルザトロンであれば《鏡割りのキキジキ》や《隔離するタイタン》に
《ダークスティールの巨像》、《忘却石》に《精神隷属器》、
《トリスケリオン》と《メフィドロスの吸血鬼》も入っているでしょう。
種類は多いですが、その大半は《歯と爪》で出すためのクリーチャーです。
《Rare-B-Gone》でなく他のカードを使ったほうが良さそうに思えます。
コントロールのようなデッキであれば、
《神の怒り》をはじめとして大量にレアが入っているものと思われます。
そういったデッキに対策するなら有効かもしれませんが、
今のメタではあまり活躍できそうにありません。
Uktabi Kong (5)(緑)(緑)(緑)
クリーチャー ― 類人猿(Ape) Unhinged,レア
トランプル
Uktabi Kongが場に出た時、すべてのアーティファクトを破壊する。
あなたがコントロールするアンタップ状態の類人猿(Ape)を2体タップする:緑の1/1の類人猿クリーチャー・トークンを1体場に出す。
8/8
8マナ8/8と非常に巨大な上、場に出ると全てのアーティファクトを破壊します。
さらにトークンも生み出せるおまけ的な能力つきです。
8マナは重いため、《歯と爪》のようなカードを利用したり
リアニメイトするなどすれば、うまくいけば親和のようなデッキにも効くかと思います。
で、トークン生産の能力のほうですが、
アンヒンジドには他に2体の類人猿がいますので、
それらと組み合わせてデッキを組むことになるでしょう。
《Monkey Monkey Monkey》でAを指定し、
生み出した類人猿(Ape)トークンで強化するとか、
《Uktabi Kong》と他に類人猿1体&《侵入警報》で無限トークンとか
いろいろコンボができそうです。
エクステンデッドのカードまで見ると、類人猿は9種類いますので、
良さげなデッキがなにか組めるかもしれません。
アンヒンジドカード私見、その4:《Yet Another AEther Vortex》
2004年11月17日 カード考察Yet Another AEther Vortex (3)(赤)(赤)
エンチャント(場) Unhinged,レア
すべてのクリーチャーは速攻を持つ。
各プレイヤーは、自分のライブラリーの一番上のカードを公開してプレイする。
ライブラリーの一番上にあるインスタントでもソーサリーでもないカードは、それらがそのライブラリーに存在することに加えて、そのオーナーのコントロールの下で場に存在する。
http://www.hobbyjapan.co.jp/magic/articles/files/20041112_01.html
ライブラリーの一番上のパーマネントになるカードは、
同時に場に出ていることにもなるらしいです。
つまり、そのカードをタップすることもアンタップすることも
その能力を起動することもできますし、
クリーチャーであるなら攻撃やブロックに参加することも可能です。
ライブラリーの1番上にカードが置かれても
それが場に出たときの能力を誘発しないそうなので、
《日々を食うもの》や、《ファイレクシアン・ドレットノート》、
《触れられざる者フェイジ》などと組み合わせるのが有効でしょう。
ライブラリーの1番上のカードは次のターンに引いてしまうので
1度しか殴れないことになりますが、
《星界の幼生》のような、アップキープにコストを要求するクリーチャーを
使う際にはメリットになります。
でなければ、《取り憑かれた扉》でも出してドローを飛ばすのがよいでしょう。
ちょっと、このカードでコンボを思いついたので聞いてください。
《Yet Another AEther Vortex》&《師範の占い独楽》&《春の鼓動》
ライブラリーの一番上から3枚中に2枚以上土地があれば、
これで無限マナを生み出せるはずです。
まず、土地をタップして2マナを生み出し、
《師範の占い独楽》の能力を起動、ライブラリーの1番上に土地を載せます。
その土地をタップしてさらに2マナだし、
《師範の占い独楽》を起動し、別の土地をライブラリーの1番上に載せ、
以下これの繰り返しです。
次回は《Rare-B-Gone》の予定です。
アンヒンジドカード私見、その3:《Richard Garfield, Ph.D.》
2004年11月15日 カード考察Richard Garfield, Ph.D. (3)(青)(青)
伝説のクリーチャー ― 人間(Human)・デザイナー(Designer) Unhinged,レア
あなたはカードを、それがそれと同じマナ・コストを持つあなたが選んだ他のマジックのカードであるかのようにプレイしてもよい。(マナ・コストは色を含む)
あなたは同じカードを2回選ぶことができない。
2/2
http://www.hobbyjapan.co.jp/magic/articles/files/20041111_01.html
マジックの生みの親が、アンヒンジドでついにカードになりました。
この能力はつまり、土地は《Black Lotus》、
《治癒の軟膏》は《ルーンの母》、
《ブーメラン》は《対抗呪文》、
そして《霧中の到達》は《Ancestral Recall》などにできるということです。
マジックのカードであればどんなカードとしてもプレイできるため、
ヴィンテージでもプレイできないようなカードでさえプレイ可能となるのです。
アングルードとか、ポータル三国志とか、アンティ関係のカードでもいいでしょう。
上記のページにも書いてますが、2体目のこれは
《変異種》としてプレイできるので、4枚入れても無駄になりにくいのも長所。
また、この能力では同じカードは2度選ぶことができませんが、
ライブラリーにクリーチャーをこれ一種類にし《変幻の杖》を使うとか
《ちらつき》、《来世への旅》を使うとかすると
また同じカードを選ぶことができます。
ですが、そんな壊れたこのクリーチャーにも弱点があります。
それは、プレイヤーのカードの知識の量に、
プレイできるカードの数が左右されることです。
なので、あらかじめどういうカードを選ぶようにするか考えておいて、
それようにデッキを組むのが賢いやり方でしょう。
次回は《Yet Another AEther Vortex》の予定です。
アンヒンジドカード私見、その2:《World-Bottling Kit》
2004年11月13日 カード考察まず最初に。
過去にこの《久遠の思考》において、
「不思議デッキ研究会」様で行われた企画の宣伝をしました。
その結果が出ていますので、再度宣伝します。↓
《http://www.geocities.jp/hayamatosihisa/kimagure01.html》
結果が出たのは11月9日なのですが、
今日は11月13日です。宣伝が遅い私。
さておき、それぞれの結果とともに管理人、羽山俊久主任のコメントがついています。
神河物語は今後約1年間リミテッドで付き合い続けるエキスパンションです。
リミテッドに参加しない私のような人間はともかく、
そうでないリミテッダーな方々には一見の価値があるかと。
さて、ここからはアンヒンジドカード私見です。
今日のカードは《World-Bottling Kit》。
エキスパンション対策カード。
ブロック構築のデッキ相手なら壊滅的な打撃をもたらすでしょう。
当然自分のパーマネントも取り除かれますので、
あまりパーマネントを使わないデッキで使用するのがよいでしょう。
マナを大量に使用するので、例えばウルザトロンで使うとか。
さて、ではこのカードはどれくらい使えるのでしょう。
親和デッキ相手ならミラディンを選べば
各種アーティファクトランド、《空僻地》、《金属ガエル》、
《羽ばたき飛行機械》、《大霊堂の信奉者》、
デッキによっては《黄鉄の呪文爆弾》や《彩色の宝球》などを取り除けます。
あるいはダークスティールを選び、《電結の働き手》や《電結の荒廃者》、
《ちらつき蛾の生息地》《ダークスティールの城塞》、《霊気の薬瓶》
といったカードを取り除くこともできます。
ウルザトロン相手なら第8版を選び、
各種ウルザランドを取り除くのが有効でしょう。
問題は、能力を起動するまでに計10マナもかかってしまうことです。
マナソースを利用すれば5ターン目には起動できるでしょうが、
場に出したそのターンに《粉砕》とか《帰化》される危険性も高いですし。
個人的には《忘却石》みたいに、場に出したそのターンに使用することを前提にして
ウルザトロンに入れるのが有効かと思います。
《忘却石》とどっちが使えるかは、自分のデッキの構成とメタしだいでしょう。
……まあ、アンヒンジドのカードはトーナメントでは使用できませんので、
こんなことを考えても仕方が無いのですが。
あ、でもアンヒンジドでドラフトするなら有効だと思います。
重くてもリセットボタンですから。
次回は《Richard Garfield, Ph.D.》の予定です。
過去にこの《久遠の思考》において、
「不思議デッキ研究会」様で行われた企画の宣伝をしました。
その結果が出ていますので、再度宣伝します。↓
《http://www.geocities.jp/hayamatosihisa/kimagure01.html》
結果が出たのは11月9日なのですが、
今日は11月13日です。宣伝が遅い私。
さておき、それぞれの結果とともに管理人、羽山俊久主任のコメントがついています。
神河物語は今後約1年間リミテッドで付き合い続けるエキスパンションです。
リミテッドに参加しない私のような人間はともかく、
そうでないリミテッダーな方々には一見の価値があるかと。
さて、ここからはアンヒンジドカード私見です。
今日のカードは《World-Bottling Kit》。
World-Bottling Kit (5)
アーティファクト Unhinged,レア
(5),World-Bottling Kitを生け贄に捧げる:マジックのセット1つを選ぶ。そのセットのエキスパンション・シンボルを持つ、基本地形以外のすべてのパーマネントをゲームから取り除く。
http://www.hobbyjapan.co.jp/magic/articles/files/20041110_01.html
エキスパンション対策カード。
ブロック構築のデッキ相手なら壊滅的な打撃をもたらすでしょう。
当然自分のパーマネントも取り除かれますので、
あまりパーマネントを使わないデッキで使用するのがよいでしょう。
マナを大量に使用するので、例えばウルザトロンで使うとか。
さて、ではこのカードはどれくらい使えるのでしょう。
親和デッキ相手ならミラディンを選べば
各種アーティファクトランド、《空僻地》、《金属ガエル》、
《羽ばたき飛行機械》、《大霊堂の信奉者》、
デッキによっては《黄鉄の呪文爆弾》や《彩色の宝球》などを取り除けます。
あるいはダークスティールを選び、《電結の働き手》や《電結の荒廃者》、
《ちらつき蛾の生息地》《ダークスティールの城塞》、《霊気の薬瓶》
といったカードを取り除くこともできます。
ウルザトロン相手なら第8版を選び、
各種ウルザランドを取り除くのが有効でしょう。
問題は、能力を起動するまでに計10マナもかかってしまうことです。
マナソースを利用すれば5ターン目には起動できるでしょうが、
場に出したそのターンに《粉砕》とか《帰化》される危険性も高いですし。
個人的には《忘却石》みたいに、場に出したそのターンに使用することを前提にして
ウルザトロンに入れるのが有効かと思います。
《忘却石》とどっちが使えるかは、自分のデッキの構成とメタしだいでしょう。
……まあ、アンヒンジドのカードはトーナメントでは使用できませんので、
こんなことを考えても仕方が無いのですが。
あ、でもアンヒンジドでドラフトするなら有効だと思います。
重くてもリセットボタンですから。
次回は《Richard Garfield, Ph.D.》の予定です。
アンヒンジドカード私見、その1:《Ass Whuppin’》
2004年11月11日 カード考察ついに、11月19日にジョークエキスパンション第2弾、
「Unhinged」が発売となります。
日本語版は発売されませんが、HobbyJapanでも既に3枚のカードが公開されています。
そこで、これに便乗してアンヒンジドのカード私見を開始しようかと。
どこまで続けられるかは不明ですが、
まあネタも無いことですしやってみようと思います。
カードテキストの意味を取り違えて変なことを書くかもしれませんが、
その辺はあらかじめご了承ください。
で、最初の1枚目はこのカードです。
アングルード、あるいはアンヒンジドのカードしか対象にできませんが、
他のゲームに干渉することができます。
時には打ち消し合戦の最中にこのカードが割り込んでくるかもしれませんので、
常に周りの状況にも目を配る必要が出てきます。
アンヒンジドでのチーム戦をするとなれば味方を助ける有効な方法になるでしょうし、
アンヒンジドでトーナメントが行われているのなら、
決勝戦のテーブルの隣でこっそりゲームを始め、決勝戦の邪魔をしても面白いでしょう。
他のゲームがここからよく見えない、ということも多いでしょうが、
それは色々なアイテムを活用することで容易に解決できます。
双眼鏡を利用すれば隣の建物でのゲームのパーマネントを破壊できるでしょうし、
現代の機器であるところのテレビ電話を利用すると
どれだけ離れていてもプレイできます。
あるいは透視能力があると言い張ってみるのもいいでしょう。
ただ、いずれの方法も相手によっては
使えない可能性がありますので、気をつける必要がありそうです。
次回は《World-Bottling Kit》の予定です。
「Unhinged」が発売となります。
日本語版は発売されませんが、HobbyJapanでも既に3枚のカードが公開されています。
そこで、これに便乗してアンヒンジドのカード私見を開始しようかと。
どこまで続けられるかは不明ですが、
まあ
カードテキストの意味を取り違えて変なことを書くかもしれませんが、
その辺はあらかじめご了承ください。
で、最初の1枚目はこのカードです。
Ass Whuppin’ (1)(白)(黒)
ソーサリー Unhinged,レア
あなたの席から見ることのできる、いずれかのゲームにある銀枠のパーマネント1つを対象とし、それを破壊する。
http://www.hobbyjapan.co.jp/magic/articles/files/20041109_01.html
アングルード、あるいはアンヒンジドのカードしか対象にできませんが、
他のゲームに干渉することができます。
時には打ち消し合戦の最中にこのカードが割り込んでくるかもしれませんので、
常に周りの状況にも目を配る必要が出てきます。
アンヒンジドでのチーム戦をするとなれば味方を助ける有効な方法になるでしょうし、
アンヒンジドでトーナメントが行われているのなら、
決勝戦のテーブルの隣でこっそりゲームを始め、決勝戦の邪魔をしても面白いでしょう。
他のゲームがここからよく見えない、ということも多いでしょうが、
それは色々なアイテムを活用することで容易に解決できます。
双眼鏡を利用すれば隣の建物でのゲームのパーマネントを破壊できるでしょうし、
現代の機器であるところのテレビ電話を利用すると
どれだけ離れていてもプレイできます。
あるいは透視能力があると言い張ってみるのもいいでしょう。
ただ、いずれの方法も相手によっては
使えない可能性がありますので、気をつける必要がありそうです。
次回は《World-Bottling Kit》の予定です。
Loxodon Peacekeeper
2004年11月9日 ほぼ日刊カード私見どうも、恵徒です。
なんというか、ええと、はい。サボってました。どうもすみません。
今後も
突然の更新休止
→更新再開
→更新休止
というサイクルで進んでいくかと思いますので、
どうか寛容な心をお持ちになってください。
更新休止前と同じように、適当にカードを選んで
思ったことを書いていく方向で今後も更新していく予定です。
で、今回のカードはこれです。
《砂の逆流》デッキでのブロッカーにするとかどうでしょう。
通常は、相手にダメージを与えるとコントロールが渡るので使いづらいわけですが、
《砂の逆流》デッキなら、まずこちらのライフを減らしていくでしょうから
デメリットがあまりデメリットではありません。
相手のデッキが自分からライフを減らしていく
スーサイドなデッキだった場合は、殴ればいい話です。
で、いい加減これでも防ぎきれなくなったら《神の怒り》をプレイと。
なんというか、ええと、はい。サボってました。どうもすみません。
今後も
突然の更新休止
→更新再開
→更新休止
というサイクルで進んでいくかと思いますので、
どうか寛容な心をお持ちになってください。
更新休止前と同じように、適当にカードを選んで
思ったことを書いていく方向で今後も更新していく予定です。
Loxodon Peacekeeper / ロクソドンの平和の番人 (1)(白)
クリーチャー ― 象(Elephant)・兵士(Soldier) Mirrodin,レア
あなたのアップキープの開始時に、ライフの総量が最も低いプレイヤーはロクソドンの平和の番人のコントロールを得る。複数のプレイヤーが最も低いライフの総量で同点である場合、あなたはそれらの一方を選び、そのプレイヤーはロクソドンの平和の番人のコントロールを得る。
4/4
Illus.Michael Sutfin (13/306)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/530013/
で、今回のカードはこれです。
《砂の逆流》デッキでのブロッカーにするとかどうでしょう。
通常は、相手にダメージを与えるとコントロールが渡るので使いづらいわけですが、
《砂の逆流》デッキなら、まずこちらのライフを減らしていくでしょうから
デメリットがあまりデメリットではありません。
相手のデッキが自分からライフを減らしていく
スーサイドなデッキだった場合は、殴ればいい話です。
で、いい加減これでも防ぎきれなくなったら《神の怒り》をプレイと。
毎週日曜日は私の思いついたコンボを紹介する「今週のコンボ」です。
ええ、今日は月曜日ですが、何か。
・《狐の賢者、秋之尾》&《押収》
《狐の賢者、秋之尾》は《狐の神秘家》が反転した状態です。
1マナでクリーチャーをエンチャントしているエンチャントを
好きなクリーチャーに移動させる能力を持ちます。
反転させるまでに手間が少々かかるのが難点です。
しかし、《押収》と組み合わせると強力です。
相手のクリーチャーのコントロールを、1マナで得ることができるのです。
そのクリーチャーが破壊されそうになったら、
別のクリーチャーのコントロールを得ることもできます。
コントローラーの変わったクリーチャーは戦闘から取り除かれるので、
1マナでクリーチャー1体の攻撃を無効化したり、
タップをコストとしない能力を利用したりすることも可能です。
クリーチャーにしか移動できない為、
相手の土地のコントロールを次々と奪って相手にロックをかけることはできませんが、
それでも十分強力なコンボだと思います。
・《太陽の拳》&《夜陰明神》
《太陽の拳》はどんな呪文でも白青黒赤緑の5マナで
プレイできるようにするアーティファクトです。
大抵の場合、普通にコストを支払う方が簡単なので、
このアーティファクトはあまり使われません。
ですが、手札からプレイすることで能力を発揮するクリーチャーや、
高コストのクリーチャーをプレイするのには役立ちます。
どちらの条件も満たす明神たちのプレイにはうってつけです。
《夜陰明神》も5マナでプレイできるようになり、
まるで5色デッキでの《精神ヘドロ》のように働きます。
ただ、《太陽の拳》が無いと明神たちもプレイできなくなりますので、
サーチカードを投入する必要があるかもしれません。
・《臣下の義務》&《返礼》
《臣下の義務》は伝説のクリーチャーへのダメージを
自分が肩代わりできるエンチャントです。
1マナにつき1点分移し変えることができます。
これと、《返礼》を組み合わせてみましょう。
《返礼》の欠点は、ダメージを受けてからでないと
クリーチャーを除去できない為、
ライフが残り少ないときなどは使いづらいという点です。
《臣下の義務》があれば、こちらの伝説のクリーチャーに
相手クリーチャーをブロックさせ、
そのダメージを1点だけ移し変えて《返礼》で除去できます。
ブロックするクリーチャーはタフネスの高いものが良いでしょう。
できれば《永岩城の君主、今田》とか。
ええ、今日は月曜日ですが、何か。
・《狐の賢者、秋之尾》&《押収》
《狐の賢者、秋之尾》は《狐の神秘家》が反転した状態です。
1マナでクリーチャーをエンチャントしているエンチャントを
好きなクリーチャーに移動させる能力を持ちます。
反転させるまでに手間が少々かかるのが難点です。
しかし、《押収》と組み合わせると強力です。
相手のクリーチャーのコントロールを、1マナで得ることができるのです。
そのクリーチャーが破壊されそうになったら、
別のクリーチャーのコントロールを得ることもできます。
コントローラーの変わったクリーチャーは戦闘から取り除かれるので、
1マナでクリーチャー1体の攻撃を無効化したり、
タップをコストとしない能力を利用したりすることも可能です。
クリーチャーにしか移動できない為、
相手の土地のコントロールを次々と奪って相手にロックをかけることはできませんが、
それでも十分強力なコンボだと思います。
・《太陽の拳》&《夜陰明神》
《太陽の拳》はどんな呪文でも白青黒赤緑の5マナで
プレイできるようにするアーティファクトです。
大抵の場合、普通にコストを支払う方が簡単なので、
このアーティファクトはあまり使われません。
ですが、手札からプレイすることで能力を発揮するクリーチャーや、
高コストのクリーチャーをプレイするのには役立ちます。
どちらの条件も満たす明神たちのプレイにはうってつけです。
《夜陰明神》も5マナでプレイできるようになり、
まるで5色デッキでの《精神ヘドロ》のように働きます。
ただ、《太陽の拳》が無いと明神たちもプレイできなくなりますので、
サーチカードを投入する必要があるかもしれません。
・《臣下の義務》&《返礼》
《臣下の義務》は伝説のクリーチャーへのダメージを
自分が肩代わりできるエンチャントです。
1マナにつき1点分移し変えることができます。
これと、《返礼》を組み合わせてみましょう。
《返礼》の欠点は、ダメージを受けてからでないと
クリーチャーを除去できない為、
ライフが残り少ないときなどは使いづらいという点です。
《臣下の義務》があれば、こちらの伝説のクリーチャーに
相手クリーチャーをブロックさせ、
そのダメージを1点だけ移し変えて《返礼》で除去できます。
ブロックするクリーチャーはタフネスの高いものが良いでしょう。
できれば《永岩城の君主、今田》とか。
Teferi’s Puzzle Box
2004年10月15日 ほぼ日刊カード私見Teferi’s Puzzle Box / テフェリーの細工箱 (4)
アーティファクト Eighth Edition,レア
それぞれのプレイヤーのドロー・ステップの開始時に、そのプレイヤーは自分の手札のカードを自分のライブラリーの一番下に好きな順番で置く。その後、同じ枚数のカードを引く。
Illus.Donato Giancola (316/350)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/708316/
ちょっと思いついたんですけれど。
《月輪の鏡》と一緒に場に出せば、
手札の数だけ《月輪の鏡》の予備手札が作れるんですよ。
手札が7枚なら、そのターンのドローも含めると8枚予備手札が作られて、
次のターンも手札を7枚に保っていれば16枚に増えます。
で、これでぐるぐる手札を回して予備手札を大量に作り、
いざとなったらその予備手札を手札と交換、
《暴く者、智也》で相手に大量のカードを引かせるとか面白そうじゃありません?
予備手札を25枚も貯めれば、2度の起動で相手のライブラリーを削りきれます。
《呪師の弟子》やドローを駆使すれば、3ターン程度で溜まります。
別に相手のライブラリーアウトでなくても、
《偏頭痛》を張っておけばクリンナップ・ステップに一撃必殺。
《マロー》を場に出して殴るというのも手でしょう。
《マロー》を使わずとも《浄火の板金鎧》なら同じことができます。
相手にも《テフェリーの細工箱》の効果は及ぶので、
《地獄界の夢》を張ると大ダメージが期待できます。
あるいは、大量にこちらの手札がある状態で
《暴く者、智也》の能力を相手に起動、《突然の衝撃》を相手に打ち込むとか。
これは9マナもかかってしまいますけれど。
その他、《呪文書》とか、
相手のクリンナップ・ステップのディスカードを期待して
《ゲスの呪文書》を入れてみるとか、色々工夫のしがいがありそうです。
お暇な方は試してみるのも面白いかと思います。
One Dozen Eyes
2004年10月14日 ほぼ日刊カード私見One Dozen Eyes / 十二の瞳 (5)(緑)
ソーサリー Mirrodin,アンコモン
以下の2つから1つを選ぶ。
「緑の5/5のビースト(Beast)・クリーチャー・トークンを1個場に出す」
「緑の1/1の昆虫(Insect)クリーチャー・トークンを5個場に出す」
双呪(緑)(緑)(緑)
Illus.Darrell Riche (126/306)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/530126/
どうにも影の薄い双呪付きソーサリー。
双呪コストまで支払うと9マナですが、それなら《歯と爪》の方が強力です。
このカードを使うなら、《爆破基地》や《堕天使》のような
クリーチャーを生け贄にするカードを組み合わせるのが良いでしょう。
《創造の標》という手もありますが、《堕天使》と組み合わせる場合
森をあまり場に出せないかもしれないので、こちらが使われるかもしれません。
マナの出せるクリーチャーで加速しつつトークンを展開して殴り、
《堕天使》で一気に生け贄にして強化しアタックするとかできます。
まあ、それでも6マナと重めなので、実際使えるかは微妙なところですが。
Tel-Jilad Wolf
2004年10月13日 ほぼ日刊カード私見Tel-Jilad Wolf / テル=ジラードの狼 (2)(緑)
クリーチャー ― 狼(Wolf) Darksteel,コモン
テル=ジラードの狼がアーティファクト・クリーチャーによってブロックされた状態になるたび、テル=ジラードの狼はターン終了時まで+3/+3の修整を受ける。
2/2
Illus.Paolo Parente (88/165)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/531088/
《寄せ餌》をつけて親和相手に特攻させてみたいクリーチャー。
《ニューロックの変成者》で相手クリーチャーをアーティファクトにしてみたり、
ブロックされたところで《剃刀の障壁》で
プロテクション(アーティファクト)をつけてみたり。
Suntouched Myr
2004年10月12日 ほぼ日刊カード私見Suntouched Myr / 太陽に触れたマイア (3)
アーティファクト・クリーチャー ― マイア(Myr) Fifth Dawn,コモン
烈日(これはその上に、そのコストとして支払われたマナの色1色につき+1/+1カウンターが1個置かれた状態で場に出る。)
0/0
Illus.Greg Hildebrandt (160/165)
# http://whisper.wisdom-guild.net/card/532160/
普通に使うと《訓練されたアーモドン》以下に見えるこのカード。
《訓練されたアーモドン》と違って緑マナがなくてもプレイできますが、
3色のマナを支払ってプレイするのは緑マナを出すより難しいでしょう。
2/2や1/1でプレイすることもできますが、
そうなる危険性があるなら別のクリーチャーを入れたほうが安定するでしょうし。
このクリーチャーを使うなら、
この上に乗る蓄積カウンターを活用するのが良いでしょう。
《魔力の導管》があればこれを強化したり別のクリーチャーを強化したり、
《五元のプリズム》の上にでも乗せてマナを出したりできます。
《解体作業》なら3つのカウンターを乗せることが可能です。
他にカウンターを乗せて出るカードも色々ありますが、
烈日クリーチャーの中では最も軽いので使いやすい点が長所です。